お母さん業界新聞の暦とDX事業
お母さんを笑顔にする活動を始めてから、ずっと前を向いて走ってきた。当時から、「お母さんはスゴイ!」の旗を揚げていた私には、後ろを見るゆとりも、選択肢もなかった。お母さんの会社でしょと、安く見られた時代は、スーツを着て寝ずに仕事をし、見栄も張っていた。あの頃が懐かしい。
今は、見栄を張ることもなく、普段はTシャツで仕事、すこぶる自然体だ。「いや、かまわなすぎなので、もう少しかっこつけて!」とスタッフの声。
おまけに、意味ない仕事はしない、嫌な人とは関わらない、無駄な時間を過ごすくらいなら韓流を見たほうがマシと…。
でも、そう思えるようになったのも、これまでたくさんの出会いや仕事をしてきたからなので、無駄はなかったということか。人との出会い色づくお母さん業界新聞の暦…。
15年前の新聞を読み返すと、あの頃のことが鮮明に蘇る。ただ一つ驚いたことに、新聞が1号すっぽり抜けていた!新聞を休むなんて一大事だが、なぜか前月、後月の新聞にも休む理由が書かれていない⁉ スタッフも覚えていないと。
まさか、お母さんなのに、新聞をずる休みをしていたとは…。(よくよく調べたら、スタッフ全員でフランスのル・マンを旅していたのだ)
感動したのは、15年前の新聞を読んでも、記事が少しも色褪せていないこと。それどころか、今より深みを感じる記事ばかり。ちょっとまずい。昔の新聞に負けているかも。
今夏、失われた母時間を取り戻す場「ワーホプレイスとらんたん」をつくり、新規事業を立ち上げた。だが問題は、つくっている私たちの母時間が失われそうなこと(笑)。
これを防ぐには、事業の世代交代とリニューアルしかない。問題は、バトンを奪い取ってくれる奇特な人がいないこと。
ということで、閃いたのが、お母さん業界新聞DX事業。
2008年創刊号(第2期)から今日までの新聞のデータベースを、新聞スタイルで読めるように、ウェブ上にアップした。
一人でも多くのお母さんが、記事を読んで笑顔になれたら…。
スマホでも読めるので、今より深みのあるお母さん業界新聞を読んで、失われた母時間を取り戻してくれることを願っている。
バックナンバーは、お母さん業界新聞社のサイトから、ご覧ください。
過去記事は2008年から入っています。
※2008年以前の初期のお母さん業界新聞のデータベースは、ソフト変換が必要なため、もうしばらく時間がかかります。