Tokyoを歩く10.5時間【東京エクストリームウォーク42.195】
お久しぶりです。フジモリキミカです。
先日、こんなチャレンジをしてきました。
朝日新聞社が主催しているウォーキングイベントで「秋の夜、東京都内の42.195㎞を10時間以内に歩ききる」という、ちょっと(?)クレイジーな企画(笑)。
ぼくは去年の春、同じく朝日新聞社が主催した「東京エクストリームウォーク100」というイベントに参加し、26時間以内で100㎞の完歩を目指しましたが、66㎞付近であえなくリタイヤ。という経験があります。
コロナ禍で大規模なイベントが難しい中、今年は「ネットからエントリー」して「期間中の好きな日を選んで」「人通りの少ない深夜にチャレンジ」という企画になったようです。
いろんなイベントで様々な工夫をされているのを見ると、頭のいい人ってのはどこにでもいるものだなぁ。と感心させられます。
そしてぼくは、そんなアイディアを提供してくださる方々に便乗するかたちで、42.195㎞の完歩に挑んだわけです。
【まずは準備】
今回は完全なる個人参加でコースにはスタッフさんなどもいません。コースの確認や休憩のタイミングなどはすべて自分で管理することになります。
そこで必要になるのが、「SPORTS TOWN WORKER」と「FUN RUNNET」というふたつのアプリ。それぞれをインストールして紐づけることで、イベントへのエントリー情報やコース、GPSでの位置情報が見られるようになるわけです。
ぼくにとってはあまり土地勘のない場所でのウォーキングだったので、チャレンジ中はこのアプリが手放せなかったのですが、スマホのバッテリーをめっちゃ消費するしたまにアプリが落ちるしで若干慌てる場面がありました。
モバイルバッテリーに頼りつつ進めていったのでなんとかなりましたが、アプリが落ちるのはどうにかしてほしいなぁ。と思いました。そもそも10時間も稼働させておくような仕様ではないのかもしれませんが(苦笑)。
手荷物として、公式から必須とされたのがスマホ・マスク・ヘッドライトの3つ。アプリを使う為、感染症対策、街灯の少ないところ対策とそれぞれ理由があるのですが、今回歩いたところは割と街灯が多くて明るかったので、正直ヘッドライトが活躍する場面はあまりありませんでした。
それ以外には水分とエネルギー補給ができるものとウェア類ですね。去年100㎞チャレンジしたときは春先だったのですが、今回は秋ということで寒さ対策が必要になりました。というわけでスポーツ用のレギンスを新調し、ヒートテックとニットキャップも購入しています。キャップはこのあとの画像でもちょこちょこ出てくるかな。あとはお財布と、履きなれた靴に低反発のインソールを入れて、いざチャレンジ!
【19:05 外苑前いちょう並木よりスタート】
ウォーキングの進捗はすべてアプリから申告します。今回はスタートから6か所のチェックポイントを経てゴールしますが、それぞれのポイントで写真を撮って送信することがクリア条件になります。
1日の制限時間は19時~翌5時までの間。ぼくはちょっと遅れたスタートとなりましたが、果たして時間内にゴールできるのか・・・
というか、去年66㎞歩けたけども、コロナ禍で運動不足になったことで衰えてしまっていないか・・・・・・不安になりながらも、とりあえず歩き始めました。
【21:13 第1CP:日本橋】
今回使ったFUN RUNNETというアプリには距離が入っていなくて、実はここが何㎞の地点なのか全くわかってません(以後、ずっと途中経過がわからないまま歩き続けます)。ウォーキング初心者だとこういうところが甘いですね。反省。
スタートから日本橋までは外苑西通り→靖国通り→中央通りを歩くコース。興味を惹かれる飲食店や古書店がたくさんあったんですが、今回はすべて通過(そんな余裕はどこにもない)!また機会があれば、あの辺りは回ってみたいですね。
そして日本橋の周辺に座れる場所があったのでちょっと休憩。持参したおにぎりを頬張りつつ、次のCPまでの道のりをチェック。というのも、ここから分岐や折り返しが多くなってくるのです。間違えないように、慎重に行きましょう。
【22:31 第2CP:雷門】
中央通りから永代通りを抜けて下町・浅草へ。日本橋で休憩を挟んでいるので実質1時間ほどで雷門へ到着。写真には写ってないですが、なにやらカッチョイイバイクとともに撮影をしている女の子たちがいました。モデルさんかYouTuberか、素性はわかりません(笑)
そして神谷バーやアサヒビールのモニュメント、スカイツリーを横目に最初の折り返し。永代通りへ戻ります。
【23:55 第3CP:銀座四丁目】
三越のライオンも感染症対策に協力してくれています(笑)。
冗談はさておき、浅草から戻ってきて今度は銀座から新橋、東京タワー方面へ向かいます。その間のCPが銀座四丁目。銀座へはときどき行くので、この辺は唯一、土地勘のある街並み。道もほぼ一本なので、迷うこともありません。
銀座の街はなんだか好きで、定期的に歩きたくなるんですよね。でも住みたいとはあまり思わない。ときどき、ちょっと歩きに行くのがいいのかな。
今ならこうやってしみじみ考えたりするけども、チャレンジ中のぼくはいよいよ余裕がなくなってきます(笑)。ですがここで2回目の休憩。エネルギー系のゼリー飲料で補給して、次のCPを目指します。
【00:45 第4CP:芝公園&東京タワー】
東京タワーのライトアップは24時で消えてしまうそうで、ぼくは当然間に合いませんでした(泣)。すでにチャレンジした方のブログを読むと「ライトアップに間に合うくらいならいいペース!」とのことだったので、あわよくば、と思いましたが甘かったですね(苦笑)。ていうか、雷門の時点で「東京タワーに24時までに着くとか、無理じゃね?」って思ってました。そして案の定、間に合いませんでした。
ついでに言うと、この辺から足が上がらなくなってきていて、ペースも落ち気味でした。残るCPはふたつ。果たしてぼくは、制限時間に間に合うのか・・・
【02:52 第5CP:二重橋】
暗すぎてなんだかよくわかりませんが、奥に見える赤い光のあたりが二重橋です(笑)
芝公園を折り返し、新橋から銀座、日本橋まで来た道を戻ってきたぼくはゴールを前に皇居方面へ寄り道。ジョギングコースとしても有名な皇居周辺を歩いて二重橋へ到着しました。
時間的にも距離的にも半分を過ぎたこのあたりがいちばんしんどかったですね。銀座にたくさん止まってるタクシーを見て「二重橋まで乗せてもらおうかな」って思ったりとか(笑)。時間が遅くなってきて少し肌寒くもなってきてて、ここが踏ん張りどころだな、と思ったのを覚えています(体がなかなかついていかなかったけどね・・・・・)
【悲報:制限時間に間に合わず】
二重橋を通過すると、あとは来た道を戻っていちょう並木まで!というところだったのですが、ここでぼくの足と気力が限界を迎え、制限時間の5時を過ぎ、若干空も明るくなってきました。
たぶん、去年のぼくだったら時間には間に合ったんじゃないかなぁと思うのですが・・・・・やはり運動不足ですね。とほほ。
ただ、ゴールまではあと少し!アプリもまだ動いてる!ということで、時間は過ぎてしまったけどとりあえず完歩を目指すことにしました。
【05:26 第6CP:国立競技場】
今年、オリンピックのメイン会場として使われるはずだった場所が最終のCPです。実はここ、スタートしてすぐに通過してる場所ですが、CPとしては最後に写真を撮る場所になっています。この時間では、「朝の散歩」や「朝のジョギング」に出ている方がちらほらいました。みんなちゃんと継続しているんだろうなぁ。
そういえば、去年の「東京エクストリームウォーク100」では神奈川県の小田原から東京の築地までの100㎞を歩くことになっていて、ぼくは大田区の手前、住所的には川崎市の付近でリタイヤしてしまっていました。
「東京エクストリームウォーク」なのに「東京」にたどり着けなかったんですね(苦笑)。
なので今回は初めて「東京」でのロングウォークになりました。また違う景色が見られたのも、なかなか面白かったかな。
【05:38 外苑前いちょう並木にてフィニッシュ】
完全に夜が明けてしまいました(泣)。
てなわけで、時間には間に合いませんでしたが、歩き切ることはできました。お疲れ様、自分!(笑)
何しろ久々のロングウォークだったので周りを見る余裕がほとんどなく、とりあえず少しでも前へ!とだけ考えていました。もっといろんな景色も見たかったなぁ。
あと、ちゃんと確認できていないのですが、たぶん総歩行距離は42.195㎞を超えているようです。44㎞くらいかな。
歩くこと自体は苦ではないし、今回もなかなか面白い体験をしたと思うのですが、自由参加だと休憩も自分で決めないといけなくて、そうなるとぼくの性格上「休憩は時間がもったいないからしない」とかになっちゃうんですよね。結果、完歩から3日目の今日も筋肉痛から回復しきれていません(苦笑)。
若干、強引ではあったけども、自分の今の身体を知るいい機会だったかな、と思います。もうちょっと運動しようね。自分。
というわけで、今回は「東京エクストリームウォーク42.195」を大雑把に振り返りました。久々の投稿が結構な長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
そもそも、自分の文章を書くのが久々だったけども、やっぱり楽しいものですね。また何か書きます。久々にならないうちに。
それでは、また。
おまけ。お疲れ様会もひとりでしました。最近エールビールが好みということに気づいて、ときどき飲んでいます。