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人見知りが先輩にオモチャにされた話



ふじもん390です。
ご覧いただきありがとうございます。

以前公開したお話しに肝心なことを書き忘れたので汗
加筆・修正しました。

今回は今の会社で先日起きた出来事をお話します。

会社に1つ年上の先輩がいるんです。
その人に今の仕事を教わったんですね。

仕事内容はとても難しく、蓄積された経験と感覚こそが品質・効率を高めるという、職人のような仕事です。

その難易度や内容を先輩は熟知していることから、面倒見が良くかなり長い目で見てくれています。
辞めてほしくないから大事にしているという本音も垣間見えますが笑

そんな素晴らしい先輩の後継として会社に入り色々教えてもらい、数カ月経って仕事を任され始めた時、仕事内容の難易度の高さから頭を抱えることが多くなった僕。

見かねた先輩が、、
「もしオレが不在の時に困ったことがあったら、ここに連絡してくればいいよ」と、携帯番号を教えてくれたのです。

これって大変ありがたいことだと思いませんか。
仕事の難しさを一番よく知っているからこその行動に、感謝しかありません。
照れ隠しで冗談も言っていましたが、後で僕の携帯番号も紙に書いて渡しました。

その後、改めて先輩の携帯のほうには連絡はしていません。
休日・プライベートに仕事の連絡をするのは気が引けますし、よっぽどの事以外はしないようにしようとしていました。

ここまでは良い話かなと思います。

そして若干の月日が流れ、先日。
その先輩が有休で不在だったんですが、上司から「急遽仕事内容が変更になったから午前中だけで終了しよう」という話を聞かされたのです。

急遽変わったので、このことは先輩に知らせておこうと思い昼休憩の時にショートメッセージでこのやり取りと結果を送りました。

仮に返事があって指示があれば別の行動に移すも良し、
返事がなければそのままでも大丈夫、
という面持ちで送ったのです。

案の定返事がなかったのでそのままにしておき、休憩明け。
すると午後イチから会議に参加していた先程の上司が、僕のところに来て怪訝な顔をして尋ねるんです。

「お昼に、〇〇くん(先輩)にメール送った?」

ん?何で知ってんだろう?と思いながら
「はい。」
と答えます。

「それさ…工場長の携帯に送られてんだよね」

「はいー!?」
「工場長ですか!?」

パニックです。

続けて上司が言います。
「会議終わった後にさ、工場長から言われたんだよねぇ」
「中身も確認させてもらって、確かにこのやり取りしたし内容も合ってる。名前も入ってるし、間違いないって」

何で工場長の携帯に…??

「しかもプライベートの方」

「ぷらいべぇと!?会社用の携帯でなくてですか!?」
ますますパニック。

「そう。この番号誰から聞いたの?」

僕は混乱しながら伝えます。
「これ自分が仕事で悩んでいるときに、先輩から『困ったときにオレが不在なら連絡すればいいよ』と言って渡してくれた番号なんですよ」

上司は首をひねりながら
「それ○○くんの番号だった?」

「いやあえて確認はしてませんけど、普通は厚意で教えてくれたものだと思いません?」
僕は眉間にシワを寄せながら首もひねり、言います。

「そうだよねぇ…でも工場長に届いてたんだよね」

悟った僕は…
「こーれーは、、やられましたね…」
絶妙な言い回しで答えます。

少し前から桜木軍団(野間)のような目をしてニヤニヤし始めていた上司は、僕の一言でついに腹を抱えます。

体をくの字に曲げて笑う人間久々に見たぞ。

目を瞑り、マジか…と呆然と立ち尽くす僕。

まだ笑っている上司は、緊急連絡網の掲示板を指し、
「これが工場長の携帯番号。緊急用だからプライベートのやつ」
と教えてくれました。

僕もそれを見ます。
「じゃこの番号控えておいて、仕事終わったら携帯に入ってる『先輩のものと信じた番号』と照合してみます」


見事に一致です。
携帯にはこの番号を先輩の名前で登録してあります。

信じられん。
でもまぁ不思議と怒りとかはなかったですし、明日言ったるって思っていました。

翌日出勤後、笑いを引きずっている上司はたまり場にいた先輩に事の顛末を伝えたようです。

先輩は気まずさが出たのか、僕のところに来るなり赤い顔をしながら
「渡したとき工場長の番号だって言ったじゃねぇか」
と言います。

「そんなモン誰が信じんすか」
僕は目を見開き、笑いつついきり立って返します。

向こうでやり取りを聞いていた上司はまた腹を抱える。

「普通は気にかけてくれたんだって思いますよ」
「いーっすよ、後でもう1回工場長に謝罪のメッセージ入れますから。先輩に騙されましたって」

「すんなすんな」
笑ながら先輩もちょっと慌てます。

「まぁまぁそれはやめといて」
と腹筋いてぇと言っていた上司も止めます。

じゃあ後でフォローしてくれるんだろうと思い、僕は出したてつのやりを収めます。

「じゃー後でちゃんと番号渡すから」
と先輩は言いい、その場は収まりました。


結局渡されてませんけどね。
忘れるんですよねぇ、こういう人って。

自分が後輩をオモチャにしたことすら忘れるでしょう。


その後たまり場で上司の話をそばで聞いていた若手も、、
桜木軍団(大楠)のような目をして僕のところに来て
「やられたんすかw」
と尋ねるので

「信じられんすよ!!」
とリアクションしたり

「何かあったの?」
と様子を気にした別の先輩が話しかけて来たので、説明したら涙を流して笑っていました。

まぁ最も皆先輩の性格をよく知っているので、「後輩をオモチャにしたw」という感じなのでしょうね。

僕も怒りが出てこなかったのはそういうことですし、、
なんなら入社してから何回かウソつかれてますし。
仕事以外で、ですけどね。

気に入った異性にウソの番号渡されるよりかはずっと被ダメージ少ないですから、まぁ職場の笑いに貢献したってことで。

例え厚意であっても、一応は確かめておきましょう。が教訓でした。

改めてこの先輩の行動も、僕との関係性があったからこその行動です。
つまりは僕が入社して初めのうちから行動やコミュニケーションに気を付けていたからに他なりません。

挨拶や行動・言動、受け答えや表情や姿勢など、教わる相手、上司や先輩に対してコミュニケーションに必要なことを、人見知りなりに少しずつ出していったからです。

その積み重ねがあって、
「あ、コイツは大丈夫だ」
という安心感を持ってもらえるようになったのだと思っています。

ただひとつ重要なことは、決してナメられている訳ではない、ということです。
一応しっかりしている、怒ることだってある、ということは知ってもらっていますし、、
かといって皆の笑いのタネになればいいですよ、仕方なしに。ということも踏まえたうえでのやり取りです。

だからといってこんな大ウソつかれるのは腹立ちますけどね笑

職場でのコミュニケーションの重要さを知った出来事でもありました。

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。

それではまた。


4歳我が子の言い間違え

テント→キャンプ(覚え間違い)


ふじもん390




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