近年、「文章」を書いていなかったことの不具合と、手書きのススメ
ご覧いただきありがとうございます。
タイトル変えました。
最近、紙のノートやメモ帳に、「文字」や「文章」を書いていますか?
今やケイタイ、タブレットやPCが完全に普及し、当たり前のようにケイタイにメモを残したりしていて「文字を書く」という行動自体が極端に減ってきています。
もちろん完全にはなくなりません。
大事な書類などは本人の筆跡で書く必要がありますし、仕事場で必要なこともあるでしょう。
ITやPC作業が主な仕事の方はもとより、仕事上で使用するにしても、以前は紙に手書きだったものが貸与されたPCに入力→印刷のようになったり
工場やサービスの日報もタブレットになったり、管理の利便性からも標準化されてきています。
僕がいる会社のような古い体質の工場などは、未だに日報や点検記録表やチェック欄等々、手書きがほとんどですが、、
「文章」を書くほどではありません。
そこでここ10年くらいで僕が感じてきたこと…
それは
「字が汚くなってきた…」
「漢字が書けなくなってきた!」
「更に書き順も狂ってきたぁ!!」
ということです。
文章を書いていて、ふと漢字が出てこない。
あれ…?しかも書き順(筆順)も忘れてる!
「『存在』の2つの漢字は、1画目がそれぞれ違うんだよ、うん」なんて確かめながら書けてたのに、どっちだっけか、なんて。
それと同列にヤバイこと、常用漢字すらパッと書けない。
ショック過ぎる…。
これはまずい。更にさらに、、
人の名前が出てこない、
思っていることの言語化が上手くいかない、
とんでもなく悲しいことですが加齢というレベルアップによる記憶力低下、脳機能の劣化。
レベルアップと言いながら衰退する悲しい現実…
そしてこれも原因としては相当大きいのですが、寝不足、睡眠負債により記憶が弱まっていることもあります。
ただ、「文字を書いていないことで記憶に関する刺激が薄まってゆく」ことに、因果関係が全くないとは言えないはずです。
単純に何かをコピーして書いてみたり、
好きな曲の歌詞をそのまま書き写してみたり、
過去の出来事や妄想などをつらづらと書いてみたりと、とにかく書いてみると気づきがあります。
文字を書くことで気づく自分の状態
自分が書いている文字で自分が今どういう状態なのか、多少なりとも影響は出ると思いますので考えてみてください。
文字が以前より小さかったり崩れていたら寝不足によるものかもしれませんし、精神的にも落ち込んでいる現れかもしれません。
メンタルがやられていると意図せず文字までぐしゃぐしゃになっている時があります。
後になって文字を見ると注意が必要だな、と気づきます。
文字はその人の性格も出る
字はその人の性格を映すとも言われています。
あくまで一部の傾向ですが、、
大きな文字を書く人は自信に満ちていておおらかな人だったり、大胆で気が強かったり。
丸文字を書く人は引っ込み思案で消極的な部分があったり、人の気持ちを察して理解できるという傾向があるようです。
僕は基本的には字が小さめで筆圧が弱く、一画一画が繋がっていて、漢字の継ぎ目が離れているという特徴があります。
これは、実は気が小さく慎重で、協調性はあるのに面倒臭がり。
そして漢字の特徴に至っては「お金が離れていく」という、めちゃくちゃ恐ろしい傾向があるそうです。
気を付けて書こうとしても離れてしまうことが多々あり、自分で小さい頃から漢字を上手く書いてこなかったことを反省すると共に、「呪われとるw」と思っています。
手書きの苦労するところ・デメリット
・普通に書くのが時間かかるし面倒
例えばセミナーや勉強会の時、講師の方が話している内容やボード等に書き記したこと、スライドの内容をメモしようとしても、待ってくれる人もいればサクッと次に行ってしまう人もいます。
その場合は段々書くのが面倒になってきてしまいますね。
間違えた時の修正すら容易ではないので。
・急いでると殴り書きになる
先述の勉強会などは急いで詰め込むために殴り書きになり、あとで読み返すと自分の字なのに「全く読めん…」となって悲しい。
整理もしにくくなっちゃいますしね。
・持ち物が増す
筆記用具が必要になりかさばる。荷物なんて1gでも軽くして、お菓子入れたい(ビジネス本とはならない僕)。
・人の字が読めない笑
僕の会社にもいるのですが、人外と思えるくらいオリジナリティ溢れる日本語、数字、アルファベットを書く人がいます。
あ、以前の記事に書いた老害の人なんですけどね。
つまり次に読む人の立場になって書けてないんです。
解読不能なので本人に聞くと、自分でも「えーと…」となってしまうって、なんなんw
でも文字っていうのは人生の積み重ねで出来上がってしまったものなので、性格同様に変えるのが相当難しいですよね。
・PCなどのブラインドには勝てない
スキルがある人は目線だけの動きでPC打ち込みがスパパパパッと打てますが、手書きは頭や目線の上下動が多少なりとも発生し、効率が少し落ちます。
メリットと手書きを勧める理由
・記憶に残りやすい
PCのタイピングや携帯のフリックだと印象に残るような強弱のついた文字が打てません。記憶に残りにくいというのです。
一方、昔から言われているのが手書きの筆圧の刺激が脳に働きかけることにより、記憶に残りやすくなるということです。
・相手側から見て、ちゃんと聞いているように見える
僕が参加したセミナーや講義の際、講師の方からすると携帯などでメモしていると、本当は何をやっているのか分からないなと思うこともしばしばあるそうです。
違うことしているのではないか、聞いてくれていないのではないかと考えることも。
PCの打ち込みはそこまでではないらしいのですが。
文字や文章を書いているという行為は頭の上下動や目線も含め、しっかり聞いているという印象を強く受けるので、講義のやり甲斐があると仰る講師もいます。
・清書すると定着率アップ
僕がオススメするのは、デメリットのところでお伝えした講義などのときに手書きをしていると忙しすぎて殴り書きになる、という項目。
この殴り書きを下書きとして、後に「清書」、つまり綺麗に且つ簡潔に書き直していくと、記憶の定着に効果があるということです。
簡潔にするために考えながら書きますし、学んだ項目や書き写した事などを思い出しながら、ある程度ていねいな文字で整理して書く。
という行為も記憶の定着にプラスになるとされています。
僕はこれ、結構良いと思うんですよね。
仕事でも学ぶときに必ずメモを取って、あとで清書すると意外に覚えている言葉あるな、とか、、
手順が何となく出てくるな、とか。
もちろん読み返すことがあるので、整理しておくと便利ですよね。
・思い出して書く
清書のところでも書きましたが、自分の過去や出来事、家族や親族、友人などに起きたこと、、
昔のニュースやスポーツ、エンタメなんでも。
自分が思い出せるものを何でも、思い出しながら書き出してみると脳への刺激になります。
昔を懐かしむという行動の良い効果(リラックスや気分転換、幸福感など)との相乗効果も期待できます。
・ただただ書く
思ったことをバババッと書いていく。誤字脱字気にせず書いていく。
テーマと時間を決め、書いていきます。
するとストレスや不安感が緩和されるというのです。
強い刺激を受けたことや感情が動いた時に書くと、書くことで後に冷静になり心身が癒されていくということです。
僕も以前ノートに色々あったことを書き殴って友人と共有して楽しんでいたのですが、書いた僕本人は結構すっきりしたんです、本当に。
ただ…全部ひらがなで書くという大愚行を犯し、「くそ読みづらい」というクレームを受けました笑
「書くこと」あれこれを、楽しむ
・計算式を書く
ひと昔前に単純な計算式をバンバン解いて書いていったり、複雑な計算式を考えて答えを書いていくという脳トレが、まさしくゲーム感覚でできるソフトがありました。
これ結構しんどかったんですが、やったあと結構疲れたということは、脳への良い負担になっていたのではないでしょうか。
続けていた当時は若かったこともありますが、実年齢より脳年齢は下だったので、効果はあったのではないでしょうか。
似たようなことを現代版でできるので、レベルが高いことが出来ると思いますね。
・コピーライティング
コピーライターやプロモーターを目指すなら必須のスキルアップ法ですよね。
考えながら書く。どのターゲットに刺すことができるのか想像して書く。とにかく書く。
ライターの人は誰よりも書いているんでしょうね。
コピーライターの友人はコピーを書くことの他に写経もしているそうです。
・お題のモノを想像して描く
人物やキャラクター、物などの選定しお題を出してもらい、それを想像・思い出しながら実物を見ずに絵に起こす。
これも脳みそが働きますよね。
同時に絵心が分かるので、皆でやると盛り上がります。
絵心の優劣がついてしまいますが、気にせず楽しむことが大前提ですよね。
子供からお年寄りまでできる、良い方法だと思います。
僕はもう少なくなってしまった高齢の親戚の家に集まり、子供含め皆でやってみようかと画策しています。
ちなみに僕は多少絵心がある方です。
子供の頃アニメのキャラクターなどを描いていましたので(^^)
鉛筆画やデッサンが好きです。
・大喜利をする
お笑い好きが講じて1人でも皆でもできる大喜利。
特に芸人やタレントなどがやっているのをテレビや動画で観る機会があります。
皆でやると盛り上がることもありますが、大ケガをすることもあります。
普段しゃべりが面白い人が必ずしも強い訳ではなく、あまり感じなかった人がすごい面白かったり。
発想力と想像力、言語化能力が高い人が強いんでしょうね。
ちなみに僕はボケや大喜利は弱いですw
でもまぁこれは、ハードル高いかな。
・悩みを書き出す
悩みがない人の方が少ない現代人。
普段から悩んでいること、
その日あったモヤモヤすること、
感情的になってしまい、反省することがあった、
など心に引っかかっていることやモヤッとしていること。
これらをノートに書き出してみると、、
今抱えている悩みと距離をとって、客観的に見られるようになるそうです。
そうすると落ち着いて物事を考えることができるようになり、悩みの文字列を見ていることで新たな選択肢を見い出せるようになるとのこと。
僕も会社で腹立つことが多いので、ノートに書き殴ることがあります。
簡単には気持ち晴れませんけど笑
・子供と手紙やノートを共有する
これは僕個人の希望ではあります。
お子さんがいる方は分かると思いますが、、
子供と楽しく遊んでいられる期間はごくわずか。
あっという間に過ぎ去って行くようです。
僕のところも今が「パパー」と言ってくれる最盛期。数年後には遊んでくれなくなります。
その前にやりたいことを考えてみました。
子供も言葉を少しずつ覚え、文字も書けるようになってきたので、ノートに手紙というカタチで書いてやり取りをしてもいいなと思っています。
拒否られたり飽きられたら終わりですが笑
ほんの少しだけ、数ページだけでも出来たならば、棺に一緒に入れてもらうほどの宝物になるでしょう。
なくすのが1番怖いけど((((;゚Д゚))))
子供の親友のパパも自分の子供を溺愛しているので勧めてみますし、皆さんもいかがでしょう。
・作品を書く
noteでも、作家さんを目指したり自分の作品を書いている方が多くなりました。
素晴らしいと思います。僕は物語が創造できない脳なので。
どちらかと言うと創造ではなく想像に近く、既にあるモノを想像して膨らませる、後付け・肉増ししていくことの方が好きです。
いわばパクリです。
作家さんたちの自分の中の物語をいかにして具現化・言語化していっているのか。
その才能や表現力を見るのも楽しいですね。
そこでもPCでのタイピングやスマホのメモだけでなく、一部だけでも自分の字でメモ書きあるいは下書きしてしていくと脳にも良いし楽しいと思うんですよね。
終わりに
ちょっと自分がショックだったものでここまで書いてしまいました。
世の中便利になったからこそこういうアナログなことがまたやりたくなったり、レトロなものに触れたくなったりもするのかなとも思います。
字を書くことはプラスになることだと思いますので、よろしければ皆さんも生活の一部にたった1分だけでも「また」取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ふじもん390