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新人Kの研修日誌~木材工場編~

皆さんこんにちは、フジモクネットショップ新入社員のKです。

今日も僕が研修で経験・学習したことをお話させていただきたいと思います。今回は、木材工場編です。前回の段ボールと同じく、木材も新たな発見がいっぱい!というわけで、このようなラインナップでお話します。


①どんな作業をしているの?

②どんな木材を使っているの?

③どんな製品が出来上がるの?

④気を付けていることは?


①どんな作業をしているの?

…カット、打ち立て、刷り込み、解体などなど。工場では様々な作業が行われております。大まかに言えば、「木材を一定の長さに切り、組み立てて釘を打ち込み、必要であれば(企業名や製品Noなどの)文字を刷り込み、欠陥がある木材があれば取り除く」、といった流れとなっております。しかし一つ一つの作業には技術が必要であり、早く正確に作業を行うには、長年の経験と熟練した技が必要となります。


②どんな木材を使っているの?

スギ、ヒノキ、カラ松、トド松などなど。企業によって材質が違うのは勿論、工場に入荷される際の長さも材質によって違います。2種類以上の材質を使って製品が出来上がることもありますが、企業によっては「スギならスギ」というように、材質もすべて指定されるパターンもあります。いずれにしても、材質の特徴を把握しながら、製品を仕上げていくことが重要となります。


③どんな製品が出来上がるの?

木箱とパレットが主な製品となります。木箱とは海外で輸送される際に使用される箱で、パレットとは製品をフォークリフトで運ぶ際に、台座として使用されるものです。パレットは、①で説明した「カット、打ち立て、刷り込み」が主な作業となるのですが、正確さと速さが問われる、非常に難しい作業となっております。特に打ち立ての作業では、釘打ち機を片手に持って釘を打つのですが、釘打ち機が非常に重いためコントロールが難しく、上手く釘を打つことができません。また釘の入りが甘いと事故のもとになるため、1つ1つ確実に釘を打っていかなければならず、初めてこの作業をした際はかなりの時間を掛けてしまいました。これも長年の経験と熟練した技が必要です。


④気を付けていることは?

安全面に常に気を付けることは絶対ですが、木材を使う際に「いかに無駄なく使うか」を重視しています。これを「歩留り」と言います。例えば長さ4000mmの木材を使って400mmの板を作りたい時、4000÷400=10枚の板を作ることができ、一切無駄なく作ることができます。しかし、これが3650mmだった場合、3650÷400=9枚と50mmの余りが出てしまいます。この余りをいかに無くしていくかが非常に重要となります。企業によって長さの指定が異なり、工場のストック状況も日々変わるため、「どの長さの木材で、何個の製品を作るのか」を常に考えながら、作業に取り組んでおります。


いかがだったでしょうか。今回の研修は、前回の段ボールとはまた違う作業の難しさ、考える事の大切さを実感しました。特に今はウッドショックの影響もあり、④でお話したことを常に考えながらの作業となります。「材料の無駄を少しでもなくす」という意識は、一部の人間だけでなく、木材工場にいる作業員全員が考えていることです。ということで、本日は研修(木材工場編)をお送りしました。次回もお楽しみに♪


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