自信をもって話せるキャリコンになる
先日ご案内しましたが、静岡キャリア形成支援協同組合の理事になりました。働く人たちへのキャリア形成支援を一つの柱に、管理職育成、社外メンター制度、ハラスメントのない職場づくり、セルフキャリアドック推進に力を入れていきます。詳しくは改めて今後情報発信していきます。
協同組合設立前からキャリア支援には力を入れていて、今年度でキャリアコンサルティングをさせていただいた方は80名を超えました。キャリア形成サポートセンター事業にかかわるキャリアコンサルタントして活動しています。キャリアコンサルティングの前に、企業によってはキャリアの振り返りとモチベーションアップを進めるため、集合型の研修を行うケースもあります。
先日、その研修を担当してきました。一人一人の「やるべきこと」「やりたいこと」「できること」は何かを整理するように促します。もちろん一人で考える時間が必要ですが、同じ企業の同僚や先輩、後輩と話すことで、一人で整理するきっかけをつくります。自身以外の人の話を聴くことで気づく点もあるのです。「語ればわかる」ということですね。
私は、自分自身の過去について、ライフラインチャートと呼ばれる満足度曲線を用いながら語ってみました。うまくいったこともうまくいかなかったことも、堂々と語りました。自信がなくて仕事が全くうまくいかなかった時代の話をするのは、かつては抵抗があったものの、今日はまったく抵抗がなく話せました。満足度曲線が下降し、どん底に近い状態から上昇していった理由を話したのですが、辛かった時期を乗り越えたのは、まわりの人の支えがあったからだと伝えたのです。同じ場所に妻もサポートで同席していて、妻に聴いてもらえてよかったと思っています。
今だから話せる辛かったことを語れたのは、私にとっては大きな成長です。私の辛かった過去について、乗り越えるきっかけについて言語化できたので、キャリアに対してたくさんの人たちに関わるチャンスを得たい意欲がますます高まりました。
講師として、表面的にキャリアコンサルティングやキャリア研修をするのでは、はっきり言って相手には響かないですね。私は何かを偉そうに語る先生ではありません。自分自身の会社員時代を含めて、働く現場で経験したことを自分で話せるキャリアコンサルタントだと思っています。だからこそ、キャリアコンサルティングやキャリア研修を実施できるだけの説得力が出てくるように思います。
まだまだ自己の成長やレベルアップが必要ですし、もっと話せるようなことがあるかもしれません。好きで自信をもってこれからも取り組みたいことなので、もっとキャリアに関わっていく機会を増やせるようにしたいですね。