感謝の気持ちで聴くと伝わると実感!
改めて昨日は、拙著「「自信」をもって仕事で結果を出す!職場で断然伝わるコミュニケーションスキル20」(ごきげんビジネス出版)のご購入をくださった皆様、ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
noteでも記事を書かせてもらいました!
ミドルシニア層のキャリアコンサルティング
最近は、コミュニケーションスキルの実践の研修ばかりをしているわけではありません。ミドルシニア層の方々のキャリアコンサルティングにかかわっています。昨年11月から昨日(2月10日)まで110名ほどの方々の面談を終えまして、ほとんどの方が30代後半以上の方です。マネジメントにかかわる方もいれば、専門職としてマネジメントクラス相当の方もいらっしゃいます。1社で20年以上頑張ってきた方がほとんどですね。
面談相手の方が私よりも年長の方ばかりで、最初は「相手してもらえるのかな」「話をしてもらえるかな」という不安もあったのですが、だいぶ多くの事を語ってくださる方が大部分です。
話を聴く時に心がけているのは・・・
私は相手の話を聴く時に心がけている事があります。これは、上記の拙著にも書いてあります。僭越ながら引用します。
相手の話に集中し気持ちを傾けて、話してくれることに感謝しながら聴くようにします。気持ちを傾けて聴くと、その話を踏まえて自分の考えを伝えることができるので、相互理解が深まる可能性が高くなります(「自信」をもって結果を出す!職場で断然伝わるコミュニケーションスキル20」より)。
感謝、の気持ちは強く感じます。ある一定の年齢に達した方や、昇格者の方のキャリアコンサルティングという研修としての企業の施策であっても、日常の業務の時間を割いて、見ず知らずのキャリアコンサルタントと面談してくださる。この事実が感謝という気持ちにつながっているように思います。相手がどのような気持ちで仕事をしていたのか、今はどのような仕事をしているのか?そのようなことを大切にして話を聴くようにしています。
じっくり聴くことを大切に
このようにじっくりと話を聴くというスタイルがキャリアコンサルティングとしては適切なやり方なのかはわかりません。そもそも面談に臨む方が、自身の課題が何かをわかっていない、しいて言えば、今まではとにかく目の前の事に一生懸命やってきて、課題というのではなく、将来を全然描くだけの余裕がなかった。そのことが課題というケースが多いですね。
話を聴いていると、面談者本人は「たいしたことはやっていないですよ」と謙遜していることであっても、私からすれば「たいしたことあるじゃん!」というものが多いのです。
聴くから伝わる
キャリアコンサルティングの場面では、面談者が抱える将来への不安から、キャリアコンサルタントに情報や助言を求めてくるケースも多いです。このときに、面談者に何かを気づかせようとキャリアコンサルタントが躍起になってもだめなので、私なりの専門家としての考えを伝える場合があります。そこに行きつく場合であっても、出発点は「聴く」ところから始まります。こちらも拙著を引用してみます。
「話し上手は聞き上手」ということわざがあります。辞書によれば、本当に話が上手な人というのは、人(相手)の話をよく聞いたうえで自分の話をするという意味だそうです。相手の話を聴いて、相手のことをわかったうえで自分の話をするので、相手に伝わるというわけですね。(「自信」をもって仕事で結果を出す!職場で断然伝わるコミュニケーションスキル20」より)
キャリアコンサルタントとしての私の考えを伝えるとしても、まずは、相手の話を傾聴しなければ、相手は「教えてほしい」と言いつつも、聴いてくれない場合が多いです。ましてや、相手が役職経験者など年長者の場合にはまさにそうです(役職者の方は話を聴いてくださる割合が多いですけどね)。
話を聴く時には敬意を大切にしたいですね。どのような相手でも、感謝の気持ちをもって接すれば、相手は心を開いてくれる。そう信じること、これからも実践です。改めて気づきましたし、本に書いてあることを実践した結果です。
実際に、キャリアコンサルティングでお話を聴いた方からは、「真剣に人の話を聞く姿勢に好感をもてた」とアンケートで書いてくださいました。伝わるって、まさにこういうことなんですね。
著者の面目、保てたのかな(笑)。