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組織で早く仕事に慣れたい?

先日のドライブの合間に妻が撮ってくれた写真です。桜が川沿いにずっと割いていました。素敵な画像に感謝です。桜が咲き誇る時期は短いため、この貴重な時期を逃してしまうと、もう葉っぱだけになっちゃいますからね。桜を見て、気持ちを高められるようにしたいものです。

昨日、入社式を迎えて気持ちを新たにしている方々も多いでしょう。新型コロナの感染者は、決して減るわけではなく、お隣の中国では、上海でのロックダウンがニュースになっています。また、経費が増える要素の多い今の社会において、移動を伴うことにお金をかけるのは、まだ抑える傾向にあると考えれば、テレワークはまだまだ続くように思います。

下記の資料は、株式会社学情がとったデータで、主にこの4月に社会人になった方々(当時内定者)を対象にしたものです。「入社後すぐのテレワークは不安」で、それは「仕事に慣れていない中でのテレワークが不安」、というのが大きな理由のようです。

仕事に慣れればテレワークをやってみたいという意向が強いということなのでしょう。ただ、それだけでなく、出社して仕事や会社の雰囲気に慣れるのも大切です。何か目に見えない不安に対して、その不安を払拭しようという考えがあるように思います。新社会人にとってテレワークは、リモート環境が当たり前になっていた時代に学生生活を送っているので、環境にはすぐになれるでしょう。研修を担当していても、Zoomの利用に慣れているのは20代の若手の方々中心に感じます。

しかし、若手社員のなかでも人の集団に入っていくことに慣れている人は多いとは言い難いです。テレワークであっても、同じ組織で働く先輩社員との連携や報連相などでのかかわりは必要になります。人とのかかわりに慣れるまでには時間を要する可能性はありますね。人間関係構築に重きを置いているというよりも、自分自身の仕事に慣れたいという意識の強さから、人とのかかわりに慣れるのを求めている節があります。

さて、来週から新入社員研修の講師としての登壇が始まります。今年度は、ビジネスマインドに関わる内容からコミュニケーションに関わるところまでが中心です。何のための仕事なのか、働くこととは何か。そのような働くことへの意識を高めていく研修を多く担当する事になりそうです。仕事を覚えるためには、組織に慣れるためには、なんのために働くのかをよく考えるのは必要ですね。

テレワークをするにしても、エッセンシャルワーカーであろうとも、まずは組織に慣れて仕事を覚えていきたいという意欲を大切に育てて、高い能力を発揮できる可能性を秘めた人たちの力を引き出せる組織が増えるのを願います。そのための貢献を目指します。

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