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ファシリテーションの研修は楽しい!

抜けるような青い空です。

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このような日に見える富士山は、とってもきれいですね。感謝の気持ちでいっぱいですよ、

さて、昨日担当したオンライン研修のテーマは「ファシリテーション」でした。会議の進め方などに活用できるスキルの強化を支援する内容でした。

実は、ファシリテーションをテーマにした研修自体を担当したのはかなり久々でした。昨年10月から今年の1月にかけて6回ほど担当した某製薬メーカーでの「ファシリテーション研修」、昨年秋に静岡県水道協会さんで講演した「会議のやり方」、そして、一昨年に地元の大学生と一緒につくった「まちの会議のやり方」。いずれも内容は類似しています。どのプログラムにも共通していますが、やっていて感じるのは面白いという感覚です。

私は、会議に対してかなりアレルギーを持っていました。その経験が一番影響しています。私は会議の進行のプロフェッショナルだと自負するつもりはまったくありません。また、街づくりや様々な場面にかかわるファシリテーターを職業にしているような人ではありません。それでも、企業研修においてファシリテーション研修は担当していて楽しいですし、受講者の方々からも、過去の経験をちりばめて話すため分かりやすいという感想も多くいただきます。

なぜそうなのかと考えたときに、ファシリテーションスキルは、丁寧なコミュニケーションを積み重ねていけば誰でも実践できるスキルだからです。参加者の発言を丁寧に聴いて質問する、あいまいな言葉をあいまいにしないで具体化する、相手の話に対して時には冷静に対応し、場をおかしな方向に向かわせないようにする。このように、一つ一つ場に丁寧に関わるように心がければファシリテーションスキルは身につくものです。ファシリテーション型の研修を日々心掛けてやっているからこそ身についてきたのかなって思います。

営業コンサルティングをやっていたころもファシリテーションスタイルで進めていました。相手の発言を一つ一つ丁寧に拾い上げてその真意を探り、背景や理由を解きほぐしていく。こうした丁寧なかかわりが、ファシリテーションのスキルを伸ばせるきっかけになったと感じます。

一方で、嫌な会議、ダメな会議、出たくない会議に出て体調や心を悪くした経験を持っているのも、ファシリテーション研修を組み立てる一つのきっかけになっています。記憶が鮮明に残っているのです。プライドが傷ついてしまうような嫌な場面をたくさん経験しているから、ビジネスパーソンの方々に、そんな嫌な場面に同じように遭遇して心身を病んでほしくないという気持ちが強いです。心身をまともな状態に保って進められるような会議の運営方法を教えるのです。

さらには、ビジネスの現場で生きるための術、上司や関係部署への根回し、一つ一つの丁寧な準備、議事録作成、ルール決めなど、一個一個ビジネス現場で培った術を伝えていくと、ファシリテーションの研修の骨格ができあがります。

あとは、それぞれの組織の課題に応じてアレンジをして、課題解決のために考えたプログラムとして成り立てばOKです。会議の進め方をみんなで学ぼう、くらいな気持ちでやっていく場合もあれば、ファシリテーションスキルを身につけるために、実践重視型でやる場合もあります。いろいろなパターンを応用できるので楽しくなってきますね。

私は会議の鬼でもなく、会議のスペシャリストでもありません。むしろ、会議を楽しく、嫌な気持ちにならないようにするための運営方法ならば伝えられます。仕事が楽しくなるためには、会議等の場面も楽しくワクワクするように運営できる力を身につけてほしいものです。

楽しくない場なんて参加したくないですからね。しかめ面して、人の揚げ足をとったり、人の批判をするような場はどんどん失くしましょう。いじめやハラスメントの温床になる場所はぶっ壊しましょう!

ファシリテーションの力で。

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