コ◯ナの次は大震災?未曽有の禍退散に「鯰絵」を流行らせよう!
画像はデジタル資料の使用許可を取る時間省くため図版「天変地異と世紀末 日本人の災害観終末観」古河歴史博物館刊より接写
地震のメカニズムが解明されてない昔、地震は地底の大なまずが暴れて引き起こされるとお考えが江戸時代にひろまった。それ以前は世界を取り巻く龍が地震の原因とされ、その頭と尾が常陸の国の鹿島神宮の要石て地底深く押さえつけていると考えられていたのだ。
コ◯ナ禍にアマビエ様
大災害にはナマズエ様
コロナが5類に移行して何だかすっかり忘れてたけどアマビエ様が流行してたよね。
疫病退散の願いを込めてSNS上に大拡散したのも今は昔
2024年は能登の大地震からはじまり千葉沖でもスロースリップが始まった可能性があると気象庁から注意喚起があり、防災意識も高まって来ている。更にSNS上では盛んに2025年に大災害が起こるのではないか?という記事が溢れかえって否が応でも意識してしまう。
2025年に起こると予言される天地がひっくり返る出来事は何?その回避方法こそ「鯰絵」
YouTubeで都市伝説系の動画を見ると大災害で人類の大半が滅亡するとか、既に聖書で言うところの最後の審判が始まったとか、いやいや人類の救世主が日本から現れて平和な世界が訪れるとか様々なことが語られてる。 どうせ信じるなら大災害を回避できる道を選びたいですよね。
令和のは幕末の安政年間に似てるようだ。黒船が来たり疫病(コレラ)が流行ったりアマビエ様が流行ったり、を大地震が起きたり桜田門外の変が起きたり。
令和の時代もパンデミックが起きた豪華客船が横浜に入港できずにいたり疫病(コ◯ナ)が流行したり南海トラフ巨大地震は必ず起こるので防災を心がけようなどと当たり前のように言われている。
マイナスなことばかり考えると悪い方向へ引き寄せられてしまい不安で夜も眠れなくなってしまう。防災グッズだけでなく心の備えも必要だ。日本語の言霊を考えると、マイナスなことを口にせず、むしろ叶えたいことを明確に表現すべきだろう。
鯰絵は単なるお守りではない。現代にも通じるの言葉遊びを駆使した告発メディアである
地震避けの護符として広まった鯰絵だが、
安政の大地震により要石の神通力が疑われるようになると今度は鯰絵に便乗して世相を揶揄する鯰絵が盛んに作られるようになった。
地震で大変な被害があったが、その後の復興工事で大工が潤った(何かデジャブだぞ!?)
厚生労働省のアマビエ様は幸いフリー素材のなのでちょっぴりアレンジさせてもらった。言葉を変えただけなのに何だかアマビエ様がお目々ぱっちりイヤリングでおめかししたK子様に見えてくるから面白い。
勘の良い皆様はもうお気づきでしょうがK子様のお父様は言わずとしれたナマズ殿下。ナマズによって国民が震撼させられる事態を封じる絵なのでこれも立派な鯰絵である。
持丸とはお金持ちのことである。
もはやここまで来るとあそこの一味の顔に差し替えて見たくなる。ナマズ様が背後で金持ちから吐き出させた資金を仲間にばら撒く。
しかも大工(カーペンター)なのがウケる。
卵屋さんの資産目当てにM子さんに便宜を図ろうとしたカーペンター氏にまるっきり当てはまる鯰絵は間違いなく予言書といえる
このような絵が広まった背景は震災は大変な被害をもたらすがその後の復興で世直しされるのなら地震も必要悪であるというプラス志向の発想からである。
世直しを切に願う我々も単にSNSで過激な発言を繰り返すだけではBANされ締め出されるので江戸の粋を見習って上質な皮肉を発信したいものである。(カピ子様の替え歌は最高!)
要石は何処にある?ヒントはすずめの戸締まり
地震のメカニズムは科学でだいぶ解明されたものの天照大神をはじめ八百万の神々の人智を超えた力に守られてきた日本人はやはり科学では解明できない奇跡を信じずにはいられない。もしも迷信ではなく鯰が暴れることで本当に大地震が起きるのなら、今後起こりうる本当の天災の意味を理解しそれを回避する手段を持ち得ているはずだ。私達は本当の要石を見出さなければならない。そして要石を適切に奉ることで本当の世直しができるはずだ。すずめの戸締まりに関する考察は別稿にて