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Amazonペーパーバックとbooknextの比較(オンデマンド印刷)

不住水まうすです。
Amazonペーパーバック版とbooknext版、どちらもオンデマンド印刷なので、比較してみました。
※「booknext」は印刷会社です((株)栄光のブランド名です)。

元データ↑
オンデマンド印刷本の比較 (クリックで拡大)

※画像の色合いはディスプレイによって見え方が変わる場合があります。

肉眼で実物を見ると、「③booknext」が綺麗です。
「②Amazonペーパーバック」は、少し黄色みがあり、booknextに比べると「夕日の中の二人」という感じが若干あります。
「①Amazonペーパーバックの校正刷り」は、かなり色がくすんでいて、大げさに言うと「セピア色の写真」のような感じです。

Amazonペーパーバックの「校正刷り①」と「完成本(②のこと)」は印刷品質が違う、という事実があるかどうかは分からないのですが、自分は違うのではないかと思っています。
自分はこの本の「校正刷り」3冊、「完成本」2冊を見ましたが、「校正刷り」と「完成本」で色合いは明らかに違いました。
ただ、「校正刷り」3冊を注文した後に、「完成本」2冊を注文したので、その間にAmazonの印刷品質が向上した、という可能性はあるかもしれません。
次に、裏表紙の比較です。

色味は表紙とほぼ同じです。
③booknextは白くてクリアな感じで、①と②は全体的にやや黄色みがあります。
また、Amazonペーパーバックだと裏表紙にバーコードがつきます。
本の切断面は、booknextが一番綺麗で、①と②は指で触るとわずかにざらざら感があります。

結論としては、全体的に③booknext版が綺麗でした。
ただそれは、「本を真横に並べて比べれば」の話であり、比較しての自分の驚きは、「Amazonペーパーバック版がかなり健闘している」ということでした。自分はbooknext版が綺麗だと思いましたが、人によっては、温かみのある色味のAmazonペーパーバック版の方が好みかもしれない、ぐらいの差でした。

実はもっと違いが出る(booknext版が圧倒的に綺麗という結果が出る)と思っていたのですが、そこまで差がなかったというのが、Amazonが脅威すぎるという意味で、驚きでした。
Amazonのペーパーバックは、部数に関係なく、○ページの本なら1冊○円と原価が決まるため、少部数の場合、かなり原価が安くすみます。その上、品質が他のオンデマンド印刷と比べてあまり遜色がないとなると、サービスとして他社を圧倒するのでは、と思いました。

次に、「肌の色に違いが出そうな表紙」の比較です。

元データ↑

これは圧倒的な差が出ました。
肌の色が、②booknextの方が断然綺麗で色っぽいです。

なんだ、圧倒的に綺麗じゃないか、と言いたいところなのですが、
これは、「①校正刷り」との比較なのです。
上記の通り、Amazonペーパーバックの「校正刷り」と「完成本」は印刷品質が違うのではないかと自分は思っているので、「完成本」と比較しないとなんとも言えません。
というわけで、booknextのオンデマンド印刷が圧倒的に綺麗かどうかは、この本のAmazonペーパーバックを発売(2023年以降)してから、もう一度比較したいと思います。

2023.8.5追記
続きの記事↓を書きました!



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