新しい街での買い物、という冒険
引っ越しして都内から逗子の新居へ引っ越した。
今まではネットスーパーで食材なんかも購入していたのだけど、こちらにそんなハイカラなものはないよ^^と旦那から言われ…なんとかかんとか自力でスーパーへ買い物へ行った。もうね、記憶障害のある人間にとっての知らない町での単独買い物なんて冒険なんですよ。
スマホとグーグルマップ様がいなかったら家が見えない角曲がった時点で迷子。スマホ落としたらもう道行く人に声かけるしかない。でも声かけても、自分の住所が言えない。旦那の電話番号も覚えてない
なので、私はもう臆せずカードケースにヘルプシールを入れて、自分の障害についてと緊急連絡先等など全部記入してある。(倒れた時の対処法も)
話は戻って、本日の冒険につて。
・第一難関
新しく買った電気自転車のカギがどれかわからん
いや、到着したばっかの自転車、旦那が宅配立会したから私見てないんですよ。鍵、どれか教えてもらってねえ。玄関になんかいろいろ置いてあるけど宅配ボックスのカギとかなんかいろいろ置いてあってどれだよって。
しかも、外には義父の電気自転車もあるし(これは義父の自転車がすでにボロボロなので新品のほうだ、ということですぐに解決)
あてずっぽうでエイヤ!で入れてみたらなんとかなったので出発。
・第二難関
スーパーへの道のりがわからん
はい。まあそうだよね、新天地ですからね、数回行ってみたくらいじゃ覚えられないんですよ。なんなら前住んでた家もちょっといつもと違う道通っただけで迷子になる人なので。
これはもう、チャリンコ何度も止めて、グーグルマップ様様開きながらもうなんとかスーパーへ。車も多い所なので怖い怖い。
・第三難関
スーパーの売り場がわからん
や、もう、田舎のでかいスーパーすっげえ。広い、人多い。無駄に広い。そして広い。
たまげたのは「カート持ったまま階を移動できるようにエスカレーターがスロープになってる」ってところ。いやたしかにこれだけ広くて人数多いスーパーで全員カート引いてエレベーター使ったら何分待つん?行列できるエレベーターだよ。これは初めてみたので感激。しかも、カートもちゃんとガラガラ落ちないように設計されてるらしく手を放してても大丈夫という。すごい。
話は逸れてしまったけど、売り場の話。それだけ広いスーパーなのでもちろん新参者には売り場がなかなかわからず。とにかく右往左往する。ココア買うのに売り場めっちゃグルグル回った。
・第四難関
自分の乗ってきたチャリがどれかわからん
これ!!これね!!?買い物終わってめちゃくちゃ焦ったんですよ、「私自分のチャリどこ置いたんだっけ!?」って!しかも色もナンバーも覚えてないし。サービスカウンターに「自分の自転車がどれかわからなくて…」とか声かける30代主婦、恥ずかしすぎん?ここは何としても自力で探さないと…やばい…とりあえず電動チャリで…前かごつきで…なんか…停めやすい場所開いててラッキー!とか思って入ってすぐらへんのとこに停めたような…とめちゃめちゃ自転車置き場のチャリンコたちを凝視、いや、自転車泥棒じゃありません、ただの主婦です。
(最悪もう警備員さんに防犯カメラで私の姿を探してもらうしか…)とまで覚悟したとき、あった。
こいつだ、たぶんこいつ!なんかピカピカだし!もう間違ってても仕方ないからとりあえず鍵さしてみるしかねえわ!!荷物重いし!!!
と、半ばやけくそになって鍵を指してみる。あたりだった。
よかった!!!!!と胸をなでおろして大荷物をかごに積んで帰ろうとする。
ここでまあ、おわかりだと思うんですが。
・第五難関
帰り道がわからん
まあそうだよね!!!!!
行きも泣きそうになりながら行ったスーパーで頭グルグルにしながら1時間ほど買い物したら来た道も忘れますわ。
ここも、もうグーグルマップ様様。電チャリという文明の利器をもって猛スピードで走れるはずなのにトロトロ走っては止まって地図を確認、何本目の角をどっちに曲がって…こっちに行って…自分の家の形はこうで…と、もう疲れ切った頭でヘロヘロになりながら、自宅を目指す。
あ、あった!!あったよ!!!あったかい我が家に帰ってきたよ…!!!!
と、もう1時間ほどの買い物で大冒険した気分になって帰宅。
引っ越したてで空っぽになった冷蔵庫の中を満たすために大量買いしてきた冷凍食品やらなにやらを冷蔵庫に詰め、昼休憩もなく会議をする旦那さんの書斎に、買ってきた総菜パンとカップスープを届けて、自分はダイニングで食事。ちなみにおかずに買ったコールスローを渡しそびれたので旦那さんの分まで食べた。
で、やっと今に至る。
なんか、思ったより記事が長くなってしまったけど…新しい生活、って大変だなと改めて感じた日でした…
休みなしでリモート会議詰めの旦那さんには申し訳ないけど昼寝しよう…