リハビリ生活のこと
プロフィールを見てくださってる方はご存知の通り、数年前に脳の病気で入院していました。
数週間意識不明&意識が戻ったら記憶障害認知障害などなど色々な症状があり、リハビリというリハビリのフルコースで病棟を走り回る(正確にはヨタヨタうろつく)日々を送っていました。内容としては、簡単にいうと
・理学療法
筋肉の衰えを回復し体を動かせるようになるリハビリ
・作業療法
ものを整理したり、料理をしたりなど日常生活に必要な手を動かす作業などのリハビリ
・言語療法
文章を理解して会話や日常での物書きなどの認知が成立するようなリハビリ(国語の授業のようなものかな)
というのをローテーションで、1日に2~3回、受けていました。
先生たちは、私が若い女性だったからなのか、みんな女性。すごく親切で優しい人達ばかりでした。
見舞いに来ていた母によると、理学療法の先生は意識不明の時はずっとベッドで筋肉が硬直しないように毎日体のマッサージやストレッチを行ってくれていたらしく。
私が退院する頃には病棟の廊下を一緒に全力疾走するくらい熱意のある方で、私はヒィヒィ言いながら走ってるのを「ホラ!遅い!もっと走れるでしょ!」と自分もハアハア言いながら追い立てていて、厳しいけど全然嫌いに慣れない、すごく素敵な先生でした。
作業療法の先生は、とても真面目だけどあたりの良い、素敵な女性。少しでも上達すると喜んでくれる方でした。
言語療法の先生は、どちらかと言うとお茶目というか、年齢も近いこともあってほとんど雑談まじりにキャッキャと話が出来る可愛い先生で。リハビリがつらい、なんて思うことは全くない時間でした。
体力のない間の一日2~3回のリハビリは大変だったけど、先生が嫌いだと思ったことは一っ切なく、本当に素敵な方に出会えたなぁ、と改めて今になって思いました。
今は先生方、どうしてるかな。以前、転院前の最後の日、挨拶したときは理学療法の先生にだけは会えて、相変わらず元気だったけども。
こんな大変な状況のなか、毎日病院で仕事をするのは先生たちみんなも不安だろうなと。医療従事者の方には感謝しかない。どうか、先生がたみんな健康に過ごせますように、と少し離れてしまったところから祈っています。