余談『「Girls² Live Tour 2022 ~Shangri-la~ TOKYO 1225』に行ってきた」
Girls²の愛
ツアー最初の頃、美咲がリハに出ていない時期があった。
なにがあったんのかは公表されていないので詮索はしないが、初日、全員揃って迎えられるのだろうか。
そんな不安が頭を過った。
2022年9月3日新潟テルサで『Girls² Live Tour 2022 ~Shangri-la~』は幕を開けた。
自分もこの初日を遠征して観に行くことに決めたのは、ツアーを通して成長していく彼女たちの姿を直に感じてみたいと思ったからだった。
ガル学のアフレコでは間近で成長する姿を見ることができ、またドラマでは自分の書いた脚本を「ドラマ」として成立するように演じてくれる姿があった。
子供から大人へ。
そんな多感な時期に歌とダンスを中心としたパフォーマンスにすべてをかけている彼女たちを観て、なにか得られるものがあるかもしれない。
そう直感したからかもしれない。
昨日の東京ガーデンシアターの公演で、新潟から始まり9公演目にして成熟したツアーの姿を見せつけられた。
そこに不安定さは無く、ライブを全開で楽しみながらも少しずつ工夫していく前向きな姿が見て取れた。
自分もエンタメの世界の片隅に籍を置く人間として、どんな仕事であっても「好き」を見つけて楽しむことを頭に置いている。
そうすればそこを人に見せたくなるし、喜んでもらいたくなるからだ。
自分の「嫌い」は人を不快にさせるだろう。
(だからといって「嫌い」を隠すことはしないけれども。それが自分の個性のひとつだから)
なるべく喜んでもらいたい。
褒めてもらえたら一層頑張れるのだけれど、それは自然とついてまわってくるもの。
利益とは求めるものではなく、与えられるものだ。
これは愛にも通じる。
Girls²の愛。
自分たちへの愛。
歌とダンスへの愛。
家族への愛。
スタッフへの愛。
そして、ファンたちへの愛。
僕はそれをこのツアーから感じとることができた。
15:50
舞台脇のモニターに『LOVE GENIC / Bye-Bye-Bye』のCMが流され、続いてLucky²の新曲『ラキラキLOVE!』のリリースイベントの告知が流れて程なくして、ステージ両サイドからLucky²が現れる。
オープニングアクトとして9都市10公演を帯同して務め、それを見事に熟していった。
Lucky²の9人にとって先輩たちのツアーを間近で見るいい経験ができたことだと思う。
実際に多くのファンの前で歌うことは自信につながる。
幸いなことにLucky²のファンとGirls²のファンは重なる部分が多い。
これはたぶんファン含めてGL²ファミリーとしての絆が結ばれているからかもしれない。
かといって誰も関心のない場で行う武者修行のような展開はたぶん誰も望んでいないはず。
とにかくLucky²は温かい思いの中でのびのびと自分たちのパフォーマンスをしてくれたことに本当に礼を言いたい。
見てるこっちがニコニコしてしまうし。
15:00
開演時間がやや押しているが、ここで場内アナウンス。
これもGirls²のメンバーが定型文を読み上げる形で進行。
こういうのはやっぱり嬉しい。
15:05
Shangri_laのイントロが流れる中。
ステージから強い光が放たれ、客席を照らす。
そして逆光の中に現れる9人の姿。
ファンたちは拍手でこれを出迎える。
桜花、蘭、百花が一段高いセット上でソロのパフォーマンス。
そしてステージに、綺羅、柚葉、都愛、美咲と順番にパフォーマンス、もう一度一段高いセット上で、來亜と未渚美がパフォーマンスを展開し、最後は9人、ステージに集ってからの『Shangri-la』
ここからのセトリは昨日からの流れと同じである。
Shangri-la
Swipe-up
人人人生紹介ソング
Seventeen’s Summer
ここまでのパフォーマンスから落ち着いてのMC。
自己紹介と所感。
美咲から「去年のツアーでこの時期、クリスマス・イブとクリスマスにライブをすると予告されていた」と明かされ、メンバーが一年かけてこのライブへの意気込みが垣間見られる。
どのメンバーもこのファイナルを楽しみにしており、未渚美は15歳最後のライブをここで迎えられることが感慨深いようだった。
15:30
パフォーマンスが展開される。
チョコモーモー
Enjoy
Girls Revorlution
Party Time!
#キズナプラス
ノンストップで魅力全開のパフォーマンスで客席を魅了していく。
Girls²とはなにか。
かわいいだけじゃない。
おもしろいだけじゃない。
歌えるし、踊れるし。
(演技はまだ勉強中だけれども)
普通の女の子がチャンスを掴み、ここまで駆け上がってきたその等身大の姿を僕たちは知っている。
ふと余談の余談になるけれど、入場待機列で並んでいるとき、自分のうしろにいた女の子が母親に向かっていった一言が突き刺さった。
「おかあさん、桜花ちゃんはいつまでもシオリちゃんのままじゃだめなんだよ」
「でもお母さんはシオリちゃんが大好きだし」
「桜花ちゃんはもう桜花ちゃんなんだから変だよ」
僕たち大人は年下の彼女たちを全ての姿で見てしまうかもしれない。
けれど一緒に成長している女の子にとって今の姿こそが等身大の彼女たちなのだ。
大きなお友だちたち、刺さるよな、これ?
話を戻そう。
15:40
ダンストラックが始まる。
基本的な構成は昨日と同じだが、蘭のダンスに気合いが入っていたように思える。
そして幕が降りてきて――。
Flutter(柚葉・百花)
スキップ!
JUWEL GIRL(來亜・未渚美)
美咲、桜花、來亜から、百花、柚葉のアクロバットからのダンス、そして全員揃ってのダンストラックが終了となる。
16:00
MCで場を落ち着かせる。
毎公演、ひとりが代表していろいろ話をしていたが、今回は蘭が一年を振り返って――というテーマで皆でトーク。
DHOLICやYou knowをはじめとする様々なコラボがあったこと。
ファンミーティングを9都市で開催し、百花が「大阪よりも仙台の熱気がすごかった」などの感想。
ぴあアリーナMMでのダイジョウブ三周年ライブを経て大きなチャレンジとしての9都市10公演のツアー。
リハでもいろいろあったけれども、最高のパフォーマンスをするためにこの9人で作り上げてきた――。
そんな想いを乗せてバラードパートへ。
ツナグツナグ(ライブ特別版:ピアノ伴奏バージョン)
あなたがくれた奇跡
そしてここでセットチェンジ。
16:10
セットが変わってからの
80's Lover
そしてメドレーへ突入。
Chu-Lu-Chu-Chu
Good-days
ダイジョウブ
Ring Ring♪
ズッ友Heart Beats!
Give Me❤
16:25
そして最後の曲に移る前のMCへ。
基本的な振り返りで内容は昨日とあまり変わらないが、
百花「ツナグツナグのピアノ伴奏は『おはスタ』卒業のときにかかってたから、とても印象深くて、ツアーのファイナルって感じで重なった」と発言。
そう、このライブがこのツアーのファイナルなのだ。
そして最後の二曲。
チュワパネ!
C'mon Neo Zipang!!!
16:30
ツアーは無事に終りを迎えることができたのだ。
16:35
――とおもったら、いきなり告知がやってきた。
まずは
【Girls²】2023年春、バーチャルK-POPアーティストAPOKIとのコラボレーション楽曲リリース決定!
そして
【Girls²】「Girls² ファンミーティング 2023 by GL² family & friend」開催決定!
https://girls2-fc.jp/page/familyNews/736061910079767732
といった感じ。
予想はしてたけど。
APOKIさんとはTikTokやって匂わせしてたんでまあそうだろうと。
(まさかここから韓国遠征とか……あるかもしれない)
ファンミは予想していたけれど、おもったよりも近かった。
4月か……、日付次第じゃ美咲20歳じゃん。
そしてアンコールへ。
16:40
アンコールは昨日同様、18人のサンタによるどこ見ていいかわからなくなってバグるパフォーママンスで。
登場と同時に二曲展開。
Holy Magic ~大人になっても解けない魔法~
ハッピーメリクリ!
なんだかこのライブの二回のみじゃもったないから配信でやるか、来年もやってください……。
そしてLucky²発案のペアとなったGirls²のメンバーに抱きついたり、肩に手をかけたりと仲のよさ見せつけアピール。
來亜はよく知らなかったので驚いてたみたいで。
桜花は日彩かな?椿かな?ハグしかえしたら小さくて包み込んでしまたなどと。
そしてみんなで「メリー・クリスマス!」
こっちも言いたかった。
更にはLucky²がコメントを言うながれで昨日はおさえていたのか、言えなかったのか森朱里が美咲と桜花に突っ込まれつつ、
美咲「うれ……」
朱里「C!」
桜花「たの……」
朱里「C!」
といつもの森朱里になった。
これは全国の森朱里ファンがたまらない瞬間でした。
(と同時に美咲と桜花という先輩の怖さを垣間見た瞬間でもありました……)
なんかこの二組はほんと仲良くてずっと見ていたい。
世の中、平和になる。
そしてLucky²による新曲の披露。
ラキラキLOVE!
曲の終わりとともにLucky²は退場。
ツアーTシャツに着替えたGirls²たちが入ってきてのラストパフォーマンス。
Juga Juga JUNGLE
Bye-Bye-Bye
LOVE GENIC
ちなみに今日の未渚美の「そんなのずるいじゃん!」は首かしげポーズであざとさがかなり増してた。
あれ目の前でされたらこっちが全力でズルいって感じてしまう。
そしてラストのMC。
LOVE GENICのYouTube動画100万回再生に感謝しつつ、他の動画もよろしく~という流れから。
美咲「一年ぶりに東京でライブをして、今日は昨日よりもお客さんが多い。特に五階のみんなもありがとう!」
と天空の勇者たちに対する心配りが憎い。
そしてこれからもみんなと純粋にワクワクを共有していきたいと宣言。
百花「はじめはとても不安だった。けれどこの9人でいられたのが本当によかった」
都愛「ライブないとき、自分はここにいていいのかなってほんとに思うことがあったけど、ライブになると自分の居場所があって、ここにいていいんだって」と、ちょっと寂しい発言をするけれど、都愛の普段はそっけない対応するけれど、内面では人のこと考えてる優しさがあることをみんな知ってるので内心「いいんやで」と思っていたはず。
「また会って幸せつないでいきたい」という気持ちに共感。
柚葉「クリスマスで、今日は家族も見に来ていて(ということは父上へのプレゼントはこれか、と思った)、感謝もしてるし、がんばっていきたい」
桜花「クリスマスなのにみんな来てくれて嬉しい。大好き。今年のアリーナのツアーでもそうだったけど、スタッフ、メンバー、振り付けしてくれた人たち、ファンのみんなの支えがあること感じてる。そんな人達に届いたらいいな。また来年も会いたい」
未渚美「普段緊張とかしない私が今日は緊張してた。でも今日のためにみんな衣装とか髪型とかほんと準備してきてくれてすごく嬉しい!」
來亜「ライブが終わったあと反省会で映像を見るとき、自分を客観的に見てると意外と楽しんでるなって。ライブ大好きだから、次もみんなに会いたい」
綺羅「ツアーの完走までたくさん見に来てくれて嬉しい。そんなファンにGirls²の成長が届いていたら嬉しい。ライブがみんなの居場所だったらいい」
蘭「9人が笑顔で怪我なく無事に終われてよかった。リハでいろいろあったけど、成長できたし思い出作れてよかった。ありがとうございました」
と蘭が占める形で、美咲からラストの曲振りへ。
「かなしい!」とツアーの終わりを嘆く瞬間も。
でもこれが終わりじゃない。
きっとこれが始まり。
またGirls²が僕たちを惹き込んでくれる時間が来ると信じてる。
HERE WE GO
恋するカモ
全てのアンコールが終わり、感謝の挨拶。
そして最後に「よいお年を!」
ほんと、よいお年だった。
(まだ終わってない)
17:30
すべてが終わった。
去年の東京ガーデンシアターで観ていた「Enjoy/Good-Days」は関係者席で見ていたこともあり、どこかファンと遠い気持ちがしていた。
自分の中で「ファンとはなにか。推すとはなにか」を考えていた時期でもあった。
だからこそ、Girls²の沼の中に飛び込んでみたのだ。
自らの意思で。
後悔はしていない。
それどころか沼の先にまたLucky²という沼があることがわかいり、ここはとんでもない世界であることが判明した。
Lucky²の沼はなんというか浮かんでこられない。
Girls²はまだ泳がせてもらえるだけの余裕を残してくれるんだが……。
そして最近はiScreamなんて池も見つけてしまった。(まだ沼かどうかはわからない)
脚本家が仕事をしていて見事にミイラ取りがミイラになったようなツアーの振り返り、いかがでしたでしょうか?
以上、本日の余談でした。
次回もお楽しみに。