余談『【Lucky²】2/22発売「ラキラキLOVE!」リリースイベント@セブンパークアリオ柏に行ってきた』
旅は始発から始まる
もはやこのnoteではおなじみとなったライブとかリリイベの振り返りである。
脚本家のよだんでもなんでもない、ただの推し活報告だ。
今回のアリオ柏でのリリイベは当初行く予定はなかった。
会場までが遠いこと。
仕事柄ちょっと詰まってること。
それが頭にあった。
が、先日のモリタウンで静岡から来てたり、岐阜から高校生が夜行バスで来てたりと皆、根性が違う。
自分にはその根性があるのだろうか?
推し活とはいえ回せる資本力は少なく行動力で見せるしかできない。
けれども会場ではちょっとだけ関係者だったことで「先生、先生」と言われていい気になってるだけなのではないか?
そう、自分に甘えてるんじゃないのか?と。
ニ年ほど前に忙しすぎていろいろなものを失いかけていたとか、自分を繋ぎ止めてくれたのはGirls²とLucky²だったはずだ。
日々、元気をもらい生活の活力になっているLucky²を仕事ごときを理由に疎かにしてよいのだろうか。
なので奮起してみた。
仕事をいつもよりも早く終わらせられるようゲームを我慢し、とにかく前倒しで片付けようと試みる。
結果、遅れそうになったものもあったけど、この2月23日の天皇誕生日を一日確保。
無事にアリオ柏行きを確保した。
そして自分に架した十字架としてリリイベには新しいイラストボードを持ち込むことにした。
みんなが期待している。
これはエンターテイメントに従事するものとして目をそらしてはならない魂。
ならば描いてみせようじゃないか。
てなわけでボード用のイラストを新作。
自分なりにLucky²への気持ちを伝えるメッセージでもあった。
伝わるかどうかは別として。
そして事前の準備は万端とは行かないまでもなんとか用意は整った。
アリオ柏に行く。
そして、どうせ行くなら始発で行こう。
きっといいことがあるに違いない!
アリオ柏
……遠かった。
最後のバスがほんと遠かった。
自分の田舎のひたちなか市の景色にもどことなく似ている北関東の田園風景。
そういえば新松戸で柏に向かう際、常磐線にのれば茨城県に入れる。
久しく帰っていない田舎に帰るのもよいかもしれない。
けれど今日は己の魂が試されている日。
だから心を鬼にしてリリイベに向かわなくてはならない。
前を向いていれば道はゴールに近づく。
その言葉どおり、程なくしてアリオ柏はその巨大な姿を己の目の前に見せるのであった。
そしてここが今日の試練の場、セブンパーク!
戦士たちはすでに10名ほど見えている。
自分もその隊列へと加わり、試練の時を待つことにする。
見ればモリタウンで出会った若者や、献身的にシャトルカーを動かす強者達がいる。
こんな朝早くから試練に向かおうとしてるのだ、我々には、きっといいことがあるに違いない。
自らの手で勝利を掴め
待つこと3時間と少し。
待機列は時間の経過とともに長くなり、CD購入の決戦のタイミングで300人近くいたのではないだろうか?
優先エリアはいつもなら300。
楽しそうな家族連れが多い。
そう、ここはアリオ柏。
休日のショッピングモール。
今日は心安らぐ休息日である。
しかしここは我々にとっての試練の場。
いかにして推しのファンサを受けるべく有利な位置取りを得られるか。
戦とは地の利で決まるとも言われている。
目的に肉薄するために我々は朝早くから来ていたのだ。
優先エリアの位置決めは今回は箱の中からチケットを自らの手で掴む手法。
勝利を我が手に!
そして掴んだ栄誉は261番。
後ろから数えれば39番目。
ここに地の利は……ない。
だが、ここは後ろのない背水の陣。
他の方法で推しの心を掴めばいいだけのこと。
作戦を錬るためにまずは、腹ごしらえからだ。
情報戦
自分には3回チャンスがあった。
スマホ撮影会の回数である。
一枚目は以前描いた新譜のジャケットをデフォルメしたイラストだが、これに現物をつけることで評価は増すはず。
そしてこれはリリース直後の今だけの技。
まずはこれでいこう。
以下の日使用したイラストである。
寒さに震える体にフードコートにある温かいうどんをすすることで脳が活性化していく。
このうどん屋、実ははなまるうどんと中身は一緒である。
おそらくバンプ・オブ・チキンを生んだ千葉県佐倉市の製麺工場で作られた麺が使われ、メニューもほぼ一緒。
讃岐うどんと打つことで、通常のはなまるうどんよりもそこを強調したかったのかもしれない。というか以前、串天屋で
「うまげな」という店をはなまるうどんが経営していたことを知っている人間は何人いるのだろう?
あの丸亀製麺に対抗するためにそういう形にしているとも思えなくもないけれど、はなまるうどんは正式に讃岐うどんなので香川県民はたぶん丸亀製麺を憎んでいても、はまなるうどんのことは認めていると思う。個人的な見解だけど。
話が逸れた。
そう、うどんは頭を活性化させる。
故に手段も割と段取りついた。
それは今日のために用意したイラストだ。
違う絵柄なだけに、こちらもそこそこのインパクトはあるはず。
(先に載せたもの)
だが3枚目のピースがかけたままだった。
なにかないものか。
ここは試練の場、そして情報戦は今の潮流にのった戦術でもある。
ふわりと風が吹いた。
ポッポー。
そんな音も聞こえてきた。
なんとLucky²が機関車トーマスの劇場版のダンス担当になったと告知が!
これぞ天啓。
このトーマス、自分が知っているトーマスと違う。
あのトーマスはどこか裏で犯罪を犯している匂いがあったのだが、こいつからそれが消えている。
どちらかといえば元気いっぱいのいたずら小僧風。
そんなトーマスのことはどうでもいい。
おそらくこれをネタにボードにしてくるのは数名。
しかしイラストにするのは皆無のはず!
なぜならばLucky²界隈の絵師ボーダーは……少ない……から。
ならばクォリティはそこまでではないものの、速度だけならたぶん負けない自分が描けば出し抜けるはず!
だから描いた。
うどんではなくタリーズコーヒーで。
朝から稼働していて電池がやばくなったスマホを充電しながら。
試練は時と場所を選ばない。
やれるときにやる。
お前はベストを尽くしたのか?
それが常に問われているのだ。
だから……描いた。
仕上げはマジック使うので、表じゃないとやばい――ということで屋外に移動。
テーブルが空いていたのでそこで描いた
そして空は太陽の日差し降り注ぐ青空に変貌を遂げていた。
これは僥倖。
261番という入場順などもうどうでもいい。
Lucky²のいるあのステージに上り、肩を並べたときに感じる喜びの波動を自分は知りたいだけなのだ。
整列
そして13時。
いつものように番号順に整列が始まり、早い番号から入場が始まっていく。
このとき自分はある親娘とともにいた。
97番と273番を持つ母と子だ。
イオンレイクタウンで知り合い、自分を見かけその挨拶に来てくれたのだ。
ありがたいものである。
100番以下の整列が始まると、娘さんがきっと行くのだろうと思っていたらお母さんが「それじゃいってくる」と走り出していってしまった。
残されたのは小さな娘さんひとり。
「君じゃないの?」
「レイクタウンのときは私が前だったから」
……できた娘さんである。
だからといってひとりで残すわけにもいかない。
番号も近いので
「一緒に行こうか」
と言う形で時間ギリギリまでエスコートをすることに決めた。
これも縁である。
たあいないおしゃべりで時が流れていく。
娘さん「トーマス描けるの?」
自分「見ればかけるよ」
娘さん「ミッキーは」
自分「うーん(空で描きながら)、たぶん描けると思うけど問題が大きくなるから描かない」
と、子供との会話だが自分は誠実にそれを答えていく。
実は子供相手の作品を作っているときにやっちゃいけないことは「子供だから~」の考え方なのだ。
子供はするどい。
だから自分はガルラキ界隈の子供たちと接するときはかなり警戒をしている。
大人と同じ対応をできるだけする。
むしろ子供より大人のほうが楽である。
特に大学生とかは。
「番号聞こえないからあっち行こうか」
と自分たちの番号が呼ばれるであろうあたりで待機。
途中、お母さんの並び位置を気にする娘さん。
お母さんは列に並ぶのに集中されていた。
とりあえず時間が来るまで人との出会いもあり、
ここまでのリリイベで共に戦った仲間たちと挨拶を交わす。
ひとり、パナ城タイガなる人物に娘さんが興味を示す。
「知り合いだから紹介しようか?」
「うん」
自分がタイガのところに連れて行くと
タイガ「一緒に写真撮る?」
娘さん「いらない」
よくできた娘さんである。
正直ここまでしっかりした子には関心させられた。
そして自分の考えもしっかり持っている。
番号を呼ばれ互いにそれぞれの配置についたところでこの娘さんとは別れることになった。
モリタウンのときの娘さんもそうだったが、ガルラキ界隈の子どもたちはしっかりしている。
リリイベ、開演
14時。
良い天気の中、呼び込みとともにやってくるLucky²。
モリタウンのときのようなトラブルはなかった。
広いステージいっぱいをつかって、堂々たるパフォーマンスを見せてくる。
そこに不安の要素はなかった。
彼女たちは僕たちファンを相手に常に戦っている。
今の自分たちの成長した姿と、精一杯のパフォーマンス、そいてファンはなにを見ているのかを感じ取りながらステージに立っているのだろう。
あくまでも想像でしかないが、楽しみと反省とを繰り返しているに違いない。
ファンに大人も子供もない。
応援してくれる人たち。
喜びを分かち合ってくれる人たち。
そんな括りなのかもしれない。
セットリストはいつものとおり。
1・アイコトバ
MC
今回のMCは長めだった。
昨日、2月22日に新譜『ラキラキLOVE』がリリースされたこと。
ジャケットの中がくまさんだらけでかわいいこと。
初回限定版と通常版のブックレットの写真が違うこと。
リリースに際して、優來が同じ学校に通っていた(卒業した)Girls²の小田柚葉から「Baby Steps!!」が神曲だとLINEが来たこと、これまた同じ高校に通う原田都愛がGL²FriendでラキラキLOVEに触れていたことなどを語っていた。
機関車トーマスとのコラボのことで、見どころとして椿が機関車っぽい力強いダンスのことを上げ、栞奈も見どころ満載と語っていた。
更に、劇中のキャラっぽい演技のようなダンスシーンもあり、優來、朱里、莉愛のトリオでダンスする場面でディーゼル役の莉愛が「俺ならここにいるぜ」といった瞬間、朱里と優來から「ディーゼルじゃまだよ」と追いやられるところでふたりの圧がすごかったと和やかに語っていた。
また劇中でもモブとして声優をしているようで男の子の声なども誰かが担当しているらしい。
2・Baby Steps!!
3・DISCO TIME
MC
リズスタのウィニングダンスレクチャーと、話の流れでラキラキLOVEの歌詞の好きなポイントを。
日彩「2番の歌詞で、『さあ、夢見ようよ、できないことなにもないよ』というところ」とコメント。
朱里はダンスの好きポイントとしてサビの足の動きを上げる。
この流れで莉愛のサビレクチャー。
我々、リリイベに通っているファンたちはもう覚えてしまった振りである。
そして最後の曲、
4・ラキラキLOVE
もう安定していて見ていて安心しかない。
終演後のコメント
椿「温かい中、寒い中、ありがとうございました」
とどっちかわからないけれど、今日の天気を象徴しているような椿らしい正直な言葉だったと思う。
スマホ撮影会
勝負はここからである。
261番という入場順によりステージからのファンサはほぼないものとして観ることに集中できたのはよかった。
だからこそ、仕込んだ得物がどう作用するか。
自分にとって試されているのがこの瞬間である。
結果、3回バラバラで挑む。
最初、こちら側に来ていたのが妃希と栞奈というコンビ「佐藤姉妹」である。
これは珍しく、一部の両ファンから熱望されていた組み合わせ。心踊っていた青年を自分は知っている。
一回目はこの組み合わせでいくかと思われたところ、並び替えがあり、朱里と梨々香が近くに。
二周目はまさかの推し(莉愛優來)が!
しかし今日は箱推しスタイル。なので冷静に対応。
そして三度目。勝負のとき。
「かわいい」の声をいただきました。
自分ではない。トーマスが。
心なしか写真がどんどんヒキになっていないでもない気がするけど、まあそれはそれでよいとしよう。
(次回とったらもっとヒキになってたら笑う)
こうして自分のアリオ柏でのリリイベは終わった。
思い残すことはない。
だって行くはずなかったリリイベなのだから、
そこにはプラスしかない!
帰路
アリオ柏からシャトルバスで我孫子を目指すことにした。
帰りは時間との勝負はない。
だからできるだけ座って帰れるルートを取ることにした。
我孫子から上野東京ラインをつかって東京まで行き、そこから中央線は始発なので座って帰れるという段取り。
シャトルバスは盛況で一本見送ることになったが、そのとき、あの273番の娘さんが。
娘さん「先生、私達もあっちのバスに乗るの」
自分「船橋っていってたもんね。今日たのしかった?」
娘さん「うん」
自分「5時30分からインスタライブあるよ」
娘さん「観る!」
といってお母さんのところに走っていってしまった。
その後またやってきて
娘さん「あのね、小さいイラストほしいな」
とリクエスト受けたところでバスが来てしまい時間切れ。
自分「豊洲は来ないんだよね? じゃあまた次ね」
娘さん「うん!」
小さな約束ができてしまった。
こうしてファンとつながっていく。
年の差はあれど好きなものは同じ。
Lucky²を通してこうして仲間は増えていくのだ。
余談の余談
バスに乗る前にアリオ柏のトイレから出てきたら目の前に見たことのある頭頂部の人物が。
LDHのexpgの偉い人だ!
ほんとよく出会う。運命だと思うからなんか仕事くださいな。
できればまたガル学作りたいです。
まあ、お金にはならんでしょうけど……。
舞台とかでもいいと思うんだけどなぁ。
以上、本日の余談でした。
次回は豊洲の予定です。