余談『Lucky²「夢空に羽」リリースイベント@モラージュ菖蒲』に行ってきた
「夢空に羽」
「夢空に羽」は2023年10月4日(水)に発売が予定されているLucky²の三曲入り新EP。
収録曲は
01. 夢空に羽
02. 夏の魔法
03. Shooting Star
詳しくはこちらを見ていただくとして――。
https://lucky2.jp/disco/archive/?id=AICL-4405&paged=1
先日、このEPのリリースイベントが2023年9月18日(月)に埼玉県のモラージュ菖蒲にて開催されたので行ってきました。
ほんとは仕事で、担当していた絵コンテがなかなかあがらず、行けるはずではなかったのですが、この前に大阪と愛知でやったリリイベにいったラキ友(Lucky²ファン)たちがみんな「いい」「すてき」とX(旧:Twitter)のタイムラインを賑わせてたので
「行かねば……なるまい」
というテンションになり、一気に絵コンテ上げました。
推しのチカラ、凄い。
(火曜日に改めて見直したら抜けがあったりしたので修正はしたんですけど)
始発ではない
モラージュ菖蒲の所在地は埼玉県久喜市にあり、JR宇都宮線久喜駅からバスで20分~30分ほどのところにある。
かなり大きな商業施設で、個人的には千葉にあるアリオ柏とどこか似たものを感じてしまう。
自宅から二時間かかるところと、最寄り駅からバスで30分くらいかかるところなどがそれだ。
ただこちらは屋内のイベントスペースでの開催なので雨の心配はないが、少し狭い。
アリオ柏は屋外なので雨の心配はあるものの、とても広い。
(だから好きなんだけど)
ともかくモラージュ菖蒲は初訪問で、自宅から行く場合、武蔵野線~埼京線:大宮駅乗り換え~宇都宮線というルートに。
この大宮駅から乗り換えて土呂駅で降りると、ステラタウン大宮に行くことができる。
こちらはこちらでイベントが行われることも多く、自分にとっての初めてのリリイベ参加がここだったので思い出の場所でもある。
ついでにいえば近くの施設でうどん打ちをしたこともあり、馴染みの場所でもあった。
リリイベ巡りは商業施設の個性をうかがい知る機会に恵まれるので、その手のマニアにはたまらないものなのかもしれない。
そんな自宅から二時間近くかかるモラージュ菖蒲。
アリオ柏に向かう際は武蔵野線の始発で向かうことにしている。
なぜかわからないけど始発で行くのが定番になりつつある。
ただ始発で行くということは4時起きをしなくてはらない。
正直しんどい。
ただアリオ柏は早く行ったとしてもラウンドワンが開いているので万が一の際のトイレ事案が解決されている側面もある。
(普段は施設があいておらずトイレは使えない。というかほんとは遠慮すべきなんだけどね)
なので早朝リリイベはトイレとの戦いでもある。
一応、駅や公園、コンビニなど利用できるところで済ませてから移動、そして列待機が基本。
つまり前日からのコンディションが関係してくる。
(早朝から並ばなければなんの問題もないってことは言わないでください)
初めての場所ということもあり、このトイレ事情もわからないため、とりあえず少し遅れていくことにした。
前日、就寝時間が午前1時を過ぎていたこともあり、睡眠時間を確保しておかないといろいろと不具合もでそうだったので始発行きは諦め、6時くらいの武蔵野線に乗ればいいかなぁ……くらいで計画。
翌朝は5時起き。
実は木曜日から大学で後期授業の担当授業が始まるので早朝起きに体を慣らしておくために、5時起き生活をデフォルトにしつつある。
なのでこの日は日常の延長。
アラームにセットした「神様Noでも僕らはYes」で目覚める。
♪君のために歌うよ
そんなこと言われたら起きるしかない。
ベッドに横たわったまま一曲聞くと、夢の世界にダイブするのでそのまま起床。
リビングにいくと昼夜逆転生活の奥さんがいて、
「始発じゃないの?」といきなり口撃される。
「始発じゃない」というわけのわからない言い訳をしつつでかける準備。
木曜日もこんな感じなんだなぁ。
そうか、授業に行くのはリリイベに行くのと同じなのか。
というかパフォーマンスを見せる側なのだから、つまり俺はLucky²なのだ――などと馬鹿なことを考えながら準備をし、最低限の装備でいいかなと思いつつ、ダイソー製の踏み台を椅子代わりに持っていくことに。
たぶん待つときしんどいし。(これは正解だった)
家を出る
家を出たのは午前5時50分。
実は近くの路線バスが6時6分に最寄りのバス停を通り、それに乗れば駅まで25分歩かないで済むのでそこにターゲットを合わせる。
途中、お腹が空くのでいつもいっているファミマでおにぎりと水を購入。
今日も暑くなりそうだから水分補給は大事。
それにしても夏が過ぎようとしている朝の気配はとても気持ちがいい。
バスも予定どおり来て、駅での電車も無事に乗れ、そして座ることもできた。
朝の武蔵野線、それなりに空いて入るのだが平日は割りと6時台から混んでいたりするが、休日でも侮れないことがある。
この辺の住人たちはディズニーランドに行くために武蔵野線でぐるりと回っていくルートを取ることも多く、そこそこ混むこともあるのだ。
東京駅の京葉線乗り換えの歩く距離を考えると多少遠回りになろうとも、こちらのほうが楽ちんだからだ。
自分にとって武蔵野線はリリイベに向かうときに乗る路線となってしまった。
イオンレイクタウン越谷、アリオ柏、ステラタウン大宮、そしてモラージュ菖蒲。
みな武蔵野線を使うことで簡単に行くことができる。
モラージュ菖蒲
久喜駅西口から菖蒲仲橋方面行きの朝日バスに揺られること、25分。
モラージュ菖蒲のバス停に到着。
着いたのは目的の場所よりもかなり遠い、施設の端の当たり。
そこから五分ほど歩くと、すでに並んでいる人たちが。
――といっても午前8時過ぎで20人ほどだったので少なめ。
見知った顔もちらほらとあり、挨拶したり、雑談しているうちに午前10時の予約販売開始の時間に。
自分が経験してきたLucky²のリリイベでは
最初はCD一枚につき優先エリア入場券が一枚つくという感じではじまり、良番を引くために枚数を重ねる人たちが多くいたりもした。
(混ざり方が悪かったり、運営が操作してるんじゃとか噂されたり、いろいろな問題もあったなぁ)
そのため、番号が出すぎると実際に入場する人たちが少なくなったり、後から来た新規のお客さんがCD購入を渋るかも知れないということで次の対策が取られる形となったのかもしれない。
そして抽選方式。
CDの販売時間に限らず、枚数に応じた優先エリア入場券を渡す。100番単位でのブロック先行入場方式が抽選で行われ、300番台だったとしても先に入場できるという形にかわった。なので優先エリア入場券の番号が一桁であっても喜べないという、抽選ドキドキ時間が待っていたのである。
そして今回は、購入枚数ではなく購入回数につき優先エリア入場券1枚との引き換えにかわった。
複数枚ほしければ、並びなおして優先エリア入場券をもらい、納得いく番号が出るまで繰り返すことはできる。
ただしこのモラージュ菖蒲のように遠い場所だと、送料もかかることがあり、その分、加算されることとなる。
自分はCDは少しだけれど積みたいが、そこに送料分を加算すると別のところで買うのがしんどくなりそうだったので、今回はステージでの位置関係を見るためにひとまず後ろでもいいかと思い、一回分のみを購入。
200番台、300番台なんていつものことだったから、よくても230番とかじゃないかなぁとか思いながら、CDを予約。
人は無欲のときに限って運が回ってくるものらしい。
過去最高。
最前列はあるにはあったが、割と「あ、あいてた、ラッキー」みたいな感じだったのだけれど、今回は約束されたステージ中央。
なので座りました、ほぼ真ん中に。
するとなぜか今回は大きなお友だちが密集する不思議な結果に。
隣も隣も知った顔。
なんなら真後ろも知った顔。
自分も随分知り合い増えたなぁ……とか思いながら準備開始。
準備といってもステージ近くってすごくよく見える分、あちらからは見てもらえなかったりする場所でもあったので、とりあえず声援送って楽しもうと決める。
そう、俺はこのために絵コンテをあげてきたんだ!
1450秒あったのを1270秒まで欠番だしたり調整したりして書き終えてきたんじゃないか。
俺、すごいよ。
なんてことを共有しようにもアニメ関係者なんてほぼいないので自分で自分を褒めることにした。
Lucky²が近い
14時近く。
いつもの運営の人(マネージャーさんなのかしら?)が自虐的な「大人の人は立たないで」を言いつつ知ってるファンたちをわかせる。
(過去、小さなお子さんも、大人の人も立って――、みたいなこと言ってしまって慌てて訂正したのはアリオ柏だったかな?)
とりあえず描いてきたボードが「ここなら見えるかも」ということで準備しておく。
色が塗れなかったのでラフの線画をちょっと加工してそれっぽく仕上げたもの。
お見送り会という近くに行ける特典会もこのあとあるので見せるチャンスはあるから描いたものだけれど、ステージからリアクションもらえたら最高だし。
というわけで待っていたらLucky²登場。
――近っ!
最初に思ったのはそれ。
Girls²×iScreamの立川立飛のリリイベも最前列だったけど、ここまで近いと感じたことはなかった。
物理的な距離は2メートル~2.5メートルくらいあったと思うし。
けれどモラージュ菖蒲。
たぶん1メートル~1.5メートルくらい。
パフォーマンスの中でかなりぎりぎり前まで来るのでそのときの距離感は本当にハラハラした。
あちらが落ちて危ないという意味ではなく、なんだかこっちがやばいという意味で。
ステージも低めだから更にそうなのかも。
――そりゃみんな前に来たがるわけだ。
改めてそう思いました。
そして自分にとって初めて生で見る「夢空に羽」の衣装。
このMVを見てもらえれば素晴らしさがわかるというもの。
白いLucky²たちが長野県の高原で撮影したもの。
最初このMVを見たときの感想は「ティモテ(シャンプーのCM)」だったんですが、見れば見るほど深く、どこを切り取っても絵になるという。
彼女たちの今しかない瞬間をうまく切り取っていて、まさに夏のアルバムというもの。
それを近くで見ているのだから、ドキドキします。
ソレ以上に「あ、こここうなってたんだ」という驚きもあったりして。
その辺をピックアップする感じで、日彩がくるっと回って後ろを見せてくれました。
背中のところがぱっくり空いてる前掛けみたいなデザインでした。
白ってディティールを絵にするのが難しいので、今後イラストでどう表現しようかなと思いながら、
――白っ!
と思いながらLucky²を見上げていました。
今回のリリイベのセトリは
01:夏の魔法
02:Shooting Staa
03:夢空に羽
そして限定撮影OKの「夢空に羽」サビ部分。
リリイベスタート時に音響のアウトプットがうまく繋がらず、音が出ないままみんなが待機している状態が続いたりして、「もう一回?」とかざわざわしだす感じに。
これもリリイベならではの「あるある」です。
これが有料のライブなら「スタッフなにやってんの!」なんだけれど、原則無料のリリースイベント。更に来ている大部分はLucky²の味方ばかり。
自分でもアニメ「ガル学2」で書いたけれど、ファンって温かいものなのです。
ときには厳しいこともあるけれど、彼女たちの成長を見守りたいからこそ、許せるところは許したりもします。
ほどなくして音楽が鳴り、「夏の魔法」のパフォーマンスがスタート。
優來の甘い声が心地よい。
ナレーションとか読み聞かせみたない朗読とかやらせてみたくなります。(芝居はパターンが限られているのでもう少しうまくなってほしいという要求はありますが)
個人的な推しなので、間近で見られるだけで満足。
そしてもうひとりの推しの莉愛。
こちらもステージでの躍動感がすごい。
なんとうか素のときのポンコツ感とのギャップというか、この子は魅せることにおいてはプロの、やっぱりパフォーマーなのだなと心底思わされます。
もちろん他のメンバーもみなステキです。
基本ハコ推しなのでみんなを応援しています。
莉愛優來は前のグループからのドラマがあるのでどうしても贔屓目に思ってしまうところがあるわけで。
アニメ作ってるときは私情ははさみませんでしたが、タイミング的にこのふたりで暫く話を作らなくてはならなかったことも事実。
だからこそ、気持ちが入りすぎちゃっているのかもしれません。
「夏の魔法」の心地よさに揺られながら、次の「Shooting Star」に移ろうというつなぎのフォーメーションで待機しているLucky²。
けれどまた音楽が鳴りません。
みなどうしていいのかじっと待つしかなく――。
優來「最初のフォーメーションからやってみる?」という提案で曲本来のスタート位置に。
優來グッジョブ。
リリイベでこれが観られるのはある意味貴重だったと思います。
「Shooting Star」は神様Noにつづくみんなが好きな曲のひとつ。
自らをShooting Starと名乗る佐藤妃希様のダンスが映える。
そして梨々香のハイトーンの済んだ歌声、要所を締める優和の声が盛り上げてくれているところに日彩の「星になれ」の台詞。
この台詞が僕の真正面でした。
やられる!
キリミちゃんにやられる!
昼間にこんな絵かいたからきっと……その報いなのだ――と。
自分が日彩をあと30%強く推していたら、たぶん心臓とまったかもしれない。
一番近くで聞いた「星になれ」
砕け散った自分。
あの一瞬だけ莉愛優來を忘れてしまった。
そして表題曲の「夢空に羽」
ちゃんと聞くのはニ回目。
前はツアーのときに披露してくれたけれど、あのときはツアー衣装(というかアンコール衣装)
今回はMV衣装でのパフォーマンスなので、本気度が違う。
できればロケ地で舞ってるLucky²を観たかった。
(でも手が届かないところにあるからこその憧れ。この距離感がちょうどいいのです)
個人的に「夢空に羽」はこれまでの傾向の違うダンス(ジャズ?)なのですが、優雅な中に躍動感が垣間見える、
♪飛べちゃえる気分
のところの片足を後ろに挙げてタッチする振り付けが好きなのです。
このときのリリイベ組と優和の足がキレイにあがっているのが最高。
特にセンターの森朱里が長い手足を活かしてキレイにみせてくれるで、やっぱりこの子のダンスはすごいなと。
Lucky²が6人から9人になって一番強化されたがの踊れる三人がやってきたこと。
上村梨々香は歌もいけますが、森朱里と佐藤妃希のダンスは頭ひとつ抜けてる感じ。
佐藤環奈のパワフルさと比嘉優和の柔軟な動きを更に際立たせる軸が揃った感じ。
山口莉愛と永山椿の躍動感、そして日彩の存在感と優來のしっとりとした雰囲気でLucky²はいま一番いいところに来ている感じがします。
本当に今を観ないのはもったいないグループです。
お姉さんたちGirls²も一皮むけそうでまだ剥けきってないのでツアーでどうなるか楽しみなところなのですが、Lucky²はこの路線でアイドル路線を進んでもいいような気がしています。
いつでも本格路線には戻れるわけだし。
……というかLDHがその辺、割と統一感ないというか、自由すぎるというか。
撮影OKタイムでは、「夢空に羽」を披露。
自分のスマホが脆弱すぎて映像をアップするのがしのびなかったのですが、場所がよかったのでちょっとでも雰囲気お届けということでXにはアップしておきました。
なんでかくつくんだろう……。
(3年モノのスマホに広角ムービーとかで無理させたから)
他には質問コーナーと言うか、「夢空に羽」のお気に入り部分をお客さんに聞く部分があり、僕たちも無駄と思いつつ手を挙げる。
あたったなんだか顔を知っているママさんが
「妃希様がカンカンに膝枕されてる場面」と答え、
次に指名された小さな子も「同じところ」という回答。
やはりあそこはエモいのか。
自分なら全部と答えてしまいそう。
そして最後、後ろの方の子を指名。
するとその子がもじもじしてなかなか答えず、絞り出すようにいった一言が「だいすき」
これにはLucky²たちも会場もノックダウン。
勝てない。
小さな子の本気の答えには汚れちまった大人たちは勝てない。
更にMV撮影裏話として、みんなが一斉に走る場面で梨々香のレースの衣装の間に蜂らしい虫がまぎれこみ皆がパニックになる中、最年少の椿が素手で虫を捕まえてリリースしたそうで。
椿曰く「本当は虫だめなんだけど、みんながパニックになってるから冷静になっちゃって」と説明。
イケメンの素質のある子はやっぱり違う。
そんな感じでいろいろ進み最後の最後のほうで、優來が気づいてくれて手を振ってくれて。
(あー、脚本の人だ、的な)
そういえば美咲のスマホ撮影会でもそうなんだけど最初の挨拶が「おつかれさま」なのが反射的に出てしまう自分が悲しい。
お見送り会もこの絵を見せつつ、更にキャラだけアップにしたものを周回分、メンバーそれぞれに見せました。
描かれているののが自分だとわかると嬉しい反応してくれてよかったです。
こんな感じで各キャラ制作中なので、次回のステラタウンあたりでシールにしようと思ってます。
ほしい方は声かけてください。
――以上、リリイベのレポートでした。
次回の余談もお楽しみに。
サポートしていただけることで自信に繋がります。自分の経験を通じて皆様のお力になれればと思います。