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【 台湾について、日本は偏向報道ばかり 】

友人がまたメディアの台湾報道を持ってきた。わたしが頭にくると分かっているくせに、嫌な人よね😑。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231223/k10014297511000.html

でも、同時にフォロワーさんからも本件を聞かれていたので、きちんと調べ、以下に富士子の観点を書きます。

本件、話はだいたい理解していたが、今朝ホテルの朝食を食べながら、事の一部始終を調べた。

やはりそういうことだったのか😑。

民進党は頼氏だけでなく、立法委員も頼氏の違法建造物問題で大きなダメージを受けていて、年明けの選挙に向けて相当ピンチの状態である。
で、ピンチになると民進党はいつもの中国カードを使う。

中国カードを使うと、2つ効果がある。
・民進党の支持率が高まる。
・市民に「白色テロ」のような恐怖心を与える。

中国と戦う台湾というイメージを作り、台湾といえば中国問題、の日本のメディア(注:実際の台湾は、中国問題よりも遥かに内政問題で悩んでいる)は、いつもの調子で、台湾の民進党寄りのメディアが報道することをそのまま報道する。

今回の件、日本のメディアが報道している偽世論調査問題や里長の中国旅行問題の件は、確かに台湾で報道されていた。

しかし、肝心なのは、

①ことの真実はどうか?
つまり、実態は、民進党寄りのメディアや日本のメディアの報道通りなのか?
②民進党自身の中国との関係はどうなのか?
である。

まず①真実かどうか。
・偽世論調査のことを言うなら、例えば、自由時報がこれまで世に出した数々の実際の状況と全く違う世論調査については何故言わないのか?(画像参照)

どれも民進党に有利で、実際の選挙結果と大きく違うものだとわかる。こうした自由時報の調査結果も「偽世論調査」の可能性が高いので同様に検証すべきだと思うけど。

・選挙前の謀略事件だとして有名なのは、2019年、日本でも大々的に報道された「王力強スパイ事件」。
当時、王氏は、中国が国民党の韓氏を支援している、と言っていた。結果、蔡英文が総統に再選。

しかし「その後」、数年してから、王氏はただの詐欺師と判明、そしてオーストラリアは王氏を中国に送還。

総統選時に本件で騒いでいた日本のメディアはこの王力強事件の「その後」を報道したか、?

答えは、いいえ😑。

日本のメディアはいつもそう。民進党に合わせて騒ぐが、肝心の「その後」や「結論」を報道しない。
(日本語でググったら、千原靖弘氏が書かれた王立強事件に関するコラムがあった。是非ご参照ください。https://www.drsgate.com/company/c00080/04.php?)

以上、ここでは2つの例を挙げたが、選挙のために根も葉もないデマやイメージをでっち上げて、選挙の後に、どうせ誰も関心がないから忘れ去られる。

これがいまの民進党の手法。

(根も葉もないデマをでっち上げという点では、あの人と似てる)

②結論から言うと、民進党自身は中国とズブズブである。以下に最近の具体例をいくつか。
・現立法委員 林楚茵は、今回問題にされている里長達同様に、かつて中国で交流のイベントに参加した。また彼女はtiktok をよく使うということでも有名。

https://www.storm.mg/article/4952231

https://youtu.be/nn9GAocQLo0?si=E86WzBXgQOytJyE2

・今回の立法委員選に参戦する鄭運鵬は、2008年、立法委員選に敗戦した後に中国でビジネスをしていた。しかも当時自ら台湾のことを「中国台湾」と書き込んでいた。https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/4102991

・現副行政院長 鄭文燦は2011年にマカオで詐欺グループの女付きの招待をうけていた。https://udn.com/news/story/6656/7531182

・つい最近、現立法委員で國防外交委員会の委員である趙天麟が、実は、中国の統戦工作を担う女性 張晴と長年不倫をしていたことが発覚!(東洋経済に連載記事を書く小笠原教授の12月22日の文章でも言及)反浸透法でいろんな人を調べるのと同じように、まず趙氏を調べるべきなのでは?

https://toyokeizai.net/articles/-/723170
https://udn.com/news/story/123797/7530920

、、、。以上は氷山の一角であり、まだまだあるが、きりがないので、この辺で。

なぜ日本のメディアは、民進党の中国との絡みを全く報道しないのか?
これが偏向報道と言わなかったら、何を偏向報道と言うの😑?

民進党のやることには目をつぶり、野党のやることには目を大きく開く。
日本のメディアや言論人は、台湾について全く中立ではない。残念ながら、皆さん民進党の応援団と化してしまっていると感じる。

誰も玉山富士子のようにそのままの台湾を書いたりしない。

長年台湾に駐在していた経験のあるとある先輩によると、この人たちは「接待漬けにされたからでしょう」という。やっぱりそういうことなのかしら?本当なら残念です。

日本人に日本のメディアが台湾の真実を伝えないことは、日本人にとって決していいことではない。
一体日本のメディアは誰のために働いているのか?と考えるのは私だけでしょうか?

最後に1つ、玉山富士子として言いたいことがある。「台湾は日本の砦だ」と本気で言うなら、日本人の方々に是非していただきたいことがある。

すなわち、台湾国内の現状にしっかり目を向け、理解して、民進党や国民党の応援よりも、まず台湾市民を応援していただきたい。

https://newtalk.tw/news/view/2023-01-10/852603

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