「推しの子」ついに最終回(ネタバレあり)
漫画「推しの子」の最終回。私の感想は「アクアに死んでほしくなかった」この一言につきる。
お葬式のシーンまで、これはきっとあかねちゃんが計画した壮大なお芝居で、アクア君は生きていると思っていた。死んだとしてもまた転生するとか、いろいろ期待していた。
自分を愛してくれる、味方でいてくれる人達がたくさん周りにいたのに。それに気づいていたはずなのに。何もかも一人で背負って、一人で決めたことがすごく残念だった。妹を守るためであっても、結局は「自殺」したことに変わりはない。
私が妹なら、命を捨てるほどの覚悟があるなら、生きて命をかけて守って欲しかった。守らなくていい。2人で戦いたかった。
いや、周りの大人達も巻き込んで、知恵を出しあってどうにかすることができたんじゃないか。せめて、あかねちゃんなら完全犯罪も考えてくれて、一緒に秘密を抱えて生きていけたはず。
「生きろ」ってジブリにもあったけど、生きることに勝る強いメッセージってない気がする。自己犠牲の愛とか、命をかけて戦うヒーローとかあるけれど。アクアには生きていてほしかった。