No.18.1「コラム2」
今日は大晦日。
あと数時間で2022年が終わり、2023年が始まります。
最後に少しだけ今年の振り返りをしたいと思い、書き始めました。
今年は入院、手術から始まり、一年を通しておそらく1ヶ月くらいしか練習できていなかったと思います。
今年出場した全ての大会前は1週間前まで練習ができていない状態か、残り1週間で怪我をして無理やり出場するといった大会ばかりでした。
試合が終わっても痛めていた箇所が治っていなかったり、試合中に怪我があったりなど、試合の前後で練習ができないという状況が一年中続いていました。
怪我だけならまだしも、頭痛がずっと続いていた時は、きつすぎて練習どころではなく、ただただ寝て耐えていた時もありました。
正直すごく辛い一年でした。
終わりが見えないことよりも、終わりが見えたところで先延ばしにされる方がよっぽど精神的にダメージがあります。
今は落ち着いていますが、天皇杯の時は肋骨と一緒に心も折れた気がします。
別に不幸自慢をしたいわけではないですが、今年一年の振り返りとなると、どうしても怪我のことに触れないことは逆におかしくなってしまいます。
それでも、いいことはいくつかありました。
それは、気持ちが沈んでいる時の自分なりの対処法や、ポジティブシンキングの大切さと重要さ、他責ではなく自責にすることで自分自身とよく向き合うことができたりしました。
今まで自分自身と向き合ったことはあまりなかったけれど、そういった状況に陥ったことで、自然とより自分の内面に意識を向けることができたと思います。
自分の内面に意識を向けるということは、自分の体の変化に敏感になるし、これをした時は調子が良かったなど、色々と得になることが多かった気がします。
他にも、noteを書き始めたことで、自分の考えを文章にし可視化することで客観的な気持ちの整理をすることができたことも、自分自身と向き合うといった点でポジティブに働いたと思います。
また、全ての事象のハードルを極限まで低くすることで、失敗した時の心のダメージが少なくなったり、立ち直りが速くなったりしました。
ただそれに関しては、自己評価も低くなりがちで、自分に対しての期待感が低くなったり、ネガティブな気持ちになりがちなので一長一短な考え方だと思います。
これらの考え方に関しては、自分が自分の置かれた状況からなんとか這い上がるために考え出したものでした。
しかし、怪我や病気をして練習できなかった期間を作ってしまった原因は全て自分にあります。
本当に誰の所為でもなく全て自分が悪く、自分の責任だと本気で思っています。
自分の大好きな漫画の一つである『東京喰種』の中にこんな言葉が出てきます。
「この世の全ての不利益は当人の能力不足。」
今年自分が怪我したのも、練習できなかったのも、試合で勝てなかったのも全て自分の力が及ばなかった所為で、他の誰も悪くありません。
あの時こうしていれば、あんなことしなければといった、たられば話も全てその時最善の選択をすることができなかった自分の責任です。
しかし、このことに気づけたことは自分の中では非常に重要なことに思えます。
2023年は後悔のないように、最善の選択をできるように、能力を伸ばして、世界で戦える人間になりたいものであります。