No.25「世界が優しさであふれますように」
最近はますます夏が盛り上がってきており、暑さの上限はもはや予想もつかないところまで来ている気がします。
今このnoteは石川県で書いているのですが、東京と石川では暑さの種類が全く違い、東京は照りつける痛いような暑さであり、石川は湿度の高さからまとわりついてくるような暑さがあると感じます。
それでも少なくとも夏はあと2ヶ月は続くと予想できますし、9月ないしは10月まで残暑があってもおかしくはないと思います。
暑さからくる倦怠感や脱水症状、夏バテと呼ばれる栄養不足に陥ると心であったり、体の余裕というものがなくなっていき、どんどん自己中心的な考えになっていく可能性も否めません。
調子が良い時の自己中であれば率先して物事を進められるような積極性を発揮したりできますが、余裕がなくなっている時の自己中は自分が一番可愛いという状況であり、なかなか周りへの気配りというものが難しくなってくるものであります。
いつも周りを気にして生活をする必要は皆無だと考えますが、たまに心の余裕がある時だけでも人に優しくできたらいいなと思っています。
例えば、自分が人に優しくするときは心の余裕がある時が大前提ですが、優しいことをすると自分自身の心も穏やかな気持ちで満たされるからという理由があります。
つまりは、人のために親切にやっていることは結局は自分の精神環境をより良くするための手段であり、悪い言い方をすれば他人を利用して自分を気持ちよくしているということです。
因果応報という言葉や、情けは人のためならずという言葉がありますが、それはどちらも結局他人に構うのは周り回って自分のためにやっていると言う意味であり、人に優しくするという行為もよく考えれば自己中という捉え方をしてもあながち間違えではない気がします。
人に優しくして自分も優しい気持ちになる。
優しくされた人は、また別の人に優しさを分け与える。
その連鎖で世の中が優しい世界になってくれるといいなと思っています。
ちなみに、自分が人に優しくできるほどの心の余裕があるかどうかを見極められるラインとして、電車の座席を譲ることができるかどうかが一つの線引きだと思っています。
それができている時は心と体に余裕があるし、できない時は悲観的になるのではなく、心の余裕を取り戻せるようにいつもより自分を甘やかして心に栄養を与えるべきだと思います。
何事も余裕がない時、いっぱいいっぱいの時にはミスがあったり、一歩間違えると壊れてしまうものなので、我が身大事に、余裕がある時だけ周りに優しさを分け与えてみてください。