No.23「拝啓 盛夏の候」
ご無沙汰しております。
一応投稿はしていないだけで下書きはいくつか書き溜めてはいたのですが、久しぶりに投稿しようと思います。
今回のテーマは特に決めないで思いのままに書いていきたいと思います。
振り返ると前回のnoteは3月10日に書いたものが最後で、内容としては廉太郎の結婚式の話しとその後の二次会の時に剛士と話したことを書いていました。
前回から約4ヶ月、2023年としては半年が過ぎ折り返し地点を過ぎていますので、2023年上半期の振り返りを仮のテーマとして何か書いていけたらと思います。
ざっくりとした上半期の感想としてはすごく長かったというのが率直な感想です。
自分の中では2023年は1〜3月と4〜6月の2部構成となっていて、それこそが長いと感じた原因だと考えています。
年齢を重ねるにつれて時間の流れるスピードは早くなるものと勝手に決めつけておりましたが、この半年はとにかく長く、そして非常に濃い時間を過ごせたと思います。
理由としては、やはり自衛隊のレスリング部をクビになったという事実を外すことはできません。
自分の好きなことを満足していない状態で外野からやるなと言われることに関しては正直今でもふざけるなと言いたい気持ちがありますし、そのシステムに関しては甚だ疑問が残るところであります。
まあ自衛隊体育学校という組織はプロ集団なので結果第一という構造は仕方がないのは理解していますし、プロと言うものはどれだけ綺麗事を言おうが結局は強いことが正義で平等ではないので弱者が文句を垂れるのは負け犬の遠吠えになるだけです。
以上のような考えを持ちながらクビになった後もなんとかして結果だけを追い求めようとしていたのが1月及び2月の自分でした。
その後の3月が自分にとって色々な転機となりました。
一つ目は、もちろん廉太郎の結婚式に参加したこと。
二つ目は、剛士との焚き火会。
三つ目は、クビになった理由。
一つ目に関しては言わずもがな、懐かしい人たちと再会して話せたこと、たくさんの幸せを分けてもらえたことなど、廉太郎と希和さんが作り上げた素敵な空間に身を置いているだけで本当に幸せになることができました。
今度は廉太郎を招待する側になりたいとは思いますが、今のところ結婚する気は全くないので時の流れに身を任せたいと思います。
二つ目に関しては、結婚式の二次会の時に剛士と何かをしようと予定を立てていて、その何かが焚き火会になりました。
最初は剛士と二人で何かをすることは初めてだったので、大丈夫かなとか心配しながら行きました(笑)
しかしそれは杞憂に終わり、その時閉じていた心の扉というかダムというか何かが一気に解放されました。
自分は自分のままでいいこと、自分のありのままを受け入れてくれる人は必ずいるということ。
レスリングに関しては、自衛隊に入ってから結果を出さなければいけないことに考えが行ってしまい、今までのレスリングというスポーツが好きだという気持ちが薄れていたことに気づかせてもらったりしました。
レスリングが好きならそれでいいじゃん。と。
「レスリングが好き≠オリンピック金メダル」というすごく単純な計算式ですら見えなくなっていた自分は本当に視界が狭くなっていたのだと思います。
だからこそ今の自分は肩の力を抜いてレスリングを心の底から楽しめているし、勝ち負けよりもいかに自分が楽しいレスリングをするか、強い相手にどれだけ挑戦できるかを純粋に楽しめるようになっています。
それに気づかせてくれた剛士にはいくら感謝しても足りないくらいの思いがあります。
三つ目に関しては特にこれといったひねりもなくただの事実です。
クビになった理由が、自分が結果を残せなかったことではなく脳脊髄液減少症の影響だったということです。
正直僕の気持ちとしてはレスリングをする中で例え死んでしまったとしても全くといっていいほど悔いはないし、他の人にはなんの責任もないと個人的に思っているのですが、選手を管理する側としてはそういうわけにはいかないよねという話だったわけです。
そういうことならクビの話の時にそういってくださいよTコーチ…。
この話を聞く前は絶対に自衛隊の選手全員ぶっ殺してでも俺がパリオリンピックに行くっていうふうに過激な考えをしつつも頭痛が止まらず心と体が乖離状態で廃人かつ自暴自棄になっていて結構精神的に危うかったです。
以上の三つが1〜3月に起こったメイントピックでした。
時系列的には、結婚式→クビ理由→剛士、の順番だった気がします。
この辺は一気に立て続けに起こったことなので、僕の運命もまだまだ捨てたもんじゃないなと思います。
どれか一つでも欠けていたら今の自分がどうなったいたかわからないので感謝の気持ちでいっぱいです。
こんな感じで1〜3月は谷底からなんとか這い上がってきたような3ヶ月でした。
4月からはとにかく楽しもうということと、結果はどうあれ、まずは明治杯に出場することが目標となりました。
そこからは少しずつ自衛隊の練習に参加したり、土日は専大で練習したりしました。
結果として明治杯は一回戦で負けてしまったけれど、明治杯という目標に向かって打ち込んできた時間というのは確実に自分の中でのかけがえのない財産になっていると感じています。
休日はレスリングだけに費やしていたわけではありません。
レスリングの練習をしつつも、その中で釣りや山に入ることやサイクリングなど休み日は時間を惜しみなく使い切っていました。
まじで体力があってよかったと思います。
とにかく心がワクワクする方へなりふり構わず飛び込んで行きました。
この行動に関しては本当にやって正解だったと思うし、挑戦したらしたで何かが自分の中にプラスのものとして残ることが多かったです。
結果として、今年挑戦して後悔したことは99%ないと言い切れるくらい充実した時間を過ごせました。(1%はお酒に挑戦したこと。あれだけはまじで無駄だった。)
こんなに自分が幸せでいいのかと思ってしまうくらい今は楽しすぎるし、明日も明後日も自分自身に期待感を抱いています。
明日は俺は何をするんだろう、どういう楽しいことに出会うんだろうと毎日ワクワクが止まりません。
2023年も折り返しを過ぎて、もう下半期です。
下半期の目標は天皇杯61kgに出場することです。
心の底から楽しんで大会をぐちゃぐちゃにしたいです。
残りの半年にどんなことが起こるのかを楽しみにしながら毎日を生きていきたいと思います。