No.35「敷かれたレールの隣を歩くという選択肢」
皆さんは衝動に駆られたことはありますか?
ストレスによる「衝動買い(食い)」だとか、無性に走り出したくなったりだとか、意味もなく叫んでみたりだとか…。
僕は今、文章を書きたいという衝動に駆られております。
というか駆られました。
ですので、先ほどNo.34を投稿したばかりなのですが、もう一つ書きたいのと思ったので書きます。
なんせ次の旅はアメリカに行き4ヶ月ほど山ごもりする予定ですので週1ノルマが達成できないからです(元々達成できてない)。
本編を書く前に少しだけ次の旅の話をしたいと思います。
次の目的地はアメリカの山の中。
Pacific Crest Trail(通称PCT)というアメリカ3大メジャートレッキングに参加してきます。
一体どういうものかといいますと、南カリフォルニアにあるメキシコ国境のカンポという街からスタートし、アメリカ西海岸方面のカリフォルニア、オレゴン、ワシントンを通りながらカナダの国境を目指し、一度に通して歩くという登山をしてきます。
距離に関しては4265km。
砂漠や高山を通りながらアメリカ縦断を目指すわけです。
なんで?と思うかも知れませんが、僕にも理由は分かりません。
気がついたらやってみたくなっていました。
理由なんてそんなもんで十分です。
このPCTを歩くために世界一周を始めたといっても過言ではないのですが、今までの街中を通る旅とは違い、今回は大自然の中にお邪魔させていただきます。
言語も違う、気候も違う、環境も違うという自分にとって何もかも未知の世界に飛び込むわけなので怖くないわけがありません。
自分の頭の中には死ぬことも想定内です。
いつもよりも死に近い境遇の中で何を感じるのか、何が大切だと思うのか、自分とはなんなのか、自然とはなんなのか…。
いろいろなことを体験し、感じ、自分の知見にしていきたいと思っています。
まあ頑張ることは一つもありませんが、強いていうなら頑張らないことを頑張るということと命を大切にという2点に気をつけていきたいと思います。
生きていればなんとかなりますからね。
長くなりましたが、これが次の旅についてでした。
そんでやっと本編です。
ニュージーランド、オーストラリアの旅から帰ってきて日本には2週間ほど滞在しています。
その中で今回はめちゃくちゃレスリングに関わっている一時帰国になっています。
まずはいつも通り専修大学。
しかし、いつも通りのつもりで行ったら合同会社テクニカルフォールさんの撮影日と被っており超豪華なコーチ陣が勢揃いでした。
次は葉山ビーチレスリングクラブ
ここは僕が学生時代にコーチとしてお世話になった田中幸太郎コーチ(ジョンジョン)が監督をされていて、前々から行ってみたいと思っていました。
たまたま関東での滞在期間と被っており思い切って連絡して練習に参加させていただきました。
結果はめちゃくちゃ楽しくて、参加できたことが大正解でした。
大自然と子供たちの笑顔と、やってみることや挑戦への姿勢をみてこれだよなぁ〜と感じました。
自分も子供に負けないように子供になっていました(?)。
次は地元石川県の津幡町で行われたキッズレスリングの体験会×2
川井姉妹の立ち上げ体験会と、自分と梨紗子と喜多監督の3人で行った第一回練習会でした。
こちらはもっとレスリングに寄せた体験会で、これからのレスリング界を背負ってくれるような子達がたくさんいました。
どちらも子供たちが楽しそうにやっており、参加してよかったと感じました。
こんな感じで去年の天皇杯以来、一番レスリング触れていた期間でした。
僕は金沢でレスリングを始めてからたくさん勝っていた方ではなかったけれども、レスリングを通して楽しさ、悔しさ、挑戦すること、挫折など良い面も悪い面もたくさんのことを学ばせてもらいました。
他にもたくさんの仲間ができたり、辛かったこともあったけど今となってはレスリングを始めてよかったと思っています。
今回、自分が関わらせていただいた子供たちには5年後、10年後、はたまた15年後?!その先までもレスリングに出会えて、やっててよかったと思って欲しいです。
レスリングに育ててもらった恩を今度は次の世代の子達に体験してもらえるような場を提供することが僕の使命だと思っています。
まずは早く日本に帰ってこいという話なのですが、いつかは自分が今まで学んだこと、この旅で感じたことを伝えられる場を作れたらいいななんて考えております。
ということで衝動に駆られた駄文は終わりにしたいと思います。
壮大な自然とたくさんの子供たちの笑顔に幸あれ。