No.28「星座になれたら」
7月を楽しみまくったツケが来たのかはわかりませんが、8月に入ってからずっと頭が痛くて調子が悪かったのですが、ようやく回復してきました。
体調を崩していると体力がなくなって動きたくなくなるので活動量が減ってしまいがちです。
活動量が減ると相対的に新しい事象に触れる機会は減少しますし、普段なら楽しめることでも楽しむ前に体の辛さを実感してしまいネガティブになってしまいます。
自分も例に漏れずネガティブな感情が先行してしまい8月はあんまり楽しくないです。
自分の場合は横になったりする時間の割合が多くなってしまうので、余計(マイナス)なことにまで考えを巡らせてしまうことが多いです。
今は元気になったので、その時に巡らせていたマイナスなことは全然気にならないし、なんなら自分の今後の人生で挑戦して打破していくべき目標なのかと考えたりしています。
その中で一つだけどうしてもモヤモヤしてしまうことがありました。
まあレスリングのことなのですが…。
想像に難くないことですが、どうしてもレスリングで後悔があります。
というか、問題はレスリング自体ではなく、モヤモヤの正体が後悔だったということの方が重症な気がしています。
それで後悔というのは、なんでもっと挑戦しなかったんだろうっていうことです。
こんな自分でも親が丈夫な体を授けてくれたおかげで四半世紀生きることができました。
ですが四半世紀生きたらその時間分の「たられば」が詰まってくるわけです。
そんな中で一番後悔しているのが挑戦しなかったことでした。
具体的には大学4年以降の選手生活での毎日の練習です。
「なんでもっと強い選手、先輩にあたりに行かなかったんだろう。」
このことばかり考えてしまっていました。
僕は自分から何かを発信することや集団の中で能動的に動くことが苦手です。
小さい頃から練習ではいつも受け身に回っていました。
それがなぜなのかもわかっています。
理由はインカレで優勝してしまったからです。
高校時代はなんの成績もなかったのに突然優勝してしまったから下手に練習で負けたくないとか変なプライドが生まれました。
しかもインカレの前後で明確に変化したことが一つあります。
それは練習の時に待っていても勝手に相手が来てくれること、さらにそのことに慣れてしまった自分がいたことです。
自分の受け身の姿勢がさらに受け身になっていました。
正直こんなことならインカレなんて優勝しなくてよかったと思うくらいです。
この後悔に気づいてしまったことで、自分はこれからの人生、一生この後悔を引きずって生きていかなければならないのかと考えるだけで最悪な気分です。
勇気を持てず挑戦しなかったことが積み重なることで輝くべきである人生が曇ってしまうのです。
今は選手として結果を残さなければいけないというプレッシャーはなく肩の荷が降りているような状況だから簡単にそう思うのかもしれません。
正直レスリングは社会人が終わってから週に2回やれば良い方で、体調を崩していたのもありますが体もほとんど動かしていないです。
こんな現状の自分が挑戦だとかほざくなって感じなんですけどね。
いつの日かこの後悔の感情も風化してしまうのでしょうか。