No.19「2023」
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年はnoteを始めたことで、自分の頭の中でごちゃごちゃと考えていたことを文字に起こし可視化することで、主観の文章を書きつつ、それを客観視することで今後どうしていくべきかをより明確にすることができた2022年の下半期だったと思います。
なんだかんだ文章を書くことが好きなので、こういった場を能動的に始めることができたことは良かったと思います。
自分は三日坊主タイプなので、小さなことでも継続することができたということは少しだけ自信になりました。(ちょいちょい投稿の遅れはありましたが。)
他にも投稿日を毎週水曜日と定めることで1週間という時間の扱い方を大切にしようと感じたり、一日1日に起こった出来事を記憶に留めやすくなったと思います。
まだnoteを始めてから半年も経っていませんが、そんな短い時間の中でも自分の中で少しづつ変化を実感できているので、それは良いことだと思い、これからも継続していけたらと思います。
3年ぶりに年末年始に実家に帰りました。
2年前はコロナ、昨年は入院と、帰る時期を少しだけずらしていたのですごく久しぶりに実家のお正月というものを過ごした気がします。
ばあちゃんの家での集まりや、初詣、母校の練習、帰った時にいつも行くお店などに年末年始の挨拶をしていました。
そういったたまにしか会うことができない方達に会い、お話をしていると試合前の応援だけではなく、離れたところでも自分のことを気にかけてくれる人がたくさんいることに改めて気付かされます。
月並みな感想ですが、そういった応援は本当にありがたいですし、帰った時にその人たちにいい結果を報告できるように頑張るぞ!という新たな活力も湧いてきます。
天皇杯が終わった後のnoteのリンクを貼ったストーリーにはこう書きました。
「昔は応援に意味があるのか分からなかった。意味あった。そう感じた。」
これは本心ですが、少し追記をしておくと、昔というのは小中学校の時の話です。
その時は親が会場にいて試合を見ているのが恥ずかしかったし、学校でレスリングといっても同級生はどういったスポーツかわからないため、まあ頑張れ程度でした。
それがだんだんと歳をとり、人の気持ちも少しはわかるようになってきてからは、「応援」という行為自体がすごく尊いものだと感じ始めました。
それを感じ始めたのはおそらく高校の団体戦を経験したあたりだったと思います。
はっきりとした理由はわかりませんが、あるとすれば自分が応援する立場に回ったことがきっかけなのではないかと思います。
レスリングは個人戦なので、極端な話で言えば自分以外の全員が敵です。
そんな敵を応援することなんて考えたこともないし、口では応援するといっても本心ではそう思っていなかったはずです。
それが団体戦となると話は別です。
団体戦は高校であったり、大学といったチームを勝たせるためのものです。
細かいことを言えば個人戦の連続です。
ですが、団体戦は自分が勝ってチームを勝たせることもできれば、自分が負けてしまってチームを勝たせることができないことや、自分は勝ったのにチームは負けてしまうことだってあります。
チームを勝たせるためには自分が勝つことは大前提ですが、チームメイトに勝ってもらうことも同じくらい重要なのです。
ですが、レスリングは個人戦なので、他の人の試合中は自分は何もすることはできません。
できることと言えば応援だけです。
自分が仲間を応援し、仲間に応援されて自分が戦う。
そういった経験が、今になってすごく大切なものだと再確認できました。
オリンピックに出ることができるのは選手一人だけの個人戦です。
団体戦ではないし、レスリングを経験していない方達も自分を応援してくれている。
その事実は非常に尊いものです。
なかなか人から応援してもらえるということを経験することはできません。
オリンピックを本気で目指して毎日を活動できる人も多くはありません。
そういった貴重な経験ができている現状に感謝し、毎日を歩んでいかなければいけません。
最後に自分がどういった結果になっているかはわかりません。
ですが、最後の一年。
自分の持てる全力を出し切って、後悔だけはないような2023年にしたいです。
毎日、昨日の自分よりも一ミリだけでも積み重ねていけるように、朝鍛夕錬の思いで日々を過ごしていきたいものであります。