No.15「600 R9(北グラ)」
最近の日本の大きな話題はほとんどサッカーワールドカップについてのことだと思います。
テレビでもネットでもどこもかしこもサッカーの話題で溢れかえっています。
自分もサッカーが好きで、よく試合をみにいったり、休みの日には後輩のダイキと朝からサッカーしたりするくらいには好きです。
今回のワールドカップでもサッカーが好きな仲間内で優勝予想をしたり、あの国が今は強いだとか、注目選手はこいつだだとかを言い合ったりしてます。
その中でもやはり注目するのが、日本代表です。
正直グループリーグの抽選があった直後から、ドイツとの第一戦が始まるまで日本がグループリーグを抜けられるとは考えておらず、なんなら全敗してしまうのではないかという考えもあったりしました。
そんな中でも日本代表は結果としてドイツ、スペインを破りグループ首位通過。
決勝トーナメントでは本当に惜しくもクロアチアに負けてしまい、ベスト8とはなりませんでしたが、対戦国のレベル、内容を踏まえても大躍進したといっても過言ではない結果だったと思います。
それだけに、クロアチアに負けてしまったことはサッカーをやったことがないのにも関わらず、尋常じゃなく悔しかったです。
一応かなり前からサッカーを見ているので、あの時の選手交代が、とか、フォーメーションが、とか自分なりに考えることもありますが、全部素人の考えであり、たらればの話です。
実は、日本代表の戦いにはすごいことがあります。
それは、サッカーを見ていたほとんどの人が悔しいや、たらればをいっていたことです。
悔しかったということは、日本代表の戦いぶりに心を動かされたということです。
感情を動かされた、つまり感動したということです。
これはかなりすごいことで、直接会ったことも、話したこともない人たちが頑張っている姿をみて感動することはかなり難しいです。
もし、テレビをつけて何かのスポーツをやっていたとします。
果たして、その試合で負けた人と同じような気持ちになれるでしょうか。
大体は残念だったね、くらいで終わります。
例えばその選手が同じ学校の人だったり、友達であったならば悔しいや、負けたけどよく頑張ったなどの感情が湧いて来ると思います。
ですが、今回の自分と日本代表のように、関係性が全くない人に感動することは難しいというか、ほとんどできません。
そういった点で、今回の日本代表は日本のサッカー人気を獲得すると共に、見ていた人、応援していた人たちに勇気と感動を与えられたのではないかと思います。
ここまでで言えることは、人は人の一生懸命頑張っている姿に感動することができるということです。
自分とは直接関係ない人に姿にも感動できるということは、自分のことをよく知っている人、直接関係、交友があるひとだとどうなるでしょうか。
自分の頑張りが、周りの人を感動させることができるのではないでしょうか。
サッカー日本代表の頑張りを見て、自分にもできる、明日から頑張ろうと思った人は多いと思います。
今回は、ワールドカップという注目度の高い大会だったため、日本中が感動しましたが、大きさは違えど周りの人を感動させることは自分にもできるのではないでしょうか。
そう思うと、今の自分の頑張りは、自分のためだけというのは少し違ってくると思います。
応援してくれる人のため、支援してくれる人のため、お世話になった人のために、どれだけ不利な戦いであろうと、せめて一生懸命諦めない姿を見せるべきなのではないでしょうか。
勝負である限り、勝者がいて敗者がいます。
全員がヒーローになることはできません。
ですが、全員が持てる力を全て出し切り、一生懸命戦うことはできます。
人はその全力を出して頑張っている姿に感動するはずです。
何かを勝ち取った時には自分だけでなく、周りも感動させられるような選手であり、戦いをしていきたいものであります。