No.24「君たちはどう生きるかについて」
こんなジブリの最新作に噛み付くようなタイトルをつけてしまい大変に申し訳ない気持ちがあります。
とはいえやはり今日地球上に共に生きる私たちにとって人生のゴールであり終着点である「死」というものは必ず実現するものでありまして、それに対しては分別の付いていない未就学児を除くすべての人間が畏怖、好奇心、来世についてなど十人十色の形で興味を抱いているのではないでしょうか。
栄枯盛衰だとか、猛き者もついには滅びぬだとか、平家物語を語り継いだ琵琶法師も上手く言ったもので人生には死が実現する前にも山あり谷ありで上手くことが運ぶばかりではないことを後世に伝えています。
愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶという言葉があります。
人生の中で何度も山から谷に落ちていく場面がありますが、その時に今までと同じ失敗をせず、問題に直面した際に改善を重ねていくことこそが愚者と賢者を分けることになるのではないでしょうか。
実際僕自身は、愚者であろうが賢者であろうが、結局は人が作った事実から学んでいるわけであり、目を細め、薄目で覗き見る感じでは愚者も賢者もどんぐりの背比べではないだろうかと考えるわけであります。
しかし、いくらどんぐりの背比べといえど小さな差というものは時を重ねるにつれ如実に差がついていくものであり、塵も積もれば山となるということだと考えます。
そこに愚者と賢者の差があると考えるわけです。
0.99と1.01の法則というものがありまして、いたって普通の1日を1とした場合に、少しサボった日を-0.01として0.99、少し頑張った日を+0.1として1.01。
単純な一日として両者の差を見れば0.02ですが、これを一年365日で一年中妥協してしまった人、一年中努力した人で比較するという法則です。
結果としては0.99の365乗で0.025…、1.01の365乗で37.783…。
毎日の積み重ねと毎日の楽が重なってしまえばこれだけの差が開くそうです。
実際にはこんなに綺麗な計算式のようにいくわけがないですが、計算上では面白いように差が開いています。
このような小さな積み重ねが人生の豊かさを左右しているといっても過言でもなんでもなく、なんなら自分の人生の時間というものをもっと大切に扱っても良いのではないかと思うわけです。
偉そうなことを言うつもりではありませんが、人間がより自由に生きていくために必要なものは時間とお金だと思っています。
が、どちらも不安に苛まれないような充分な量を確保することは人生のタイミングでは本当に一瞬あるかないかだと思います。
そう言う時には多少の無理を承知で世の中に挑戦していくことが今後の人生の結果を変えていくことになるのではないかと考えます。
その挑戦の結果が1.01であり、人生の終着点をより色鮮やかにしてくれるのではないかと信じています。
楽しいことばかりではない山あり谷ありの人生ですが、死ぬ前に生まれ変わってももう一度自分として生きていきたいと思えるような人生にしたいと思う次第であります。
こんな感じで長々と書き連ねましたが、つまりは自分が来年世界を旅したいと言う意思表明と自分自身を肯定するためだけの駄文でありましたとさ。