セクシャリティをカミングアウトして感想をもらった話
こんにちは、ふじっこです。
ヘッダーがなんか昔のドラえもんだかサザエさんみたいな感じが出てるなと今思いました。
前回所属しているクリエイターのコミュニティでカミングアウトした漫画を描きました。
この漫画や過去の記事を所属してるクリエイターコミュニティの方々に見せて、感想をよかったらお願いします〜と募ったところ思ったよりも多くの感想をいただけました…!
ありがとうございます!
さてはて、なぜ感想を募ったかというと、漫画を描き始めた時に、「この漫画を読んでくれる誰かが自分なりの意見や感想を話してくれたら嬉しいな」というのをモチベーションにしていました。
中々バズるまでいかないので、そんなにすぐに贅沢なものをいただけるわけないのですが、でも聞いてみたいな〜と思ってクリエイター仲間の方に相談したところ、
「せっかくだし、クリエイターコミュニティの皆に聞いてみたらいいじゃん!」
というご助言をいただきました。
カミングアウトした私のことも、漫画のことも知っている方たちですし、よかったら感想ください〜といえばくださる優しい方々です。
本当にありがとうございました。
私の夢が一つ叶った夏となりました。
いただいた感想を読むと、皆さん率直な意見、感じ方、考え方が様々で興味深いなぁと思いました。
今日はせっかくなのでそちらをご紹介したいと思います!
なので今回は漫画はなくて感想メインの記事となります。
(ここの記事としてとりあげてもいいと言われた人だけにしています。)
紹介する感想は名前をふせたり、記事用に少しだけ改変していますが、基本はそのまま載せています。
知り合いのクリエイターさん達はとても優しい方が多く、すごく私を持ち上げてくださってる感想ばかりで感謝しかないのですが、読む方によってはふじっこの漫画アゲ祭り↑age↑やん。
萎え。
みたいに思えるかもしれません。
ですが、お時間をとって真摯に書いてくれた事は変わらず、私にとってはありがたい感想です。
なので途中で読んでホゲ〜って思ったら遠慮なく閉じちゃってください!
少し長いですが、お付き合いいただけると助かります。
漫画の見せ方についても感想もらったり意見もらったのですが、テーマをしぼりたかったので、今回はそのあたりは載せてません!
しかしとてもためになる意見ばかりだったので、今後の漫画活動に取り入れていきたいと思います!
感想1:理解が及んでいないと、自分の言動で傷つけてしまうことも
重たくなりがちなセクシャリティの内容ですが、親しみやすい漫画で、とてもすっとココロに入ってきました。
なかなかセクシャリティのことに、理解が及んでいないと、自分の言動で傷つけてしまうこともあるなぁとも思いました。これからの更新も愉しみにしています!
ありがとうございます!
セクシャリティのことは身近に人がいるか、教育として知る、学ぶすべがないと中々知る機会がないかなと思います。(現在の日本においては)
でも関わる人一人一人を尊重しているのであれば、ものすごく傷つけてしまうって事はないんじゃないかなと思います!
感想2:他人の趣向は自由だからたぶんみんな気にしてない。
他人の趣向は自由だからたぶんみんな気にしてない。自分と違うことは普通だとおもいます!
ええ話だった……
自分と違うことは普通、いやほんとそうなんですよね。全く同じ人間なんていないです。
でもその違いを埋めようと思うのが人間なんですかね。。
多様なあり方があるんだとお互い認められたら少し楽になれる気がします。
感想3:違うことが普通だと受け入れられる場所が増えたらいいな
【見せてもらった漫画について】
セクシャリティについては全然考えたことなかったのですが
高校大学と女子校だったので思い出すとLGBTの方は結構いたかも。
そういった立場に立ったことはないけど、自分の好きになった人を周りに言いにくいとかなにか批判されるんじゃないかとか思うのは悲しいし心が痛いだろうなと思います
その点、●●(クリエイターのコミュニティ名)は多様性を受け入れてくれるので私もいい場所だなーと思ってます。
女が女を好きになっちゃいけないとか男が男を好きになっちゃいけないとか絶対に好きな人がいなきゃいけないとか、変な固定概念が世の中からなくなって、違うことが普通だと受け入れられる場所が増えたらいいなと思いました。
個人の考えやあり方を尊重する場所っていいですね。
もちろんそういう個の自分を生きていくにはどうするか、って考えることが一番大切ですが、私もコミュニティのそういう部分はとても勉強になります。
セクシャリティ関係なく、家庭や会社、学校だと話せないことって誰でも持ってるものだと思うので、我慢せずにありのまま話せる場所が必要だなと感じます。(それはツイッターでもnoteでもなんでもいいとおもう。)
感想4:話した後のほっとした表情を見て、今まですごく葛藤してたんだろう
あの黄色の服のメガネはワイでは…?と、自意識過剰ムーブをかましているのですが、いやちょっと、涙ぐんでしまいました。違ったらすいまs…
でも聞いた時は、なるほどそうなのね、スマブラしようぜ、くらいの気持ちしかなく……。
私も実際のところ、自分のことや本心をあまり人に話せないタイプ(遠慮する・黙るほうが楽思考)なので、ふじっこさんがご友人の話を始めた時、ご自身のことを話している時の反応を探るような不安そうな表情や、
話した後のほっとした表情を見て、今まですごく葛藤してたんだろう、というのをなんとなく感じていました。
うさぎの表情がいいですね…!〇〇(クリエイターのコミュニティ名)っていいところですよね。
黄色い服のメガネはあなたです!笑
突然のカミングアウトの時にいらっしゃった方ですね。
なんか表情まで見られていたの恥ずかしいですが(笑)、あの時はもう言わないと先進めないのでは…でも…の繰り返しで、やっぱ言わないと進めないわ思って言いました。
みんな案外普通だったので私の中でハードル上げまくってただけだったと思ったらとても安心しました。。
ほんと、スマブラやるくらいの感じで聞いてくれてありがとうございます!!笑
感想5:「女は女らしくいないといけない」
イラストがかわいいし、内容もネガティブすぎないのでとても読みやすかったです。私はストレートではあるけど女子っぽい文化が苦手だったので、とくに最初のほうに投稿されてた内容に共感してました!!
昔は今以上に「女は女らしくいないといけない」が押し付けられたしんどい空気ありましたよね。
LGBTQに関しては海外ドラマ(いまPOSE観てます!)やツイッターの影響もあってだいぶ良い空気になりつつありますね。もし何か助けが必要ならサポートするので声かけてください〜
今後もし漫画を続けてくださるなら、
「こうされたら嬉しい」や「これ言われたくない」とかがあると思うので、
そういうことを知ることができる内容を読みたいです。(人によるけど)
LGBTQのことを知らないことで傷ついたり、意図せず傷つけてしまったりしないためにこの漫画はとても良いと思うので、ゆっくりペースでも続けてほしいな〜と思いました。
The「女子」という文化、私も苦手でしたね。私の場合苦手っていうか怖いと言うほうがしっくりきますが笑
今はSNSの発達でみんなの自分らしさを表現することができるようになってから、女性らしさ、男性らしさという概念がなくなってきた感じはしますね。
「こうされたら嬉しい」や「これ言われたくない」があれば、ですがそうですねなんだろう。。またあれば漫画にしてみますね。
サポートありがとうございます!お名前がわからないのですがまた教えていただけると助かります!笑
感想6:誰でも経験したことのある話題
ほんと「イイハナシダナー」でした!笑
敏感な人にはとっつきにくい話題ではありますが、noteなどでピックアップするお話が普遍的な、誰でも経験したことのある話題も含まれているので、踏み込みやすくて大好きです。
しかも今回はみんな共通してわかる方が出てきたりと、全体で雰囲気盛り上がれて楽しかったです!
今回のお話についてですが、今回の漫画をみんなに共有できたのは、このお話に描かれた経験があったからなのかな…?と思うと感慨深い…(イイハナシダナー!笑
素敵な漫画でした!今後も楽しみにしています!
ありがとうございます!
基本的にはとっつきにくくないような表現を目指してたので、そう言われて嬉しいです。
共有できたのはそこがあるのは間違いないですね笑
言えたことでずっとやりたかった漫画を描くということを相談できたり、アドバイスもらえたので言ってよかったなと思います。
感想7:ふじっこさんの行動を後押しできたのならよかったです
私の事も漫画に登場させてくれてありがとうございました。
自分ではあのとき思ったことをそのまま言ったつもりですが、ふじっこさんの行動を後押しできたのならよかったです
いえこちらこそ、当日のカミングアウトの時は話を聞いてくださりありがとうございました!
あの時そういっていただけてとても元気になりました笑
感想8:色々日本のおかしいところがクローズアップされやすくなっていると思います。
漫画お上手すぎるのと、物語に引き込まれてしまって、あっという間に読んでしまいます!
心理描写がわかりやすい表現で描いてありとっても読みやすいです。
好きあってるのに同性だと結婚できない、名前は夫婦同姓じゃないといけない、ポテサラくらい母が作れ、餃子は手抜き・・・近年、色々日本のおかしいところがクローズアップされやすくなっていると思います。ふじっこさんの漫画も一人でも多くの人に知ってもらいたい気持ちです。
ありがとうございます!
なんかどれも「その人の立場や状況」ってのをおもんばかる事ができてないから起こることなのかなと思います。
そんな私も何も知らずに「これくらいしたらいいじゃん」とか言ってしまったりするんだろうなと思いつつ。。
クローズアップされることでそのことについて考えるきっかけになるのが、今のSNSの良いところなのかと思う反面、過激な内容や表現になってないかきをつけつつ、日々のあったことや感じたこと描いていけたらなと思います。
感想9:他人にどう思われるかが気になって、本心を隠す人生でしたが・・・
私も他人にどう思われるかが気になって、本心を隠す人生でしたが、私も同じく受け入れてくれる環境に身を置けたことで解放することができたので、とても共感しました。
でも同僚とかにはやっぱり隠してしまいますね〜打ち明けるかどうかは環境や相手次第かな!
どこでもなんでも打ち明けたりオープンでいることが絶対じゃないと思うので、全然使いわけていいと思いますね!
重要なのはどうすれば自分がストレスフリーになれるかという「自分の使い方」だと思うので、話せる時に話すし、ちょっと違うなと思えば言わないでいいと思います!
感想10:それは僕にとって「髪色が茶色なんです」程度のこと
お疲れ様です!●●(名前)です!
漫画楽しく読ませていただきました。ふじっこさんの中でずっと葛藤があって、それも周りの人とは共有できない悩みで、だけども一つ自分をうけいれられたのだと思います。おめでとうございます、よかった、と思いました。
漫画自体やメッセージについてですが、正直とくになんとも思わなかったです。変な話なのですが、バイだとかゲイだとか、人を殺したことがあるとか、それは僕にとって「髪色が茶色なんです」程度のことでして、「まあそんな人もいるよね」と受け入れるぐらいのことなんです。
これは僕自身が大学8年で高校も4年通い、うつ病で何年も引きこもり転向し、かと思えば躁鬱でむちゃなこともして、だけど周りに相談しても誰もわからないし共感されない、、そんなバックグラウンドだからかもしれません。
だけども、人それぞれが当たり前のように違うという前提が、当たり前な社会はきて欲しいですし、応援したいと思いました。
今後とも、何卒仲良くしてやってください!笑
こちらこそ仲良くしてくださいね!
いやほんと、だいたいのことは「髪の毛茶色なんです」位の感覚でいてくれたほうがいいなと思います。笑
ただそれだけだと不安だったり、納得しないと思うので色々議論したり、呼称をつけて表現しますが、本当は一切の概念をのぞけば、「ただそこにそうあるだけ」なものがほとんどだと思います。(なんか禅問答みたいになってきた。)
なので「差異」というものはそもそもは全然ないんだろうなと思います。
感想11:果たして本当に差別や偏見を持ってないのかな?と考えたら・・・
ふじっこがセクシャリティについてコミュニティでカミングアウトしたのがつい最近だと知って驚きました!
漫画では衝動に駆られて勢いでカミングアウトしたように描かれていたけど、とても勇気のいることだったと思います。打ち明けれたことはとても素晴らしいし、すごいと思いました。
36年も生きてたら、私も色んなセクシャリティの人と出会ってきたし、差別や偏見はないつもりだけど、果たして本当に差別や偏見を持ってないのかな?と考えたらハッキリ「ない」とは言い切れないかもしれないと、最近考えるようになりました。
最近では昔に比べて認識されているセクシャリティやジェンダーって多様で一言でレズ、ゲイ、バイでは区切られなくなってきたなと思っていて、それに伴って自分の認識もアップデートされているかと聞かれたら正直ついていけてないし、疎い方だと思う。
古い固定概念のもと、私は知らぬ間に「レズの人はこう」「バイの人はこう」って決めつけて差別してるかもしれない。かと言って、当事者にズケズケ色々質問したりできるような軽々しいことではないし…こうやって、ふじっこが自分の体験を通して漫画にしてくれるって言うのはとてもありがたいことだなと思います。
だって、自分のセクシャリティを漫画にするってかなり勇気がいることだよね。私だったら恥ずかしくて描けなし、描きたくない気持ちが勝ってしまう…
漫画にしてくれて本当にありがとう。
好きな人を堂々とみんなの前で「大好き」って言えない苦しさってどれほどだろうと考えることがあります。そんな世界はとても悲しすぎる。皆が安心して好きな人を好きだと言える世界になるといいなと思います。
ふじっこの理念、「差異をなくして、彩を増やす」心から応援しています。
おいも
おいもちゃんから真面目な感想が来て驚いていますがありがとうございます!
自分の事を漫画にして伝えるってすごい!って言われちゃいましたが、ただただ自分が描きたかったからという感じなので、誰かのために〜!みたいな大義名分ないのですが、漫画を通じて得たものや知る部分があると感じてくれたなら良かったと思います!
誰でも、知らないところで差別したり偏見を持っていると思っていて、それはある程度仕方ないと思ってるんですが、ただそれをそのままにせずに思考をアップデートして行こうと思えるかが重要なのかなと思います。
おいもちゃんはわりと自分なりに考えて行動して、また考えてをやってる人だなと思ってるので、多分大丈夫だよ!(何が)
まとめ:昔物言わぬ貝だった自分へ、今めっちゃ喋ってんで。
長くここまで読んでくださってありがとうございます。
基本的に褒めてくださったり、応援の言葉が多くとても励みになりました。
今回の記事は見ようによっては私というマイノリティがただちやほやされてるように見えないこともないかと思いましたが、でも発話しないと得られない貴重な体験だったなと思います。
今回感想くださった方々はよくよく知ってる方もいればそうでない方もいるのですが、(名前が基本わからないのであれですけど)読んでて
「そんな経験があったんだ」
「そういう考え方があるんだなぁ」
など、普段は知り得ない部分が垣間見れました。
私はまだ自分に対してセクシャリティをバカにされたり拒否される経験はないのですが、学生の頃、友達だった子が別のセクシャルマイノリティの子に対して「気持ち悪い」と言っていたのを聞いてしまった経験から
「うわやっぱなんも喋らんとこ…」
と思って物言わぬ貝になってしまったことがあります。
大人になった今ならズケズケと
「なんで気持ち悪いん?」
「君の考えを聞かせておくれ」
と言えるのですが、当時は言えませんでした。
自分から対話することをやめてしまったんですね。
まぁまだ10代の臆病な私には無理な話でしたが、今漫画を通じていろんな話ができている状態って素晴らしいなと思いました。
皆の脳をシェアしてもらった気分です笑
今までわりと一方的に漫画を描いて出していただけだったのですが、漫画を通じて対話が生まれ、その人の事を考えるきっかけを生み出せたことはこの夏の私の活動としては褒めてもいいのかなと思いました。
今回感想をくださった方々、ありがとうございました。
私送ったのがないやんけ!!!って思ったらご連絡ください(笑)
またノロノロとですが漫画を描いて行こうと思いますので、引き続き読んでいただけたら幸いです。
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