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親の死後、これだけは気をつけたい書類4点

【ご参考】2年前に父、昨年末に母を見送りました。その経験をもとに、次の世代の人のために、「この書類だけは留意すべき」ということを書き記しておきます。なお、ぼくの体験したことがベースなので、自治体によっては多少違っていたり、専門家からは突っ込み所があるかもしれませんが、ご容赦ください。

経験上、とくに大事な書類はこの4点。

(1)死亡診断書
(2)火葬許可証
(3)火葬証明書
(4)戸籍謄本

悲しかったり、気持ちが動転したりしてても、この4点は要注意です。

(1)死亡診断書
これは医師が書いてくれます。大事な書類で、できたらすぐコピーして数枚持っておきたい。

葬儀会社に渡すと、役所への死亡届を代行してくれ、火葬許可証を取ってきてくれます。それがないと火葬できない。葬儀会社は火葬場の手配もしてくれます。この辺の手続きはコストがかかっても代行してもらった方がいいでしょう。遺族は疲れてますし、がっくりきてるからです。

(2)火葬許可証
(1)で述べたように、葬儀会社が役所に手配して火葬場に出してくれます。

(3)火葬証明書
火葬が済むと、だいたいが「骨つぼ」に一緒にいれて渡されます。これが要注意で、気持ちが飛んでますから、忘れたりします。あとで納骨するときに必ず必要なものです。確認して、そのまま骨つぼに入れておくのがいいかと思います。

(4)戸籍謄本
さて葬儀が終わったあと、色んな手続きに必要なものがこれです。これがないと、公的な手続きや金融機関、保険申請などができません。ぼくのように、故郷(ぼくの場合は石川県金沢市)に本籍地がある人間は故郷の役所に連絡して申し込みます。これがなかなか面倒なのです。手数料の支払いを定額小為替(郵便局で買う)を郵送で行うなんてことになります。

また、すぐ発行されるものではありません。現在住んでいる街(ぼくの場合は越谷市)の役所が死亡を確認してから、「手紙」で金沢市役所に送るのだそうです。その手紙を金沢市役所が確認してから、ようやく発行されるので、かなり時間がかかります。

父親のとき、それで懲りたので、本籍を近くの草加市役所に変更したのですが、それでもかなりやっかいでした。

いろんな家庭のいろんな事情があるでしょうから、これを一例として、「戸籍謄本がいるんだ」「それを取り寄せるのは時間がかかるんだ」とだけ認識してもらえればいいです。とくに兄弟や相続関係者がたくさんある人はたいへんだと思います。友人の中には「原戸籍」が必要で取り寄せたけど、そこで新たな事実がいろいろわかったなんてことがあつたそうです。

こういう手続きはマイナンバーが導入されても、あんまり変わらないようです(現状)。人の生き死にに関することは、より慎重であるべきで、そこは、ていねいに手続きするのはよく理解できます。それにしても、何とか簡素化できるところはないのかと思います。今後、団塊世代がどんどん鬼籍に入るとお役所パンクしてしまいますよ。


人によって幸せの基準はいろいろ違うと思いますが、「仕事が楽しい」というのはかなり幸せの中でも大切なところにあると思います。どうしたら仕事が楽しくなるかを毎日考えてきた小さな会社の代表です。