【人身売買】あなたにもできる人身売買解決法①問を発する
①問いを発する
※サプライチェーンとは、製品の原材料・部品の調達から販売に至るまでの一連の流れを指す用語。このサプライチェーンの過程で人身売買(強制労働)などに加担している、又は気が付かずに加担している場合がある。
近年、このサプライチェーンで透明性が確保できているか否かを検証する機関も出てきており、綿花採取場や、強制労働や危険を伴う紛争鉱物の採取等が潜んでいる可能性がある。
参考サイト「紛争鉱物とは 背景と現状、問題点、解決のための取り組みを紹介」
https://www.asahi.com/sdgs/article/14862067
以下、問を発することができる場面
宝飾店の店員に、商品の金や銀やダイアモンドがどこから来ているかを知っているか、そして全般的にそれらの生産地について知っているかどうかを訊ねてみよう。もしかしたら店員は答えを準備しているかもしれず、だとすれば、他の客があなたの質問を耳にして、関心を抱くかもしれない。
同じことを、冷凍エビを売っているスーパーで訊ねてみよう。あるいは靴やバッグを買うときに、革の産地がどこなのかを訊いてみよう。あるいはTシャツについて、綿花はどこで収穫されたものなのかを質問しよう。
労働するにはあまりに若いと思われる人がいたら、訊いてみよう。学校に行ってますか?お給料をもらってますか?と。
犬の散歩で公園に行ったら、そこにいるベビーシッターたちに質問してみよう。または日曜日にマクドナルドに行って、家政婦たちと話をしてみよう。家から出るのを許されていない人がいれば、彼らはそのことを知っているはずだ。
洗車サービスの男性やネイルサロンの女性にチップを渡すときは、チップ入れの箱にではなく、相手に直接渡そう。
ホテルのメイドやウェイトレスにも同じように、チップは本人に直接渡そう。ホテル業界ではあまりに多くの仕事が下請けに出されていて、その労働者が実際に給料を受け取れているのかどうか、あるいは誰か第三者が支払いを受け取り、それを労働者に渡しているのかどうか、わからないからだ。
次回は『②手紙やメールを書く』です。
※この『①問いを発する』について、日本の私達にでできることは、
◯人身売買、強制労働について関心を持ち、それらに加担している可能性がある商品を絶対に買わないこと。安い商品は加担している可能性がある。令和5年、中国でも強制労働されていて必死に逃げたというニュースが記憶に新しい。
◯社員であれば、自社が犯罪に加担しているか否か、徹底的に調べ尽くす。加担していた場合、あなたならどうする?
◯SNSや、知人友人にこの話を伝達する。頭の片隅で良いので『知っておく』ことに意義がある。
◯一人じゃ解決できなくとも、総力を持って闘っていこう