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住宅ローンを40年で組むメリット・デメリットは?返済額をシミュレーション!
最近は、超長期の40年で住宅ローンを組む人が増えています。
しかし、住宅ローンの借入期間は、月々の支払額だけではなく返済総額も左右する重要なポイントです。
住宅ローンを長期で組むメリット・デメリットを理解していないと、後悔することになるかもしれません。
そこで今回は、住宅ローンを40年で組むメリット・デメリットや支払額のシミュレーションを紹介します。
住宅ローンを40年で組むメリット
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住宅ローンを40年で組むメリットは、以下の3つです。
月々の返済負担を抑えられる
マイホーム購入のハードルが下がる
団体信用生命保険の補償期間が長い
住宅ローンは、借り入れ期間が長いほど月々の返済額が少なくなります。
毎月の返済額が多いと、住宅ローンの支払いに追われて生活に余裕がなくなってしまう可能性がありますが、返済額が少なければ心にも余裕を持てるでしょう。
長期で借り入れることで借入額を増やせれば、頭金を抑えて住宅を購入できることもメリットです。
頭金が少なく済めばマイホーム購入のハードルが下がりますし、頭金を用意してグレードが高い家を買うこともできます。
住宅ローンを40年で組めば、長期的に団体信用生命保険の補償を受けられることもメリットです。
住宅ローンの申し込みでは原則、住宅ローンの申し込み人は団体信用生命保険に加入しなくてはいけません。
団体信用生命保険に加入していると、被保険者が死亡した場合、住宅ローンの残高が保険金から支払われます。
つまり、残された家族は住宅ローンの返済義務がなくなり、安心してマイホームに住み続けられるのです。
住宅ローンを40年で組むことによって、安心・安定的な生活を送れるでしょう。
住宅ローンを40年で組むデメリット
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住宅ローンを40年で組むデメリットは、以下の3つです。
総返済額の増加
金利負担の増加
借り入れの制約
住宅ローンを40年で組むと、総返済額が増えます。
長期間にわたって利息を支払う必要があるため、最終的には借り入れた金額よりも多くのお金を支払うことになります。
また、40年ローンは長期間の借り入れとなるため、借入金利も高くなる傾向です。
金利は若干上がるだけでも、返済額に大きな影響を及ぼす可能性があります。
住宅ローンを40年で組む場合、将来的に新たな借り入れが難しくなる可能性も考慮するべきです。
例えば、車を購入する際や、起業・投資のための資金を借りることが制限される可能性があります。
人によっては、長期ローンが精神的な負担になることもあるでしょう。
住宅ローンの借入期間は、金利や総返済額を比較検討し、ライフプランも併せて検討するのがおすすめです。
住宅ローン支払い額をシミュレーション
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住宅ローン支払い額を、返済期間30年と40年でシミュレーションしてみます。
借入条件は以下のとおりです。
借入額:3,000万円
金利タイプ:全期間固定
返済方式:元利均等返済
ボーナス返済:なし
上記の条件で返済期間が40年の場合、支払い利息は総額で1,361万円になります。
借入元金3,000万円と合わせると返済総額は4,361万円、毎月の返済額は9.1万円です。
返済期間を30年にすると、支払い利息は総額992万円、返済総額は3,992万円になります。
毎月の返済額は11.1万円です。
つまり、支払い利息は返済期間が30年だと369万円安くなりますが、毎月の返済額は返済期間40年の方が2万円安くなります。
このように、借入期間が長いと支払利息は増えますが、月々の負担は軽くなるので、収入や家族構成、ライフプランに合った選択をしましょう。
40年の住宅ローンは繰り上げ返済も視野に入れよう
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40年の住宅ローンを組む場合、繰り上げ返済も視野に入れるのがおすすめです。
繰り上げ返済することによって、元本が減少し借入金額が減るため、支払うべき利息も減少します。
また、繰り上げ返済を積極的に行うことでローンの元本を早く返済でき、総返済額も減ります。
ローンが少なくなると、将来の経済的な不安も軽減しますし、将来的に新たな借り入れがしやすくなることもメリットです。
ただし、繰り上げ返済を行う際には、手数料がかかるケースもあります。
事前に金融機関のルールや手数料をよく確認しておきましょう。
まとめ:20代なら40年の住宅ローンもあり
40年の長期で住宅ローンを組むと、月々の返済負担を抑えられます。
マイホーム購入のハードルが下がりますし、団体信用生命保険の補償を長く受けられることもメリットです。
20代なら40年の住宅ローンを組んでも60代のうちに完済できるので、前向きに検討してもいいでしょう。
ただし、40年の住宅ローンには総返済額と金利負担の増加、借り入れの制約といったデメリットもあります。
住宅ローンの借入期間は、金利や総返済額を比較し、家族構成やライフプランも併せて検討するといいでしょう。
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