2024/04 振り返り
こんにちは、富士獣です。
皆さんは何連休ですか?僕は10連休ですがうち3日間休日出勤です(ほよ~?)
この記事は2024年4月の振り返りです。
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日記
静岡旅行
2泊3日で静岡旅行をしました。
魚を見た後の魚が一番美味しい。
いつもお世話になっております。駿河屋って駿河に本店あったんですね……。レトロゲームや中古同人CDが異常に充実している横で、普通の親子連れやカップルがブックオフ感覚で買い物していたのが面白かったです。
静岡県には20代になってからだけでも5回以上行っていますが、浜松周辺か伊豆半島が多く、静岡市周辺エリアは初めてでした。まだ静岡県の行きたいスポットかなりあるので、第3回『ゆめぐりゆりめぐり』聖地巡礼も兼ねてまた行きたいです。
ふゆコレ
「ふゆコレクション in TOKYO」。去年の「斑鳩ルカ × SHIBUYA109」以来のSHIBUYA109です。元々シャニマスも好きなコンテンツですが、それ以上にすずみしろ先生書き下ろしグッズがあるという理由でやってきました。
哺乳類展
科学博物館の特別展示「哺乳類展」に行きました。
前回の「和食展」は復習メインでしたが、今回は哺乳類学を何冊か予習して行ったので解像度高く楽しめました。予習の方がオススメ。
もっと猫っぽい見た目でお腹の袋に赤ちゃん猫がいたら覇権取れてたと思います。
人生で初めてのダブルデートというものをしました。
万物の最終進化たる"霊長"類の最高傑作であるヒトの中でも選ばれし勝ち組中の勝ち組だけができると言われているあのダブルデートです。プラチナ実績ですね。
M3
2024春M3でした。一二三スタンプラリー。
今回の一大ニュースと言えば、カワイイボイスオタクならマストバイでお馴染み、すずしろさんの6年ぶりのM3出展ですね。
すずしろコンセプト曲『Milky Memories』の珠玉のキラーフレーズ「一番の推しじゃなくてもいいから」が、本CDの「一番可愛いって言って!」に強烈なメッセージ性や進化感を生みだしていて、「可愛い声で可愛い曲を歌っている」に「すずしろのストーリー」が加わった名盤に仕上がっています。マストバイ。
6年前。「↑こいつずっとカワイイボイス沼でワロタw」というのは2009年にM3に初参加する更に前からニコニコやこえ部でずっとそうではあるのですが、実は「同人音楽/音声専用アカウント のぱふぃる」を運用し始めたのは2017冬からで、のぱふぃるとしてのM3参加はこの2018春からです。それまでは大学垢や他の趣味垢で戦利品報告してました。
さて、自分がすずしろさんを知ったのはいーあーるふぁんくらぶとかte-yut-teあたり(もうネットにない😢)で、12年前なので、6年前というのは折り返しです。ではすずしろさんがイベントに出ていた2018年までについて沢山思い出があるか?というと、実際のところあまりありません。2015年にサークルの先輩の家で「何かBGMに曲流して」と言われてすずしろさんの歌ってみたを徹夜で流して布教していたくらいですね。
むしろ、2018年以降のすずしろさんがM3にいなかった6年間で「のぱふぃる」としてTwitterで交流する中で築いてきた関係性の方が大きいです。
可愛い声の女の子が一方的に歌ってみたを発信する片想いではない、匿名のオタクが一方的にニコニコにコメントを打ち込んでいる片想いでもない。「すずしろ」の想いが乗った曲を聴いて、「のぱふぃる」として好きを伝える両想いになれたと感じられるようになったのは、つい最近になってからなのだと振り返って気づきました。
ご飯たち
オモコロチャンネルオススメの、中目黒本店の塩バジリコ。めちゃんこ美味い。これが880円は激アツです。
毎年恒例、妹たちとコナンの映画を観て叙々苑に行くイベント。
精進
Algorithm (+40)
ABCに3回参加し、レート1660で終えました。
11月以来のプラス終了ですが、相変わらず練習時間を取れていないのでしばらくは1600-1800で停滞かなぁというところです(相対的には停滞ですが、参加者全体が成長する中でのレート停滞は絶対的には成長なのでOKです)
Heuristic (+33)
短期AHCに1回参加し、レート1503で終えました。
ビームサーチで過去短期AHCを解いておきたいのと、長期AHCにもまた参加したいですね。
個人開発
音声からDLsite声優を当てる機械学習システム「同人ダメ絶対音感」を作成開始しました。要素技術は開発完了していて性能も出ていて、今は学習データを追加収集している段階なので、5月中には一区切り付けたいです。
技術書
『プログラマーのためのCPU 入門』
『実践プロパティベーステスト ― PropErとErlang/Elixirではじめよう』
技術他
恒例の『x年目で読んだ技術書y冊』は鋭意執筆中ですが、進捗40%くらいです。毎回トレンド1位でハードルが上がっており……。5月中には出したい。
英語
通勤時間に『速読英熟語』を読んでいるのみ。
趣味
ラノベ、漫画
『アルゴリズムの乙女たち』
競技プログラミングを題材にしているのは商業小説では初のはずです。女子学生のスポ根友情モノや頭脳競技モノの過去の成功事例を踏襲しつつ、競プロ小説という新しいチャレンジをしていて、少なくとも競プロerである自分は面白く読めました。
コードを縦書きの小説に乗せる難しさや、難問に挑んでいる時の描写の難しさなども伝わってきて、『りゅうおうのおしごと』みたいに広くヒットするにはまだ解決すべき課題がありそうです。
その他読書
『群論への第一歩 集合、写像から準同型定理まで』
結城浩先生の群論本。
集合と写像から始める群論の入門本です。群論の教科書としての評価ができるほど他の入門本をよく知らないのですが、「具体例を作る」「定義に戻って確かめる」など大学数学の本を読み進める上で必須の作法が丁寧に言語化されているのが良いと思いました。
『哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎』
先月の恐竜学に引き続き、研究者が書いた新書。しばらく「どうせちゃんと学ぶなら学部入門レベルの体系化された教科書の方がよい!」とこのタイプの新書を避けていましたが、短時間で正しい知識がスッと学べて参考文献リストも充実していて、仕事が忙しい期間に専門外の見識を広げるのに向いています。消化に良い食べ物を食べている感じです。
図書館でこのタイプの新書と合わせて重厚な教科書も借りておいて、新書は気になったところをスマホにメモしながら読み進めて、読み終わったタイミングで教科書をパラパラ読んで深く理解したいところだけ読む、というのが入門以前の教養として良さそうです。
今回はその後で科博の哺乳類展に行けたので、哺乳類博士になれました。
『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』
『無能より邪悪であれ ピーター・ティール シリコンバレーをつくった男』
『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』
ペイパルマフィアのボス、ピーター・ティール本を3冊読みました。実用的には『ゼロ・トゥ・ワン』だけが読む価値のある本です。
『世界を手にした「反逆の起業家」の野望』は、ペイパル創業以降のティールの半生を綴った本で、ティールの発言やティールが投資した企業の分析もあり、2018年以降のことが書かれていないことを除けばティール評伝本として無難に良いです。
『無能より邪悪であれ』は、ティールの幼少期から今に至るまで、元同級生や部下や敵対勢力からの発言を収集してまとめ上げて「等身大のピーター・ティール」を考察しようと試みた本で、周囲の存命中の証言を記録できたという点では価値があると思いますが、何かの役に立つ本ではないです。
ティールのイデオロギーや学生時代の政治活動が極端なのは事実ですし、ティールがファクトチェック依頼を断っているのですが、著者が中立性を失って批判的、過小評価的な記述になっているのが邪悪で、証言集としてどの程度後世の役に立つのかも怪しくなっています。
一点、邦訳チームの改題のセンスがめちゃめちゃ素晴らしいです。
『ゼロ・トゥ・ワン』はティールのスタンフォードでの起業論の講義をまとめて再構築したティール自身の著書です。タレブ、イーロン・マスク、ザッカーバーグが帯コメを書いて序文を瀧本先生が書くレジェンド感を裏切らない尖った良著。
スモールビジネスやリーンスタートアップではない「在りもののコピーではない、新しいテクノロジーで世界を描き替えて、競争でなく市場独占をする」哲学と実践について書かれています。
これを読んで起業してもまぁ成功率はとても低いので起業論としてこれがいいのかは分からないですが、140文字でなく空飛ぶ車が欲しかった技術者にとって読む価値の高い本です。
『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義』
発想法本。「アイディアは(天才的センスで無から生み出すものではなく)既存の要素の新しい組み合わせであり、そこには再現性のある方法論がある」という、ヤングの古典的超名著『アイデアのつくり方』の系譜です。
『アイデアのつくり方』は薄いし80年以上前の本なので、個別具体論や近年ならではの手法が乗っている本は読む価値があり、本著も「箱の外」へ向かう問いかけ集などスクラップしておきたい手法が随所にあります。
著者のシーナ・アイエンガーは、4度に渡ってThinkers50に選出された全盲のコロンビア大学ビジネススクール教授で、全盲のインド移民女性という点でも注目されていて、日本でも「コロンビア白熱教室」として話題になったことがあります。
一方で彼女の主な研究業績は「商品の種類は少ない方が売り上げが高い」という選択理論(ジャム理論)ですが、この研究は多くの追試の結果、再現性がなく、実験方法にもバイアスがあったことが分かっています。まぁそれ自体は他の当時の多くの心理学論文もそうなので仕方ないのですが、近年書かれた本書でも「選択肢は少ない方がいい」と躊躇いなく書かれているのは問題があります。編集者の意向かもしれないので一概に彼女が研究者として不誠実だとは断言できませんが、本書が喧伝する実証効果も批判的に読むべきではあると強く感じました。
そもそも「実際にThink biggerを使ったらこんな成果が出た」ではなく「偉人の過去の成果もThink biggerのような思考を辿ったと当てはめてみることができる」なのですが。
とはいえ、基本的には『アイデアのつくり方』以降成果を出してきた発想法を踏襲していて、いい本です。
アニメ、映画、ゲームなど
原作好きな『声優ラジオのウラオモテ』『鑑定スキルで成り上がる』『変人のサラダボウル』、続編の『魔法科高校の劣等生』『無職転生』、屋久ユウキ先生脚本の『恋のクラゲは泳げない』を観たいです。
映画は『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を観ました。
ゲームはバニーガーデンが気になっています。
仕事
先月に引き続き、36協定の許す限り仕事していました。
34時間連続稼働して帰宅中に電話で緊急招集が掛かって、くら寿司行って1時間仮眠して終電間際に行ったら「僕以外でも出来る人いるだろ」という仕事内容でプラス10時間働いた時は好きな転職先発表ドラゴンになるところでしたが、無事完成しました。
段階的に本番リリースしており、今月中旬以降は落ち着くかなというところです。社会保険料を3-5月分の給与をベースにする制度、止めませんか?
まとめ
この2ヶ月間は入社以来もっとも多忙でしたが、結局80時間までしか残業できない規制がある以上、仕事以外の時間もそれなりに確保できるというのは学びでした。
とはいえ残業0に比べれば純粋に平日の精進時間が1日4時間減っているので、明確に嫌なのですが。どんな仕事を引き受けてどこを減らせば生産性が高まるか理解したので、5月からはこの世の全ての残業を撲滅します。
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