せまい人間関係

僕は主に絵を描いて生きることを志しています。暗めの絵を描きます。
ここでは広汎性発達障害、強迫性障害の僕について話していきます。
一瞬かもしれませんが冒頭戻ってきました。


僕は7月まで週に一回デイケアに通っていました。
そこのデイケアは、病院の外来の2階にあって外来に通院したことのあるひと、附属の病棟に入院したことがあるひとがそれぞれの目標を持って通う場所です。
僕は朝起きれないので朝起きることと、体力をつけることを目標にしていました。人間関係はおいおい・・・と思いながら週二回にしたり一回に戻したりしながらなんとかぎりぎりやめずに通っていました。


内容は主にレクリエーション(運動)と個人活動があります。レクリエーションは毎日活動が決まっていて、好きなことをしたいときに好きに加わることができて、見学も出来ました。楽しかったですが、僕はチームや汗をかくのが嫌であまりそっち側には行きませんでした。
個人活動は自分がしたいことを迷惑をかけない程度なら自由に行える時間でした。そこで僕は絵を描いていました。

なんとなく通っていると自然と仲の良い面子が決まってきます。僕にははじめて声をかけた子(Aちゃん)と、その子からの紹介で知り合った子(Bちゃん)とはじめのころは行動を共にしていました。
あとから知ったのですが、その2人、デイケアでも特に問題のあるひとたちでした。

あるときふたりがケンカしたことを聞きました。僕のいない日でした。ライン交換は禁止されていましたが、Aちゃん経由でBちゃんにも連絡先が行き渡りふたりともとラインの友だちになっていました。正直、Aちゃんだけ知れたらそれでよかったのに。

それからラインでケンカの内容をBちゃんから一方的に聞くだけで、Aちゃんは何も言わないということがありました。
そのあと、僕の知らないうちにふたりはすぐに仲直りします。ケンカします。仲直りします。と何度か繰り返したところで、もしかして僕がデイケアに入る前からこれしてたの?と思ったら案の定でした。

そして、ふたりは決定的に仲違いしました。
BちゃんからAちゃんの愚痴を聞かされる日々にデイケアが嫌になっていました。ですがそれでもAちゃんからはほとんど何も聞きませんでした。

Bちゃんから聞いたAちゃんはとても意地悪く、というかいじめなのではないかという内容で、本当か疑ってしまったほどです。いまでも疑っています。ふだんのAちゃんからは考えられないことでした。そのあいだもAちゃんはほとんど何も言いませんでした。それが作戦なのかさえ人間関係の経験値の低い僕にはわかりませんでした。
なので中立という立場をとっていました。いまでもその選択を貫いています。


なぜこの話を今更したのかというと、数日前にAちゃんとBちゃんと仲の良いCちゃんに駅で出会しました。そこでずっと抱えていたもやもやを話したところBちゃんに伝わってしまい、ラインがきました。

「私の話をだれにしてるの?私とAちゃんのことなのになっちゃん(僕)に関係あるの?」と言われました。
前にラインの連絡先を全消ししてから連絡をとっていなかったので驚きました。
というかこのひとは散々僕を巻き込んでおいて迷惑だとかわからないんだな、何も思わないんだなと思いました。
もうデイケアで特に問題のあるひととは極力関わらないと思い、Bちゃんに返事はしましたがラインを再び削除、非表示にしました。

いまは作業所に夢中な僕ですが、デイケアに居たらまだあの泥沼の中だったのかとゾッとしています。
母に話せば「ガキなん?」と言われ、恋人にも「小学生みたい」と言われるデイケアでの出来ごとでした。
いつもそのガキで小学生みたいなデイケアの一員でしたのでイラッとしていましたが、冷静になって考えてみると、社会での経験値のなさから人間関係が未熟という意味だったんだなということがなんとなくですがやっとわかりました。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回デイケアの悪いところを話しましたが、デイケアに通うこと自体は悪いことではないと思います。
ここからはデイケアに通ってよかったことを話します。
僕は「よく笑うようになったね」と外来の受け付けのひとに言ってもらえました。
自分でもまったくないと思っていた協調性がなんとなく備わったような気がしたり、体力の面でマシになったりしたと思います。寝ているだけの生活だったので極端な話ですよ。
これは大事だと思うのですが、どこかに通って特定のだれかと会う予定を作ることで生きているのを感じることも出来ました。
あとデイケアは僕の場合、安い出費ではなかったので金銭面を気にするようにもなりました。

精神障害者あるあるだと思うんですが僕はヒトとの距離感がとても近いです。馴れ馴れしいほどです。なのでヒトとはほどほどの距離をとったほうがいいというのも続けて勉強中です。
でもとりあえず壁を作っていてはだれともなんともならないし、なによりも当たり障りない会話はとてもつまらないと思ってしまうのです。なので嫌な思いをしたら「嫌な思いをした」と本人に伝えるという選択肢ができました。
もちろん、相手に嫌な思いをさせないことも大事なんですが、それはむずかしいので気をつかってもつかいきれないところですよね。
とにかく謝る!というのも何でかヒトを不快にさせる行為なので、振り返って悪かったなと思う部分は謝るようにしています。

僕が正解ではありませんが今回はデイケアであった問題をぼんやり話させてもらいました。
最後まで読んでくださってありがとうございます!!

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