顔面

僕は主に絵を描いて生きることを志しています。暗めの絵を描きます。
ここでは広汎性発達障害、強迫性障害の僕について話していきます。


今回は僕の顔面について触れていきます。
まず言っておきたいのがいまの僕は自分の顔が嫌いではありません。けれど最初からそうだったわけではありません。たぶん見慣れたからです・・・。

僕は幼いころ自分がかわいくないことを知りました。年子の妹がめちゃくちゃかわいかったからです。
いまはふたりとも母に似たような顔ですが、幼いころはちがいました。
僕は父に似たのか目が細長くそして目つきが悪く、妹は母に似て目がきゅるんきゅるんでした。

夜、僕は寝つきが悪かったので起きていたのですが、寝つきのいい妹の寝顔を見て母が「寝顔がかわいい」かなんか言いました。それを聞いて泣いた僕に母は「ナツミもかわいいよ」かなんか言いました。僕はそこで社交辞令ぽいのを知ります。

気づけば僕は家族やその他のひとに妹のほうが可愛がられているように思いはじめ、めそめそする日が増えていました。母の前でこれみよがしに「妹のほうがかわいいんだ」と何度も呟きながら何もないところを睨みつけたり。嫌な子だったと思います。

それから慰めるのも面倒になったのか母は僕のそんな行動を「ひがみ」と呼ぶようになりました。僕からしたら、事実でしかないんですが母はいまも妹のことになると「ひがみ」ということばを使います。嫌いなことばです。

そんなこんなですが僕は妹の悪口を言ったことがないように思います。ただ周りの愛情の注ぎかたの割り合いに文句があるだけなんです。
話が逸れました。

僕はそういった理由から自分の顔が嫌いでした。まず目がしょぼい。鼻もなんだか良くない。唇もかわいくない。歯並びはがたがた。良いところが見つけられずにいました。
それから祖母が入院したことなどで太り、余計に陰気になりました。
人目を気にして、学校以外の外出をほとんどしないひとになっていました。

いま思うと僕はいつのまにか醜形恐怖症になっていたようです。
中学生のときの、授業中に自分の小指が目に入りました。でこぼこしてなんて変な形なんだろうと思いました。
気づいたら小指を治そうと思ったのか紫になるまで小指を曲げたりこねくり回していました。
紫になっただけで特に問題にならずすみましたが放っておいたらもいでしまっていたのでは・・・といまでは怖くなります。


高校生のときから鼻毛を抜ける限りぜんぶ抜くようになりますがそれは解決しているので、いまに話を戻します。
自分の顔のパーツをなぜだか気に入りはじめ、がたがたの歯並びさえも「個性」と恋人に言われ好きになるほどに成長していました。
それでも醜形恐怖症は続いているのかもしれません。
いま僕が気になっているのは皮膚むしりを行ってしまうことです。
お風呂に入ることが苦な僕は週に3日、作業所に行く前日にしかお風呂に入りません。顔だけ個別に洗うこともほとんどないので自然と肌が荒れます。
吹き出物ができ、つぶし、無意識にえぐります。カサブタができるので剥ぎます。その繰り返しをしてしまうのです。気づいたら顔がめちゃくちゃ汚くなってました。
でもやめられないのです。汚くする気はありません。出来ることならキレイになりたいです。
たぶん、キレイになりたいという気持ちが強くてしてるんだと思います。

つぎの通院のときに先生に相談しないといけないなという案件でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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