ひとりきり
風がやんだ
あれだけ強く吹いていた風がやんだ
木の梢はもう
そよとも音を立てず
小さな子どもが
お父さんに話しかける声と
鳥のさえずりが
ひびいている
自転車のチェーンを軽やかに回して
だれかが家の前の道を走りぬけてゆく
わたしは窓に向いて座り
目をとじてそんな音をきいている
まぶたの裏に
明るい日ざしを感じながら
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風がやんだ
あれだけ強く吹いていた風がやんだ
木の梢はもう
そよとも音を立てず
小さな子どもが
お父さんに話しかける声と
鳥のさえずりが
ひびいている
自転車のチェーンを軽やかに回して
だれかが家の前の道を走りぬけてゆく
わたしは窓に向いて座り
目をとじてそんな音をきいている
まぶたの裏に
明るい日ざしを感じながら
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