パーソナルトレーナー藤井自伝62

集客改革のあとは働き方改革

カウンセリングと集客の強化に伴い顧客数が増え、少なくなっていたセッション数も爆発的に増えた。
そのためトレーナーに割り振るセッション数も増え、渡せる給与も増えるのである。
その分、足りないところを自分自身で補うため、社長と言いながら手の回りにくい時間帯のセッションやカウンセリングなどの実務もこなしていた。

スタッフが足りない。

今度はオンラインで初めてのスタッフ募集を日本に向けて行った。
シンガポールと日本のため基本的にビデオ通話による面接だ。
いくつかの媒体で募集をかけ、何人もの候補者と面接を行う。

合計で5名ほど採用をしたがやはり失敗が多かった。
それもまた良い経験となり、長く勤め成果を上げてくれる素晴らしい人材も採用することが出来たのである。

スタッフも揃ったことから、前社長より働き方改革としてこんな事を言われた。

「自分で何でもかんでもやらんで、自分の実務を少なくしていく努力をせんといかんよ」

そう、何でもかんでも自分でやったほうが正確で早いと安易に自分で働いてしまう癖があるのである。

ここからだんだんと現場の実働を少なくし、裏方の仕事やスタッフへの指導を中心の働き方に改革していくのである。
しかしこの改革が悪い方にも働いてしまうのはまだ知らない。

続く

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