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#6 自分の鏡

2024.8.19

本校には、3年の探究学習で「自分スピーチ」なるものを行います。
それを書いてて、「これは自分を映す鏡だな」と思ったので全文ここに出してみます笑
長ったらしいですが、良ければ。

タイトル:My element

 皆さんには、自分の人生を作る要素がありますか?タイトル、My element。elementは要素という意味です。私には人生を創る要素が三つあります。要素といっても、大切にしていることだったり、自分の目標だったりも要素に含まれます。
今回は私の人生を作る三要素についてお話します。
 まず、一つ目の要素は「夢」です。みなさんは夢を持っていますか?夢を持っている人は是非その夢を誇りに思い、叶えてください。夢をまだ持っていない人は、夢の持ち方を教えます。実は夢を持っていない人はいないんです。どういうことかというと、私の中で「夢」は、「目標」や「計画」をかっこよく言い換えたものだと思うからです。「夢」=なりたい職業。それはとても素敵なことですが、夢を持つことに制限もルールもありません。夢はやりたいことであって、なりたいものです。もし、明日やりたいことがあればそれは今日にとっての自分の夢なのです。夢を大きく見るのはとてもいいことです。でも無理して夢を見ようとするとかえって自分のプレッシャーになったり、こうならなければいけないという使命感に襲われます。私の夢は「スポーツの世界で活躍できる人材」です。「コーチ」「トレーナー」「プロ選手」「マネージャー」などスポーツの世界には様々な役職がありますが、私は自分を縛らないために、縛りを設けずに夢を持っています。だから、トレーナーにならなければいけないわけでもなく、コーチにならなければいけない事もない。なるようになるんです。自分のやりたいことを決めて毎日進んでいけばきっとなりたい自分が見えてきます。それは間違いなく、あなたの「夢」です。夢を持つと、自然と自分の道を創っていきます。人生を進むための道を夢が創ります。正直今も決まった夢を持つことはできていないですが、これが、私の人生を創る要素の一つ「夢」です。
 二つ目は「選択」です。みなさんは、なぜ富士市立高校に通っていますか。それは自分で選んだからだと思います。人生は選択の連続だと思います。選択に選択を重ね今の自分がいる。私は小学校のころサッカーをクラブチームでプレーする選択をしました。その結果、小学校の少年団より倍以上きついし、レベルが高くて試合には出れないし、チームメイトはみんな他校の人だし、正直最初は後悔してました。何のためにサッカーをしているんだろう。そんな風に思う毎日でしたが小学校4年生のころ大きな捻挫をしてしまったとき真っ先に診て相談に乗ってくれたのがチームのトレーナーさんでした。その人は高校生の静岡県選抜に帯同するぐらいすごい人で、そんなトレーナーさんを見て「憧れ」を持ちました。そこからスポーツの裏方に興味を持ち、今は富士市立高校サッカー部でマネージャーをしています。初めはサッカーを始めたことを後悔することもありましたが、あの頃チームに入ってなかったらトレーナーさんにも出会えず、富士市立高校にも通っていなかったでしょう。何気ない一つ一つの選択が未来の自分を作ります。中学校の頃、いろんな人に富士市立高校への入学を反対されました。「3年間通えるの?」「中学の先輩がいないから馴染めないよ」「静岡にももっといい高校あるよ」と塾の先生や学校の担任の先生までも最後までそう言ってきました。でも、私はこの富士市立高校スポーツ探究科に大きな魅力を感じました。自分から先輩を見つけ声をかけ沢山話を聞きました。先生たちを説得して、自分の意思で選んだ高校生活は想像以上に楽しくてクラスのみんなが大好きで、思っていた数倍以上の高校生活を送れています。部活動でも、選手としてプレーすることに終止符を打ち、マネージャーとして第二のサッカー人生を歩んでいます。その結果、一年生のころから同学年の選手たちや先輩方、後輩たちに沢山頼ってもらえ、マネージャーとしてもぐんと成長できた三年間でした。しかし、これも入部時にマネージャーを選択していなければ、うまくもないサッカーをなんとなく続けていたかもしれません。自分にとって選択というのは大きな決断でもあり自分を形創る素材だと思います。なので、みなさんも一つ一つの選択を後悔のないように選んでいくともっと自分らしさが出せると思います。無難な選択ではなく時にはチャレンジして新しい選択をしてみると、案外その道が将来の自分に繋がっているかもしれません。
これが私の人生を形作る要素の一つ「選択」です。
 最後に三つ目は「仲間」です。仲間って何だろう。そう考えた時に「関わる人全て。」と私は結論を出しました。友達や部活のチームメイト、学校の先生、家族。全てが私の仲間です。私は、どんどん自分で仲間を作るタイプです。積極的に声をかけて広く浅くの人間関係を築いてきました。しかし、そんな私も幼いころは人見知りでした。ですが、サッカーというスポーツと出会い、チームプレーを学び仲間の大切さを知りました。それをきっかけに自ら仲間を増やすようになりました。私は先ほども述べたように、広く浅くの関係を築くことが多いです。ですが、この人生の中で一人だけ深くまで関係を持つことができた友達がいました。私が中学二年生の時に出会ったその友達は、どんな話も聞いてくれて、どんなことも言ってくれて、悩んだ時には相談に乗ってくれて、楽しい時は一緒に笑って。これまでの人生で出会って一番信頼できた友達でした。その子に出会い私は友達に対する思いが変わりました。これまでは友達は学校に行けばいて当たり前であり、そこまで重要性を感じていませんでした。ですが、その時期をきっかけに友達や仲間というものは「宝物」であり、自分の人生に大きな影響を与える存在だと思うようになりました。そのきっかけをくれた友達はとある事情でもう会えなくなってしまい、今私はその子にもらった優しさや仲間の大切さを他の人にも伝えていこうと思っています。仲間は自分の人生を創る一つの材料です。多くの人と出会えば視野が広くなり選択肢が増えます。だから私は積極的にコミュニケーションを取り相手を知り、自分とリンクさせてどんどん仲間を増やします。人脈があって損はありません。自分で仲間を増やして環境を変えていきましょう。高校三年間で一番身近にいたスポーツ探究科のクラスメイトは私の中で大切な宝物ですし、私自身を作る材料でもあります。そんな仲間と出会えたことは幸せで、スポーツ探究科を選択してよかったなと思います。そして部活では、素晴らしい仲間たちと共にインターハイで初のベスト4という結果を残しました。きっとこの結果は、この仲間としか成し遂げられなかったでしょう。これが最後の要素「仲間」です。
 最後に私の好きな言葉を紹介します。「当たり前を疑って初めて”自分らしさ”が生まれる。」この言葉はあるインフルエンサーの書いた書籍に登場する言葉です。当たり前の中に自分を閉じ込めず、ぜひ自分の人生の三要素をじっくり考え自分らしく生きてください。普通じゃなくていいんです。「夢」は笑われるくらい大きくていい。「選択」は道をそれてていい。ゴールはみんな違うから。自分から「仲間」を見つけどんどん仲間を増やしてください。自分を変えるきっかけをくれるから。私は今幸せです。自分の選択で自分らしさを貫き通したから。自分の夢を信じたから。仲間と沢山笑えたから。これらは間違いなく、私の人生の重要な要素となっています。
 これが私の考える私の人生を創る三要素です。
ご清聴ありがとうございました。

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