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人生100年時代に必要な「長く働くためのスキル」とは?

みなさま、こんにちは。藤井だいすけです。

県議会議員になって議会議事堂や会派控室など、これまで出向くことのなかった新しい場所に出勤するようになりました。
私は40代半ばですが、新しい職場環境に慣れるまではドキドキ緊張してしまうもの。先輩議員の方々の振る舞いから「空気」を読みつつ行動しながら、「早くこの職場に適応したい!」と日々奮闘中です。

人生100年時代と言われて久しいですが、そのために我々に求められるのは「長く働くこと」です。トヨタの豊田章男社長が「企業へのインセンティブがなければ、終身雇用の維持は難しい」と先日コメントし話題になりましたが、これからは1社のみで「長く働く」のではなく、複数の職種・職場を渡り歩きながら「長く働く」スタイルが一般的になっていくのではないでしょうか。

私自身も、20代でリクルートに入社し、40代で富山に戻り母親の経営する高齢者福祉会社に転職。そして46歳で県議会議員の道を歩んでおります。リクルートでは編集者、母の会社では社会福祉士、現在は議員職とそれぞれ専門的スキルは異なるのですが、異なる職場・職種でも働くうえで共通するスキルがあると感じています。

具体的には
①目的を明確にするスキル:「誰のために、どんなサービスを提供して、どんな社会の課題を解決していくのか」
②実行計画を立てるスキル:「その実行のために、どのようにヒト・モノ・カネを配分していくのか」
③成果を出し続けるスキル:「チームとしての成果を出すために、どんなマネジメントを行うのか」
になります。

(これらの共通したスキルのことを、一般社団法人 人材サービス産業協議会では「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」と名付けているそうです)

私の実感では、異なる業種や職場に行けば行くほど、この3つのスキルの重要さを理解できるようになり、また適応に苦労すればするほど、この3つのスキルが結果的に向上することになる。そしてそのスキルの向上には、基本的には終わりがないと思っています。
こう考えるようになってから「長く働く」ことは、辛いことではなく、年をとっても自分自身を磨き続けられる機会を得られることなんだ、とポジティブに捉えられるようになりました。

とはいえ、新しい職場や職種にチャレンジするときは、思うように成果が出ず、苦しい思いをすることも多い。しかし、その苦しみの先には「ポータブルスキルの向上」が待っていると信じて、今日も新人議員として頑張っていきたいと思います。

藤井だいすけ

藤井大輔/富山県議会議員(富山第一選挙区)1973年(昭和48年)1月19日生まれ。46歳。
新庄幼稚園、新庄小学校、新庄中学校で育つ。富山中部高校、大阪大学経済学部を経て、95年に株式会社リクルートへ就職。
2004年フリーマガジン『R25』を創刊し編集長となる。40歳を機に東京から富山に戻り、現在は新庄で高齢者福祉事業を行う株式会社アポケアとやま専務取締役。社会福祉士の国家資格を持ち、新庄地域包括支援センターの所長も務める。
大学生の息子と小学生の娘の父。