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【Dorico】 最強の機能の1つ 「ジャンプバー」 の魅力

こんにちは、もとFinaleユーザーの藤井大河です。

私には特に大好きなDoricoの機能が2つあり、その1つが 「ジャンプバー」 です。
今回はこの 「ジャンプバー」 について、長所も短所も紹介していきます。

※ もう1つの大好きな機能はこちら🔗 です。 




【 ジャンプバーの機能 】

ジャンプバーショートカット [ J ] で現れる、様々な機能を検索して実行できるすごい機能です。
(藤井のカスタマイズでは [ ⌘ ] [ J ] で出てきます。詳しくはこちら🔗をご参照ください。)

こちらがジャンプバーです
検索の際は完全一致の必要もありません


【 ジャンプバーの良さ 】

○ ワンストップ

Doricoの豊富な機能にアクセスするため、ポップオーバーなど様々な手段をとる必要があるところ、1つの機能から多数の機能にアクセスできる点は非常に助かります。


○ 学習コストを低減

ジャンプバーさえ表示できれば、ショートカットを多数覚えなくてもただ日本語で検索するだけで、様々なコマンドが実行できます。
入力を機能名と完全一致させる必要もありません。

難しそうなイメージのあるDoricoですが、ジャンプバーのおかげでその学習コストは大幅に下がっていると思います。
Doricoで困ったら、とりあえず [ J ] を押して検索してみましょう。


○ マウス操作を削減

ショートカットが割り当てられていない機能を使う際も、ジャンプバーを使えばキーボードから手を動かさずに済みます
さらに効率的に作業ができるはずです。


○ エイリアス機能

とはいえ日本語を打ち込むのは若干面倒かもしれません。
エイリアス機能を使えば、好きな文字列の入力でコマンドが実行できるようになります。

ジャンプバー ( [ J ] ) で検索し、[ 上下矢印 ] でコマンドを選択 (またはコマンド名を正確に打ち込む)

コマンド名の直後に 「=」 「(好きな文字列)」 の順で打ち込む

エイリアスを設定しコマンドを実行する場合は [ return ] を、エイリアスを設定するだけの場合は [ ⌥ ] [ return ] 

以降ジャンプバーでは、「(好きな文字列)」 を打ち込むことでコマンドを検索できる

例えばこのように打ち込みます


【 ジャンプバーの短所 】

○ 誤訳されている

DoricoやDoricoの公式ヘルプで書かれている 「ジャンプ小節」 というのは誤訳です。
小節のことを英語ではbarというので、それに起因するミスだと思われます。
せっかく素晴らしい機能なので、こんなところで損してほしくないところです。


○ 非対応機能もある

ジャンプバーも全ての機能をカバーしているわけではありません
例えば以前扱った🔗 「打楽器キット編集」 は、ジャンプバーからはアクセスできません。
システム上仕方がないのだと思いますが、この辺りにも対応してくれたらとても嬉しいところです。


○ そもそも用語が独特 (不備もある)

Doricoが使う音楽用語はたまに独特です。
そのためその用語を覚えないとコマンドが見つからないことも考えられます。
例えば 「チョーキング」 という単語はDoricoでは使われず、代わりに 「ギターベンド」 が使われます。
(ちなみに私の企画リストには、「Dorico特有の用語まとめ」 というのもあります。)

また、用語が統一されていなかったり、統一されすぎていたりする場合もあります。
例えばジャンプバーで 「コード記号…」 と入力すると、名前は同じで内容が違う機能が2つ出てきてしまいます。

わかりません


【 まとめ 】

Doricoの欠点をカバーする内容を紹介することが多かった私ですが、今回はDoricoのいいところに関する記事を書いてみました。
Doricoの良さを最大限引き出すために、ジャンプバーは不可欠です。
困ったときは [ J ]」 と覚えておきましょう。「困ったときは [ J ]」 です。

それでは、またお会いしましょう!
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