[映画]ジュディ 虹の彼方に
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いやもう最高でしたね。
泣きましたわ。
「オズの魔法使」ドロシー役で、17歳にして世界的スターになったジュディ・ガーランドの晩年を描いた映画です。
これがまた当時のハリウッドがめちゃくちゃで。
太らせないために食べさせない。
働かせるために眠らせない。
どうしたか?
なんとドラッグを与えて。
逃げないように精神的圧迫も受けてきたジュディは、気づけばボロボロ。
仕事にも遅刻や無断欠席が日常茶飯事になり、ついには仕事も減っていき。
40を超え、2人の子を連れてシングルマザーになっていたジュディは、地方のドサ回りのような仕事でギリギリの生活を。
再び輝きを取り戻すため、ロンドンに渡る…。
と、そのロンドンでの日々を描いた映画なのですが。
物心ついた頃からカメラの前で、ステージの上で生きてきたジュディ。
どれだけこっぴどい目にあっても、エンターテイメントの世界で生きるしかなくて。
他で生きる術を知らないんです。
なのに、舞台をドタキャンしてしまったり。
怖いんですね。
失敗することが。
わずかに残されたファンをも失って、この世界で生きられなくなってしまうことが。
しかし、ひとたびステージに立てば
万人を惹きつけるパフォーマンスを見せてくれるジュディ。
そんなジュディを演じるのはレニー・ゼルヴィガー。
彼女が本当に素晴らしかった!
自らも若くして「ブリジット・ジョーンズの日記」や「シカゴ」てスターになりつつも、しばらく当たり役に恵まれず、プライベートでもゴタゴタが…
という、どこかジュディとリンクするような人生を送っていて。
ジュディの人生に自身の人生を投影したかのような鬼気迫る演技。
そして歌声。
圧巻でした。
素晴らしかった。
ラスト、マスクがびしょびしょになるくらい泣きてしまった。
この作品で、レニー・ゼルヴィガーはアカデミー主演女優賞を獲得しました。
おめでとうございます!