ホテル宿泊療養記(ごはん写真付き)
私、コロナ陽性になりまして。
その経緯は一つ前の記事に書きましたが。
こちらに書いたように、家族にコロナをうつすことが何より怖かった僕は、東京都の宿泊療養のシステムを使わせていただくことに。
今後も利用する人がいるかもしれないので、何かの参考になればと思いつつ書き記しておきます。
※ここに書いてあることは、あくまで僕の泊まったホテルの話と個人の感想ですのでご了承ください。
宿泊初日。
朝、ドライバーさんの携帯から着信。
もう少しでつくから準備して家の前にいてくれと。
ほぼ時間通りにワゴン車が到着。
もう一人、同じ世代くらいの男性と相乗りでした。
※運転席と後部座席はビニールのシートでびっちり仕切りが。
ほどなくして、某所のアパホテルに到着。
エントランスに自分の名前が書かれた書類封筒があってそれを取り、奥側にある事務室からアナウンスで説明があった後、そのまますぐに部屋へ。(僕は14階)
エレベーターはカードキーをタッチしないと、自分の部屋のある階には止まらない仕組みなので、もちろんですがホテル内はうろうろできません。
※その時点で11時前。朝食の時間は終わり、昼食は11時45分からですと。
朝ごはん食べてなかった!失敗!
そして入室。
正直な感想を言いますと
狭っ!
こちらでございます。
小さな冷蔵庫と、湯沸かしポット。
壁かけテレビ。50インチくらいの結構大きめ。
ユニットバスもちょっと狭め。
お湯を溜めてつかれないこともないけど、僕は大きいのでちょっとしんどいかなと。
とはいえ、清潔感はすごくあって。
午前中は窓から朝陽がパーッと入って、鬱屈感はなく。
ありがたいことに3食ついて、無料で使用させてもらえるのです。
当たり前ですが、文句などございません。
コロナを家族にうつすリスクがなくなっただけでも、めちゃくちゃ気が楽ですしね。
※ただ、知り合いがコロナに感染した時、2日後に家族も発症したらしくて。
うつっているとしたら、この時点でもうそうなっていた可能性もあったのですが、どうやらうちは大丈夫のようでひと安心でした。
そんなこんなで宿泊療養開始。
ごはん(お弁当)は朝・昼・夜の決められた時間(尺は1時間半ほど)に、1階エントランスに各自取りに行くシステム。
(※自分の事は自分でできる軽症者・無症状者しかホテルに宿泊できないそうです)
お弁当は老若男女問わず基本一種類のみ。
(アレルギーのある人は申告すれば他のメニューを用意してくれます)
複数あると早いもの勝ちになってしまいますし。
選択に迷うと取る時に混雑しますから。
それを避けるためではないかと。
療養中に出た弁当がらや生活ごみは、お弁当を取りに行くタイミングで、同じくエントランスに設置されたゴミ箱に捨てられます。
エントランスにはアメニティ類などもあって、ごはんの時に必要な分だけ自由に取れます。
・歯ブラシ・紙コップ・綿棒・ヘアゴム・割りばし・ゴミ袋・小袋の洗濯用洗剤
・ペットボトルのお水と緑茶
・ティーバッグの紅茶・粉末インスタントコーヒー・ポーションミルク・スティックシュガー
・小袋タイプのインスタント味噌汁・粉末タイプのわかめスープ
などなど。
あとお弁当だけでは足りないワンパクボーイ&ガールのために、一人一日一個まで、カップ焼きそばも取れました。
部屋に電子レンジはないですが、そのエントランスに何台かと
各階のエレベーターホールに1台ずつありました。ありがたや。
バスタオルやフェイスタオル、部屋着や下着は持参。
シーツ・枕カバーなどは、退所まで基本交換はなし。
僕は乾燥で喉をやられてしまうので、加湿器をお願いしたら借してくれました。(空きがないときもあるそうです)
爪切りや掃除用のコロコロも希望すれば貸してくれます。
洗濯機は部屋にも供用のもありません。
お風呂場で自分で手洗いして部屋干し。
前述しましたが洗剤はもらえました。
柔軟剤はないので、部屋干しするとカッパカパになります。笑
テレビは地上波の他に、アパホテルのルームシアターが観れました。
これがなかなかに激アツのラインナップで。
映画やバラエティから、お笑いのDVDまで。
お笑いは東京03、バカリズム、ナイツ、ロッチから、ハリウッドザコシショウのものまね100連発まで。
さらには「M-1グランプリ2020」も。
洋画も最高。
ブルース・リーが4本に、ジャッキー・チェンの酔拳と蛇拳。
「ワイルド・スピード ICE BREAK」
邦画には「必殺仕事人」シリーズが。
バラエティは「相席食堂」と「ナイトスクープ」がズラッと。
あれ?僕、リクエスト出しましたっけ?
くらいの的の射抜かれっぷり。笑
(紹介したのは一部)
さらには、Wi-Fiも快適。
スマホやパソコン(もちろん持参)での動画視聴もストレスなし。
正直、ごはん時はタイミングによってエレベーターやエントランスが混むこともあります。
でも他の人に会って「気まずい」と思うのは初日だけでした。
みんな同じ境遇ですから、お互い様です。
基本、発症日を0日目とし、症状がおさまれば最短で10日目に退所できます。
(僕が入所したのは3日目の朝)
個部屋でプライバシーは守られますし、ごはんも出ますし、家族にうつす心配もなく、退所日までゆっくり快適に過ごせるなと思いましたが
やはり閉塞感は否めず。
(贅沢言うてますが)
当たり前ですが、ちょっと散歩に…なんて行けないので。
部屋を出られるのは、ごはんの時の1日3回のみ。
窓は開かなくて、ドアも開け放てないので、さすがに何日もいるとホコリっぽさが気にはなってきました。
あと、退所後の体力の衰えが怖くて。
筋トレなんて普段は絶対にしない僕ですが、部屋のドアからベッドまでのスペースがタタミ一畳分くらいあったので、そこで少し運動することに。
とりあえず足腰を鍛えておこうと初日の夜にスクワット30回を5セットだけしてみたところ。
翌日、太ももがバキバキの筋肉痛に…。
そこから3日間、トイレに立つのもヒーヒー言って、スクワットどころじゃありませんでした。
運動不足のあなたも!急な筋トレは要注意やで!
あとこれは書いとかねばなりません。
たまにツイッターなどで
「宿泊療養先のごはんが酷い」
というのが話題にあがりますけど
僕がお世話になったアパホテルに関して言えば、全くそんなことはありませんでした。
一部を紹介しますと。
「ごはん+おかず」のオーソドックスパターンだと飽きるだろうとの配慮からか、朝食は違うパターンも。
以下朝食↓
などなど。
一日に一本、野菜ジュースかオレンジジュース(日によってどちらか)がもらえました。
生野菜は不足しますが、そこは衛生面もあるし仕方ないですね。
ツイッターを騒がしているような貧相な食事のホテルもあるのかもですが、僕の宿泊先では、全くそんなことはなかったです。
そんなこんなで、僕は7泊8日お世話になりました。
最終日の午前中の、決められた時間に退所。
帰りは電車やバス、タクシーなどを使い自費で。
その分の交通費は持って来ておくよう、前もって伝えてくれてました。
狭いだ何だとかも言いましたが、それ以上に家族とうつさないよう離れて療養させてもらえるシステムを用意してくれた行政と、受け入れてくれたアパホテルさんに心から感謝しております。
限られた条件の中で、できる限り快適に過ごせるような配慮をしていただき、本当にありがとうございました。
さて。
10日間しっかり休んだので本当にヤバいです。笑
よかったら前記事に引き続き、僕からのお礼の気持ちと、あと療養中にヒゲを伸ばしっぱにしたら「キアヌ・リーブス」になるかと思ったら、ただの長期入院患者になった僕のヒゲ面写真だけでも100円で買ってやってくださいm(__)m
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?