[映画]レ・ミゼラブル
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『レ・ミゼラブル』
あのビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の実写化ではなく。
その舞台となったパリ郊外の町モンフェルメイユが、現在抱えている闇があり。
その地出身の監督ラジ・リが、実体験を基に作った映画です。
なんとまあ悲惨な状況。
いろんな国からの移民や低所得たちが集まり治安は最悪。
民族や宗教などで派閥に分かれた人たちの間に、絶えず火種がくすぶっていて、いつも爆発寸前。
そのリアルで嫌な緊張感がずっと続き。
ついにはあるトラブルがきっかけで、街中を巻き込んでのとんでもない事件に。
負のスパイラルですよね。
この街で生きて行くためには、自分も治安の悪さに染まるしかなく。
こんな環境は、何より子供たちにとって最悪。
真っ当な教育など受けられるはずもなく。
現状を恨んだとてどうにもならず、結局は子供たちも染まっていきながら育つしかないのです。
映画としてすごく見応えがありましたし
地元の混沌を伝えようとする監督の思惑は、痛いほど伝わりましたが
なんともやりきれない気持ちになる映画でした。
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