漫才での話し言葉
「藤井ペイジの思い出100円」
第14話
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漫才をやるにあたり「話し言葉」はとても重要だ。
フレーズとテンポが命の漫才なので、使う方言(または標準語)によって、かなり言い回しや語尾が変わり、それによってお客さんに与える印象も大きく変わってくるのだ。
僕は大阪生まれの大阪育ち。
もちろん関西弁でしゃべる。
東京に住んでもう20年以上になるが、まだ関西弁は抜けないし、特に抜く気もない。
しかし、大阪時代に話していた関西弁よりも、かなりマイルドにはしている。
見知らぬ若手が関西弁でガツガツしゃべると、関東のお客さんには怖く見えることもあるからだ。
それは僕だけではない。
他の地域の人からすれば、そんなに大差なく見えるかもしれない。
しかし東京在住で関西弁を話す芸人はたくさんいるが、コテコテのまましゃべっている人は、実はそこまで多くない。
しかしゴリゴリの強めの関西弁を、いっさい曲げることなくM―1を制覇したコンビがいる。
僕の同期でもある
ブラックマヨネーズ。
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