貴方がリーダーならどうしますか？シリーズvol 119 キャンペーンの企画は悪くないけど、なぜかスタッフの盛り上がりに欠けている‥とお悩みのリーダー必読！

　キャンペーンの企画自体は、他店での成功事例もあり、お客様のリサーチの結果も良く、『とにかくやれば成功する企画よ！』と説明しても、なぜかスタッフの盛り上がりに欠けることってありますよね。キャンペーンが始まっても、盛り上がらないので、朝礼終礼で発破をかけても同じ状態‥。いい企画なのに見込んでいた結果にならないのは、残念ですよね。

　『企画が良いのに盛り上がらない理由』は、いくつかあると思いますが、先ず考えられる原因として、ミーティングが盛り上がっているのかどうか？が大事だと思います。

　いくらいい企画だとスタッフに投げかけても、『ミーティングの成功無くして、キャンペーンの成功は無し』だと思います。

　ですので、キャンペーンを成功させるためには、どうすればミーティングを成功させることができるのか？に全エネルギーを投入する必要があると思います。

　企画のリーダーが、一つのミーティングに対する思慮が浅いと、どんなにいい企画でもうまくいかないことがありますし、逆に、企画のリーダーが一つのミーティングに対する思慮と思い入れが深いと、多少企画そのものは弱くても、ミーティングさえ成功させることができれば、そこそこの結果がでることがあります。

　では、どのようにすれば、ミーティングを盛り上げることができるのでしょうか？一つのやり方をご紹介しますね。

　以前、『逆報連相』のお話をさせて頂いたと思います。一般的に、報告、連絡、相談は、部下から上司にするイメージが強いですよね。私のおすすめは、

　上司から部下への報連相の量　＞　部下から上司への報連相の量

　上司から部下への報連相の量を多めにします。つまり、『逆報連相』をしっかりすることによって、部下との関係性を良好にしておくと、ミーティングが盛り上がりやすくなります。

　そうなんです。企画を担当しているリーダーが部下との関係性が良好でないと、いくらいい企画でも、盛り上がらないことがあるからです。

　ミーティングを成功させるための秘訣として、逆報連相の『相談』をします。ミーティングの日までに、スタッフに一人づつ相談を持ち掛けます。

　「○○さん、少し時間イイかな？一つお願いがあるんだけど‥今度、○○キャンペーンのミーティングがあるので、一緒に盛り上げて欲しいんだけど‥」

　個人的に相談されることは、スタッフは通常、悪い気はしないと思います。

　「こんなこと、○○さんにしかお願いできないんで‥協力してくれる？」

と、全員のスタッフに相談を持ち掛けます。（笑）

　つまり、ミーティングの根回しをしておきます。それでも非協力的であれば、企画リーダーが部下からの信頼を失っている可能性があると思います。

　ミーティングの根回しは、姑息な手段に感じられるかも知れませんが、部下との信頼関係が、『協力関係』を作っていくのだと思います。

　ご参考まで‥。