貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 172 数字に対する意識が低い幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)第1弾

 毎月、目標を達成できていない状態が続きますと、それが常態化されてしまい、目標を達成できていないことが当たり前になってしまう‥。こうなりますと、頑張ろうとする気力すら無くなってしまい、危機的状態に陥ってしまいますよね。

 『経営的には少しでも売上を上げて欲しい‥』切実な思いとは裏腹に、数字に対する意識の低い店長にどう対応していいのか?悩んだ経験ってございますか?

 店長会議で数字の報告会を行っても、『頑張ってはいるのですが‥』と毎月のように同じセリフ‥若い頃の私は『言い訳はいいから、結果を出せ!』と厳しく接したこともありました。『結果を出せ!』で、結果が変わるのなら毎日でも言うのですが‥笑 そんなに簡単なことではないですよね。

 私が思うに、数字の意識が低い店長に対して、数字を意識させようとするから、逆に結果が出ないのではないかと思います。

 と言うのも、結果を変えようと思えば、原因作りを変えないといけませんよね。つまり原因作りにフォーカスしないといけませんよね。

 ですので、店長会議で、『数字の報告会を、原因作りの報告会に‥』変えれば、原因作りにフォーカスした有意義な会議になりますよね。

 原因作りの報告会は、言い方を変えれば、『勝算作り』ですね。勝算をどこまで煮詰めることができているのか?を確認し合う場になりますので、少なくとも、ノープランの店長はいなくなりますよね。

 勝算づくりの度合いから、数字がどれくらい見込めるのか?の判断ができますし、勝算が甘ければ、始める前から修正ができるようになりますよね。

 また、勝算度合いが高ければ高いほど、店長はもちろんのこと、スタッフのモチベーションも上がりますよね。そうなんです。『頑張れば結果が期待出そう!』と思える施策であればあるほど、自然にやる気になりますよね。

 自分たちの頑張りと結果が、連動していけば、必然的に数字に対する意識が上がります。

 つまり、数字を意識させるより、勝算づくりを意識させた方が、結果的に数字を意識するようになると思います。

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