貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 213 店長候補は、売上げの多い人?技術のうまい人?店長の人選を間違えると…!? 第1弾
お店のトップ(店長)によって、サロンが大きく成長したり、しなかったり…サロンの技術や接客のクオリティーが高かったり、低かったり…人間関係が良好だったり、ギクシャクしたり…しますよね?
複数店舗を経営されている方なら、お店のトップ(店長)によってサロンが大きく影響されることを間近に感じられていることと思います。
店長就任当初は、受け持ったスタッフのレベルによって結果が左右されていたかも知れませんが、月日が経つにつれ、徐々に店長の管理職としてのレベルによって、結果が左右されていきますよね?
ですので、店長の人選は、会社やサロンにとって、とても重要だということは言うまでもありませんよね。
ところが、美容業界の場合は、店長の人選を間違えてしまい、後になってご苦労されている経営者が多いように思います。
よくあるケースでは、
『キャリアの長い人の順』に店長に抜擢されているサロンをよくお見受けします。もちろん管理職として優秀であれば問題ないのですが…
抜擢した理由が…
『他のスタッフを選出すれば、キャリアの長いスタッフは、やる気を失い、最悪辞めてしまうかも知れない…』
『他のスタッフを選出した場合、新店長がキャリアの長い目上のスタッフを操縦することが難しそう…』
という観念にとらわれてしまい、本意ではなく、やむ負えずそうされていることが多いように思います。
次に多いのが、『売上の高い人』『技術のうまい人』を店長に抜擢しているケースです。
この人選は、一見間違っていないように思いますが、一美容師としての能力と、管理職としての能力は、別物だと思います。美容師力と管理能力の両方備わっているのがベストだろうとは思いますが…。
特に管理職としての能力の中で、一番大切なのは、『部下からの人望』だと思います。部下からの人望さえあれば、他の管理能力は、後からでも教育できると思います。
ですので、店長人選の優先順位さえ間違えないようにすれば、少なくとも悪い方向にはいかないと思います。むしろ良い方向に向かうと思います。
店長人選の優先順位のおすすめは?
1.部下からの人望(7つの資質)
2.部下の面倒見のいい人(部下のために自分の時間を投資できる人)
3.美容師としての力量(売上、技術力)
です。『美容師としての力量(売上、技術力)』よりも、『部下からの人望力』を優先した方が、結果を出せるチームを作り出せると思います。
また2.部下の面倒見のいい人を優先順位の2番に挙げているのは、そもそも店長の仕事を一言でいうならば、
『部下を育ててサロンを伸ばすこと』だと思います。
部下を育てることが店長の一番の仕事ですので、部下のために自分の時間を割いて、部下の成長のために動ける人でなければ店長は務まらないですよね。
部下からの人望を優先順位の1番に挙げておりますが、部下からの人望を集めることのできるリーダーとしての資質を、より具体的にしたものをご紹介いたしますね。ご参考まで…
スピード感
協調性(ホウレンソウ)
責任感
因我精神
改革精神
上昇志向
利他精神
です。
一つ一つの詳細は、第2弾でご紹介させていただきますね。