貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 228 そもそも美容室の年間計画って、何のために立ててるの…?!第2弾 効果的な方針の立て方

 スタッフ数がある程度増えてきますと、年間計画を立て出すサロンが増えて参りますよね。
 一般的な年間計画では、一年間を通して、月別に催すイベントや企画等を決めていくサロンが多いように思います。
 決してそのやり方が悪いわけではありませんが、第1弾でご説明した通り、毎年のように、同じイベントや企画を繰り返していますと、マンネリ化してしまうことがありますよね。
 その打開策として、メニューや店販商品を書き並べて、あまり動いていない、なおかつ『売り手側の新鮮さを欠いたメニューや店販商品をピックアップ』して、新メニューや新商品の導入プランを年間計画に入れ込むと、少なくともマンネリ化は防げる…というお話を第1弾でさせて頂きました。
 第2弾では、もう一歩進んで、効果的な年間計画の立て方をご紹介いたします。
 そもそも年間計画って、何のために立てているのか?が曖昧だと、効果的な年間計画は立てられないかも知れませんね。
 ご参考になるかどうか?は分かりませんが、私どもの会社の年間計画ご紹介したいと思います。

 年間計画は下記の3つから成り立っています。
1.一年間の方針
2.1年以内に達成したいプロジェクト
3.ワクワクする目標設定(会社、個人)

 先ずは、1.一年間の方針ですが、『方針とは?一年間を通して全スタッフが何に集中して取り組んでいくのか?を明確にすること』です。
 全スタッフが、合言葉のように一年間取り組んでいく指標のことです。
 ところが、年初に方針を掲げても、だんだん薄れてきて、半期が終わったころ「今年の方針って何だったか覚えてる?」とスタッフに質問しても、「え~っと、あれ?何だったっけ?」みたいな状況になっていませんでしょうか?(笑)うちの会社では、気を抜くとよくあります。(笑)
 特に毎月キャンペーンを行っているサロンとかは、キャンペーン疲れから、方針がボヤけてくることがありますよね。
 また、一年の半ば途中で、様々な出会いや情報を通じて新しいやり方を入手して、いきなり新しいことを始めると、年間方針がどこかへぶっ飛んでしまいますよね。方針転換は、よっぽどのことがない限りは、控えた方がよろしいかと思いますが、いかがでしょう?
 一年間の方針は、全スタッフの力を結集して一年間通して取り組み、結果を変えていくもので無ければ、意味がないように思います。
 例えば、今年一年間は、『接客やサービスに力を入れ、全体のリピート率を〇%伸ばそう!』という方針を掲げたとします。
 であれば、取り組み内容とすれば、お客様との接客の場面ごとに見直していきます。一つ一つの接客場面ごとに、改善あるいは改革をしていきます。
 お客様のお見送り一つとっても、『どういう表情で』、『どういう言葉をかけ』、『どういうお見送り方』をすれば、お客様の心を打つのか?喜ばれるのか?を話し合い、実行していく。
 また、お客様の声を反映させたいのなら、お客様アンケートを定期的に実施して、接客やサービスのお客様からの評価を目標に取り組むこともできますよね。方針が接客サービスなので、アンケートの回数も年間1~2回ではなく、一年間は毎月してお客様の評価を確認しながら進めることもできますよね。
 一年間、方針通りに実行されれば、一年後には接客やサービスレベルがアップされ、結果的にリピート率が上げるだけでなく、口コミや紹介に繋がるとベストですよね。
 お試しいただければと思います。
 第3弾では、この続きをお伝えしたいと思います。


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