貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 134 スタッフ同士で言い争いになり、社内の空気が重くなった経験ってございますか?

 美容師という仕事は、指先を使った細かい作業と、お客様に目配り、気配り、心配りを要するサービス業でもありますよね。他の職業よりも神経を使うことが多い職種かも知れませんね。そのためか、ストレスも溜まりやすく、ついつい言い争うこともありますよね。  

  悪気はないにせよ、言い争った後は、気まずい空気になることがあります。時にはそれが尾を引き人間関係が悪化することもありますよね。

 人間関係に亀裂が入った両者を呼び出しても、どう伝えていいのか?悩みますよね。伝え方を一歩間違えると、その場でまた口論となり、余計に悪化してしまうことすらありますよね。  

 悪化の状態や様々な因果関係等がありますので、ご参考になるかどうかは分かりませんが、私なりの対処法をお伝えしますね。   

 『言い争った後の対処法』を社員教育等や普段からしっかり伝えておくといいと思います。 どう伝えているのか?といいますと‥ 言い争いや口論が起こり、何となく気まずい感じになった時に、『自分の方が正しい‥と思った方から謝る』ことを伝えています。

 『えっ?何で?正しい方が謝るの?』と不思議に思われるかも知れませんが、とても有効な手段だと思います。  

 『謝る』といっても、口論になっている『論点』で謝る必要はありません。謝るポイントは、口論になっている論点ではなくて、『相手の気持ちを分かろうとしなかったこと』を謝ります。 

  「ごめんね、あなたの気持ちを分かろうとしなくて‥自分のことばかり考えてた‥ごめんね!」と謝ると、口論した相手との関係が修復しやすくなります。  

 なぜ正しいと思った方から謝った方がいいのか?といいますと、

自分が正しい』=『相手が間違っている』と思っているので、論点に目が行きやすいからです。論点に目が行けばいくほど、自分から折れることをしないからです。  

 亀裂が入っている両者を呼び出すのではなく、一人一人別々に対応した方がいいと思います。 

 先ずはヒヤリングをしっかりしてあげて、気持ちを分かってあげることが大事だと思います。 いきなり説教をするのはよくないですね。しっかり気持ちを分かってあげたうえで、相手との関係を修復したいかどうか?を確認します。  

 『修復したい‥』となれば、先ほどの人間関係の修復方法を伝えます。  微妙な反応であれば、『修復したい‥』という気持ちになるまで、粘り強くヒヤリングをしてあげるといいと思います。

  如何でしょうか?   

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