貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 146 報連相の不徹底による信頼関係の悪化 の対処法第1弾(大型店のお悩みシリーズ)
スタッフ数が増え、店舗数が増えるにつれ、経営陣と部下との接触機会もだんだん少なくなってきますよね。それに伴って、どうしても、『会社と社員との距離感』も遠く感じられるようになりますよね。
この会社と社員との距離感が遠ければ遠いほど、淡白で希薄な人間関係や愛社精神の薄い社員が育ってくるのだろうと感じます。
社員数が少ない時には、退社の申し出も、神妙な面持ちで、申し訳ない感も感じられていたのですが、社員数や店舗数が増えれば増えるほど、退社の申し出があまりにも淡白で、「来月辞めま~す。」と、簡単に辞めるスタッフも出てきますよね。(笑)
社員と会社との距離感は、大型店舗の悩みの1つでもありますよね。しかし、いくら会社が大きくなっても、愛社精神を持った社員が多く、会社と社員の距離感も感じさせない優秀な会社もありますよね。その違いは何なのでしょうか?
いくつかその対策があると思いますが、その中の1つに、会社と社員の距離感を少しでも感じさせないような工夫や仕組みがあります。
それは、『報告』『連絡』『相談』いわゆる『報連相』の仕組みです。会社と社員の距離感は、『報連相』の頻度が大きく影響していることを優秀な大型店の経営者は知っています。
『報連相』と聞くと、一般的には、『部下から上司へ行うもの‥というイメージ』がある方が多いと思いますが、この部下から上司型の『報連相』ですと、会社と社員の距離感は縮まりません。
上司から部下へ‥行う『逆報連相』の頻度が、会社と社員の距離を縮める有効な手段になります。
ところが、一般的には、報連相の3つの中でも、部下からの『報告業務』に力を入れている会社が多いように思います。
この報連相の3つの業務は、どれも大切な業務ですが、大型店の経営にとって、一番大切な業務だと思うのは、上司から部下への『連絡業務』だと思います。
会社がどうゆう方向に進んでいるのか?それぞれの会議では、何が話し合われ、何が、どうゆう理由で、どう決まったのか?、どこの店舗の誰が、どう活躍していて、どう伸びているのか?、さまざまなイベントのお知らせや、待遇面の改善報告‥などなど、連絡する内容は山ほどあります。
スタッフにとって一番の不満は、『知らされていないこと』だと思います。
会社の動きは、どんなに小さなことでも、逐次連絡を徹底されると、社員は会社を身近に感じられ、愛社精神を持つ社員も増えてくると思います。
逆報連相の連絡業務が会社を活性化させ、『信頼関係の基礎や土台』が作られるのだと思います。
お試しください。