貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 128 「あっ!すいません、前に進んていません!」と‥なかなかプロジェクトが前に進まない‥とお悩みのリーダー必読!
短期間で、1回~2回の会議で決まることであれば、比較的前に進める事ができても、3カ月、半年、一年‥と長期間かけてのプロジェクトの場合、遅れ遅れになってしまい、期限が近づくにつれて、クオリティーの低い『妥協案』で進んでしまったことってございませんか?
もっとひどい場合には、期限に間に合わないことが分かれば、プロジェクト自体が途中で消滅してしまう‥みたいなことが起きてしまいますよね。
プロジェクトが長期になればなるほど、リーダーの『遂行能力』が問われますよね。『遂行能力』とは、最初に決めた計画通りに成し遂げる力のことを言います。
役割や担当をチーム分けし、遅れているチームに対して、途中で発破をかけることも、リーダーの遂行能力の一つだと思いますが‥、できれば、発破をかけなくても、各チームが自発的に動いて欲しいですよね。
そうなるためのコツをご紹介させて頂きますね。それは、
『プロジェクトの段取り表(工程表)を作成』し、
『プロジェクトチーム全員に配布し、日程を共有する』ことです。
プロジェクトが遅れ遅れになる最大の原因は、計画の初期段階で、段取り表(工程表)を作成していないことが原因だと思います。
段取り表(工程表)を作成していない場合は、ただ単に、決めなければないことから順番に話し合うスタイルになりますので、進むスピードが速いのか?遅いのか?が分からず、期日を意識した動きができませんよね。
段取り表(工程表)とは、開始日から最終期日までを、いくつかの工程(役割)に分けて期日を設けることです。
工程ごとにチーム分けし責任者を選出します。その責任者を中心に、工程表の『開始日』、『期限日』、『報告日』を注視しながら進めていきます。
プロジェクトの段取り表(工程表)をチームの責任者だけに配布するのではなく『プロジェクトチーム全員に配布し、日程を共有する』ことが、とても大切だと思います。
段取り表(工程表)とは、プロジェクトの全体の動き(全体の期日)が一目で分かりますので、自分の役割のチームが遅れると、次のチームに迷惑をかけることも一目で分かりますよね。
そうなんです。プロジェクトの全体像が分かっていれば、『次のチームに迷惑をかけられない‥』という心理が、『期日を守らなきゃー‼』という責任感を生むのだと思います。
『木』を見て『森』を見ずという言葉を聞いたことがあると思いますが、プロジェクトチーム全員に、最初から『森』を見てもらうことによって、前に進むプロジェクトチームが出来上がるのだと思います。
如何でしょうか?