貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 91 『目の上のたん瘤』的なスタッフって、どう対応したらいいのか?悩んだことはありませんか?

 『目の上のたん瘤』的なスタッフという言い方自体が、スタッフに対して失礼な言い方だと思いますが‥。どういうスタッフか?と言いますと、売上は、それなりに上げていて、売上には貢献してくれているんだけど、ミーティング等で、何をやろうとしても否定的だったり、トップに対して意見したり、若干、和を乱すような言動が目に付くスタッフのことです。辞められると困るので、言いたいけど言えずにいるスタッフって、スタッフ数が増えるにつれ、出てきますよね。言い難いからと言って、このまま放置していたら、ますます悪化することもありますよね。

 社員は、大きく4つに分けられますね。

⑴能力があり、会社やリーダーに協力的

⑵能力がなく、会社やリーダーに協力的

⑶能力があり、会社やリーダーに非協力的

⑷能力がなく、会社やリーダーに非協力的

 この4つの中で、能力問わず、会社やオーナーに協力的な社員⑴と⑵は、有り難い社員ですよね。非協力的な社員は、能力問わず、問題社員ですよね。一見、一番の問題社員は、⑷『能力がなく、会社やリーダーに非協力的な社員』と考えがちですよね。ところが、実際に会社にとって一番困る社員になるのは、⑶『能力があり、会社やリーダーに非協力的な社員』だと思いますね。

 なぜかと言いますと、⑷『能力がなく、会社やリーダーに非協力的な社員』は、能力がないので、チームへの影響力も少ないことが多いと思います。一方、⑶『能力があり、会社やリーダーに非協力的な社員』は、能力が高いだけに、チームへの影響力も大きく、チーム全体の士気にかかわることもありますよね。

 つまり、⑶は、『目の上のたん瘤』的なスタッフになっていく可能性が高いという事になります。

では、どうすればいいのでしょう?

 『目の上のたん瘤』的なスタッフには、腫物に触るかのような対応をしている場合が多いと思います。関わることが、だんだんおっくうになり、知らず知らずのうちに、避けてしまう対応をしてしまいがちです。一概には言えませんが、この知らず知らず避けてしまう対応が、目の上のたん瘤のコブをを大きくしている原因になっていることが多いと思います。

 つまり、リーダーとそのスタッフとの距離を大きくしてしまったいることが、悪化の原因になっていることが多いと思います。

 ですので、根本的な解決策は、リーダーとその『目の上のたん瘤』的なスタッフとの関係性を良くすることしか、対応策は無いと思います。

 まだ、関係性が悪化していないようでしたら、リーダーの方からそのスタッフと、接する機会を増やし、ミーティング前には、事前に相談して、とにかく、誰よりも声掛けをしていくと、いい方向に向うと思います。

 既に、関係性が悪化して、日頃も話をすることがほとんどない状態であれば、一度、腹を割って話し合う機会を設けることをオススメします。ポイントは、①正直な気持ちを伝え、②声をかけず放置していたことを謝り、③これから頻繁に話し合いながら進めていく提案をします。

 腫物を触るような対応はやめて、正面から向き合うようにして、放置していたことは素直に謝る。心を開くという対応が、ベストだと思います。ただし、1回や2回、面談したぐらいで、良好な関係になるとは思わない方がいいです。放置していた期間が長ければ長いほど、関係の修復には時間がかかると思って対応されるといいと思います。

 忍耐強く接すれば、少しづつ、わだかまりが取れて、少なくとも、チームの足を引っ張る言動は、少なくなると思います。

 お試しください。

 

 

いいなと思ったら応援しよう!